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やつしろ全国競技花火大会から別府の旅(熊本)

今回は熊本のやつしろ全国競技花火大会がメインでそこから大分までぷらぷら旅行。
4泊5日ずーっと晴れて気温も快適でお天気に恵まれた旅行でした。

10月ですがまだ花火大会はあるんです笑。
八代は5月にはもう近辺のホテルは満室、7月にチケット抽選申し込み開始、当日は朝早く家を出て12時に駐車場着、18時スタート。
八代はと言うか有名な花火大会のスケジュールは大抵こんな感じ。
余裕を持って前泊する事もある。

色んなハードルを乗り越えてやっと見れるので感慨深い。

花火の打ち上げ場所がある球磨川は山と海に挟まれているので風が通り抜けるし夜は気温が下がる。
でもそのお陰で花火の煙が流れるから次々上がってもちゃんと見える。

Danさんに寒いよと散々脅されてたので防寒防備で挑んだ上に、Danさんが寝袋を持参してくれたのでヌクヌクで見る事ができた。

八代は打ち上げ場所から観覧席までの距離が近い。
この距離は各自治体で決めるそうだ。
地図で見ると八代の距離は150M程。
他の所は300M程。

おまけにプレミアムAシートの最前列!
(Aシートの前に一列だけもっとお高いプレミアムシートがある笑)
大きな花火の時は寝転んで見ても全景が視界に収まらない。
まるで自分が花火の中にいる様な、花火の一部になった様な素敵な感覚だった。

近いから花火玉のボール紙や火薬の粉がバンバン降ってきた。
それもまた楽し。

やつしろ花火は失礼だけどレベルの差がまちまちだった。
町の花火大会の様な物から大曲で優勝した物まで。
色んなところが見れてそれはそれで楽しかった。

ただ、今回優勝した花火は私的には、ん?お遊び?って感じた物だった。
しかもその花火師は夏の大曲の特別プログラムの壮大なひまわりの花火を担当された所で…。
あの泣ける程素晴らしかった花火からの今回の花火だったので拍子抜けと言うか何と言うか。
そして審査基準がよく分からない。

それはともかく、競技花火の間にスペシャル花火があってその一つが私が大好きな紅谷青木さんの音楽花火。
距離は近いし音楽はadoだしど迫力。

紅谷さんの花火はデザインとスピード感が素晴らしい。
高さが上中下とあるそれぞれの花火が組み合わさって、夜空のキャンバスに次々と花火が描かれて行く。
専用のソフトでデザインしてるのだろうけど、隙や変な間がなくて7分間の花火を必死になって見てしまう。
デザイナーさんのセンスが他社とは違うんだろうなあ。

ただ、毎回激しい光を多様しててそれは要らないと思う。
せっかく花火の色が綺麗なのに過剰な演出で色を殺してしまってる。
と言いつつ今年はまだ見に行く予定があるのでとても楽しみ。

最近の花火大会はドローンショーもある。
滑らかな動きや瞬時に違う絵を描くのはドローンならでは。
あと、だんだんドローン達が何かの生き物の様に見えてきてその従順さと必死さが愛おしくなる。
でも今回のは500機で昨年の大阪は800機で、やっぱり大阪の方が気持ち悪い程綺麗だった。

翌朝出発。

阿蘇、中岳火口
草原がずっと続いてる景色がとても好き。
阿蘇山は時々噴火する。
火口は地球が生きてるのを感じる。立ち入り禁止の看板が生々しい。


黒川温泉 混浴日帰り
混浴は男性が数名入浴していた。
脱衣所が男女共用。
この辺りから、あー、九州だなあって感じ。
旅館の敷地内はどこもかしこもオサレだけどお湯は普通。


2日目離れの宿
温泉はトロッとしてるかな程度。
でもお湯にいつでも浸かれるし建物はゆったりしてるので良い感じ。


ラムネ温泉
露天は湯温が32度で炭酸の泡が残っていてお湯も透明で体に泡がたくさんつくのが見える。
炭酸飲料の中に入ったみたいでめちゃ楽しい。
内湯は色がついていて湯温も高いので気泡は溶けてる。

建物にこだわってるから泉質はどうなんだろうと思ったけど、予想に反してとても良かった。
お風呂にいたおばさまは隣接のホテルに3泊するそうだ。

ちなみにすぐ近くの温泉でも条件が違うので炭酸の泡はないらしい。

昭和の文豪が「まるでラムネの湯のようだね。」と表現されたのが温泉の名前の由来。
猫好きだった文豪にちなんで看板猫が数匹いる。


下ん湯 混浴日帰り
藁葺き屋根の風情のある温泉。
浴槽のすぐ横に脱衣かごが置いてある。
お湯は普通。
先客の男性が4人いらして皆さん関西出身、在住だった笑。
地元の方は朝と夕方に来られるらしい。
和気藹々としてた。
地元の方専用のお風呂は向かいにある。
共同湯って良い文化だなあ。


保養ランド 露天は混浴日帰り
初別府!
街に近づくと硫黄の匂いがした。

泥はネットや本でよく見るやつ!
温泉の底にとろっとした泥が溜まってて足を取られて滑りそうになる。
泥が1センチ溜まるのに10年かかるそうだ。
清掃はしてると思うけど葉っぱとか色んな物も沈澱してる。
その辺は気にしちゃいけない。

泥をすくって体にこすりつけるとボディペイントをしてるみたいで面白い。
少しして流すと赤や黒になっている所があった。
Danさんに背中に塗ってもらったら刺青みたいになったらしい。
むくみとか悪い所なのかな。

泥湯は成分が浸透しやすいので湯当たりをおこしやすい。
10〜15分が限度。
と知らずに私はもっと入ってた。

この地域の入浴料は5〜600円。
ここは1人1,500円。
かなりお高いけど希少価値とか清掃の手間とかを考えたら致し方ないかな。

建物は昭和感残るかなり古い物で泊まるのは怖いけど、それでも泊まって数回入りたい所。

HPより


海地獄、坊主地獄
別府には温泉を溜めてまるで地獄の様に見える観光地がたくさんある。
海地獄はお湯に含まれるシリカが結晶化し太陽の光に反射して青く見える。
吸い込まれそうな位綺麗だった。

坊主地獄は泥湯が湧き出てる。
トロトロの泥を触りたい衝動に駆られた。
高温なので無理だけど。
Danさんは吹き出る様子が気持ち良くて1日中見たいって言ってた。
確かに。

場所によって粘土が違う


別府温泉、地獄蒸し
地球上には10の泉質がありその内8つが別府にある。
別府は2つの火山があり爆発しない様にあちこちで温泉を使ってエネルギーを逃している。
街の下には海がありその近くは温泉に海水が混ざっているので湯温が低く、山の近くは高くて120度あるそうだ。

高温の地域は湯煙が出る。
民家でも温泉を引いているのであちこちの小さな煙突から湯煙が出てる。

湯煙の事を何も知らずに鉄輪(かんなわ)地区に宿を取ったのだけど、これが大正解。
お部屋からも外に出ても湯煙がモクモク出ているのが見えて情緒のある光景だった。
でももし火事が起こっても湯煙と見分けがつかないと思う…。

湯煙を使って卵や野菜を蒸すのを地獄蒸しと言う。
味の違いは分からない…。


野湯へびん湯 混浴日帰り
管理人さんがお掃除をされているそうでなかなか綺麗に保たれている。
先客のカップルとエロ話をして楽しかった。
旅先でずっと2人だと疲れる事もあるので、時々他の方と一緒に遊んだりご飯を食べたりできたらいいなあ。

別の湯船ではオヤジが自慰をしてた。
触ったり触られたりもあるそうでそう言う目的の人も集まるみたい。
山の中にあって閉鎖的な感じだからかな。

*へびん湯の200メートル手前で2010年に強盗殺人事件が起きてます。
関西から来た女性が夜1人で車で向かっている時に起きたみたいだけど、ここに着くまでは山道で日中でも人気がありません。
道中もそうだけど温泉も管理人は常駐してないので女性だけで行くのは危険でやめた方がいいです。
次の鍋山も隣の山の中なので危険度は同じです。


野湯鍋山の湯 混浴日帰り
車を停めて5分ほど山を登る。
濁り湯!
じゃんじゃん垂れ流れてる。
もったいない!
ここは脱衣所もないので青空の下で脱ぐ。
これがなんとも気持ちいい笑。

スイスから来たカップルがいて彼氏は裸体で彼女は水着着用。
めちゃ可愛い女性でお話しする。
バスと歩きで九州を巡っているらしい。
こんな辺鄙な所まですごいね。

海地獄をお勧めしてDanさんが写真を見せたら「ここで泳げる?」と聞かれた。
そう、私も初めて見た時に思った笑。
温泉卵の味を聞かれて「普通に茹でたのと同じだけど日本の体験として良いと思う」と答えた。

日本のマクドナルドはとても安いと驚いてた。
その分サラリーも上がってないので日本人にとっては割安感はないけどね。
ちなみにスイスの大卒平均初任給は900万円。
ビックマック価格は925円で54ヶ国中世界1位。
日本は390円で41位。
ふむ。

ここは他の入浴客も開放的だった。

左の足はスイス女子の♡


奥みょうばん山荘 家族風呂日帰り
へびと鍋で3時間くらい浸かったから温泉卵だけを買いに行ったつもりだったけどそうじゃなかったらしい。
Danさんが別府に来る度に寄るという位お気に入りの一つだそうだ。
当日は定休日だったのにスタッフがいらして入浴させて頂けた。

入浴後受付で温泉卵を食べてたら名物のご主人が来られた。
ここは以前廃業した温泉を温泉マニアのご主人が「温泉施設が捨てられるのは可哀想。」と買い受けて存続されてる。
熱交換の装置やお湯を結晶化させて湯の花を作る装置等を自作してベストなお湯を作り出している。

1時間程マニアなお話しを伺えて別府の謎にも答えてもらえてとても有意義な時間だった。
今回書いてる温泉情報はご主人から仕入れた物も多い。

今は家族風呂のみ。
他の温泉施設の家族風呂は2,000円だけどここは1人550円。
開業以来赤字続きとおっしゃってたのでもう少し値上げしてもいいのでは。
今後も末永く存続されます様に。


うみたまご
施設の作りがゆったりしてる。
人も分散されるので都会の水族館の様に水槽を見る為の順番待ちとかがないのでゆっくり見れる。
ただイルカショーのステージは変な設計でとても見づらかったので残念。

セイウチはプールではぼーっと浮かんでるだけだったのに、ショーに出たら色んな技をしたのでとても驚いた。

セイウチやトドを見た後にDanさんを見たら小さく見えた。

ボールを投げてくるイルカ


湯山の里温泉 混浴日帰り
野湯をご主人が整備されたそう。
ご主人が不在だったので電話をしたらかぼす畑に行かれてると。

無人受付にお金を入れて入山。
駐車場から竹山を降りる事5分、帰りは倍で車に着いたら汗だく。

敷地が広くて混浴で何ヶ所も湯船があったけど時間がなくて短時間で終了。
今度はゆっくり行きたい。
別府はお弁当を持参で温泉に来てる人も多い。
時間がゆっくり流れてる。


食べた物
太平燕タイピーエン
ちゃんぽんのスープに春雨。
このお店のはめちゃ量があって唐揚げも山盛り。

せり川のだんご汁
大分では丸いおだんごではなく麺のこと。
太い麺で手作り感満載でボリューミー。
このお店のは具沢山だし美味しかった。
Danさんが食べたとり天もころもが甘めでふわふわしてて、今回食べた中では1番美味しかった。


勢吉うどん
むね肉のとり天だったけど柔らかくてフワフワしてた。
この旅でとり天はDanさんと私と合わせて何食食べたかな。と言うくらい食べた。

Danさんが頼んだうどんも手打ちで生から茹でてちゅるんとして美味しかった。


つばめ新幹線
ディズニー号だった!
ランダムに走ってるみたいでたまたま乗れた!

かわたん🧚

乗ってたらディズニーかどうかは分かんないけどね笑。

阿蘇や久住はまだ緑が残っていて何とも気持ちが良かった。
ほんと、大好きな場所。
初別府は温泉地としてとても規模が大きく、昔ながらの雰囲気がそのまま残っている。
車で走っているとあちこちに日帰り温泉や家族風呂を見る。

今回入った温泉はどこも特徴があって温泉が濃厚でまだ体や服が硫黄臭い。

これまで九州の混浴に入った事はあったけど、脱衣所が男女共用だった記憶がないんだな。
忘れてるだけかな。

元々私はあまり抵抗がないけど一般的に共用とか脱衣所も無いとかは混浴よりも勇気がいると思う。
でも一度脱ぐと慣れるし広い所で脱ぐ開放感は病みつきになるのでぜひ体験して下さい。

混浴に入ってると他人と裸で話をしてるシチュエーションが全然普通になる。
九州は特に隠さないし。

男性が数人浴槽のふちに座ってて隠部が数本並んでる時があった。
あの光景には笑いそうになった。

ハプバーで聞いた話で舐め具合で男性を選ぶ女子がいて、お店にいた全男性をパンツを脱がせて並べて順番に咥えていい具合の数人をルームに連れて行った。と言うのを思い出したから笑。

私は混浴で怖い思いをした事がないけどそれは男性と一緒に行ってるから。
どんな開放的な所でも日中に車で行くとしても、追いかけられたり車を止められたりする事も考えられる。
混浴は大抵辺鄙な所にあるので。
女性1人や女性だけで行くのはやめた方がいいです。

旅行記だけで5,100文字になったので調律レポートは別記事で。
Danさんあちこち連れて行ってくれてありがとう!

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