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昨日、かき氷を食べた
カフェにあるようなお洒落なかき氷じゃなくて
お祭りの出店とかにある
THEかき氷、なかき氷。


1つ300円。
あんまりかき氷が好きじゃないわたしは たかが氷に300円なんて、、、もったいない!!!ってずっと思ってて、かき氷は買わない派だ。


なのに、昨日はかき氷が食べたかった。
海というロケーション、
ジリジリと焼ける肌、
帰省中というちょっとした非日常感
そんな掛け合わせて
「あ、今日は、かき氷食べたい。自分も食べたいし、子どもたちにもかき氷を食べる、という経験をさせてあげたい」という声がポッと浮かぶ。


心の声をちゃんとすくって夫に伝える


「言えた。わたし、自分の声をちゃんとすくいとって言うことができた」まずそれが嬉しかった。


でもね、いざお店の前に来るとね、
「あの大きさで300円か。コンビニとかでアイス買った方がよくない?」と言われてちょっと悲しさを覚えた。
やっぱりお金もったいないないよね、って言われてる気がして、
稼いでもないのにこんなところでお金を使うなんて贅沢だよねって
わたしの気持ちより、やっぱりお金だよね、、、。



そう言われてる気がして悲しかった。
(夫は、ひとこともそんなこと言ってません。はい、これが「まぼろし」というものですね。)




そしてね、そう言われたら
「確かにアイス買った方がコスパはいいよね、、、」と頭では声が聞こえるんだよね。
そしていつのまにか声に出してる、、、
でも、心は悲しんでいるのがわかったんだよね。


そんなことをしてたら(5秒くらい黙ってた)夫がね、
「〇〇(わたし)が食べたいんなら、食べたらいいやん」ってさらっと言ってくれたんだよね。


あ、わたしが、食べたいって気持ちを大切にしてくれるんだ。と嬉しくなった。

そうなんだ。夫は何ひとつ、わたしを否定しているわけじゃない。
自分の意見を言ってるだけ。
そして何より、わたしの願いを叶えてあげようと思っていた。


わたしが会話をしていたのは、夫じゃなく
自分の頭に現れたまぼろし。
まぼろしと会話して、勝手に落ち込んでた。


きっとさ、わたしはさ
夫に嫌われるんじゃないか、飽きられるんじゃないかって、それがずっと怖かった。
きっとわたしはずっと夫に認めてもらいたくて必死だった。
だから、自分の本当の気持ちを、伝えるのが怖かった。



だけどね、、思い返してみたら、
夫はいつもわたしの選択に何ひとつ文句言ってないんだよね。いつもオッケーを出してくれてた。



結局いつも自分の気持ちを否定しているのは自分だった。
自分の願いを叶えてくれる人がいるのに、
やっぱり辞めとこう、と止めているのは自分だった。


わかってきてたつもりだったけど
まだそんな自分がいた。
だけど、今回は無意識じゃなくて
自分の心の声を聞きながら、自分が何を感じているのを観察することができた。

こんな些細な日常の一コマでも、
意識するだけで、自分はこんな願いを持っている事に気づく。


結局、かき氷は息子にほとんど食べられて、わたしの口にはほとんど入らなかったんだけど笑
わたしは、それ以上に満たされた。




わたしはかき氷が食べたかったんじゃないのかもね。
わたしは、夫にわたしの価値を確認したかっただけなのかもね。



でも、これももういらない。



どんなときも、わたしはわたしの願いを叶えてあげる。