【2BP】自分と相手のハンドレンジの差分から考えるFLOP戦略
はじめに
シチュエーションごとに各ポジションのハンドレンジの差分についてまとまます。この差分を認識することで、フロップ以降の戦い方に応用(ベットサイズやベット頻度の検討)することを期待しています。
ハンドレンジはGTO Wizardの下記の条件のCashレンジを利用しています。
Stack:100
Type:General
Rake:NL50
Open:GTO
3Bet:GTO
シチュエーションごとのハンドレンジ差分
BB vs BTN
Preflop
BTN:2.5BB Raise
BB:Call
BB vs CO
Preflop
CO:2.3BB Raise
BB:Call
BB vs HJ
Preflop
HJ:2.0BB Raise
BB:Call
BB vs LJ
Preflop
LJ:2.0BB Raise
BB:Call
ポジション関係ごとの変化と考察
BB(Hero)vs 〇〇 視点
BB視点で各Varianに対して、多くコンボ数を持っているハンドレンジは以下の通り。(図は前述のものを並び替えたのみ)
Point
当然だが、BBはレンジがキャップされているため、ハイポケットやブロードウェイが少ない
BBのCallレンジはvsBTNよりもvsLJの方が広く(vsBTNの場合、一部が3Betになる)、BTNと比較してEPになるほどレンジが狭く、ハイカードによるため、スーテッドハンドを中心にBBの方が多く持つハンドレンジが広がる
vsBTNに対してはBBの方が多く持つハンドレンジはかなり少なく、一部のローカードのスーテッドコネクターやワンギャッパーのみとなる
BB vs 〇〇(Hero) 視点
Point
こちらも当然だが、BBのレンジがキャップされているため、プレミアハンドは〇〇(Hero)側のみ
LPになるほど、AXoや(ブロードウェイ+X)sのハンドがBBよりも多くなる(BBはこれらのハンドを3Betする頻度があるため)。ただ、低レート帯の場合、これらのハンドの3Bet頻度はかなり低いため、BTN側に多いレンジとも素直に考えられなくなる。
LJはもともとのレンジが狭いため、LJ側に多いハンドレンジはかなり濃度が濃いため、FLOP以降でブロードウェイカードが出た場合はレンジベットができると考えられる。
さいごに
なにか質問などあれば、Xにご連絡いただければと思います。
他に気がついた観点などあれば、ご指摘もらえると助かります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?