保護

ねえ、前髪で
隠さないで
爆死寸前まで3秒
目を合わせて。

もっと居たい
痛い
目見ないと
わからないバカ
な気がしちゃう系のバカだから。
こんな惨状もう何回目。
目を覚ましても覚ましても
同じ夢。
それでも、
毎回、新鮮に墜ちる夕暮れ射し込む赤い窓辺

わたしグチャグチャだ、
けど、
倒れちゃったケーキみたいに、
可愛かったかな?

わたしグチャグチャだ、
けど、
眠る君、蹴飛ばしたタオルケットみたいに、
優しかったかな?

きるみー もうなにも護らないで

切り刻んで、

グロく黒くなってしまうまで

そしたら、

それでも、

抱きしめて?
この永遠が終わるように
祈る背中を
こちらに見せずに。

この体、空いてしまった穴が、

君の眼光降り注ぐ白い部屋。




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