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第42回JT杯準決勝 第二局(名古屋大会) 藤井聡太三冠 対 永瀬拓矢王座

名古屋で開催されたJT杯に行ってきました! 楽しい一日となりました。現地レポートお届けします。

●おはようございます!!

人生二度目のJT杯参加です。今日は新幹線に乗って名古屋へ。
新幹線のホームでブランチの「きしめん」を頂きました。エビしか勝たん!!との思いで美味しく頂きました。お腹いっぱいです。
そして人生初のあおなみ線に乗って、ポートメッセ名古屋へ。
駅で友人と合流して、いよいよ会場に到着。

(中村桃子先生ですよね!!)
 
荷物を置いて会場を歩くと指導対局コーナーで小学生の対局者に優しく話しかけられている中村桃子女流二段をお見かけいたしました。
すごいな、JT杯。私も小学生に戻りたい。(無理)

●歩く永瀬拓矢王座

外のベンチで友人と将棋トークに花が咲きます。
秋なので色づきますなどの方が良い表現ですね。
とてもいいお天気でした。
ぽかぽか外でお茶を飲みながら、盛り上がっていると背広の男性が二人歩いて行かれます。

わたし
「……ん? あれ永瀬拓矢王座じゃないですか?」

友人
「ですね!」

わたし
「永瀬拓矢王座ですね!! JT杯ってすごい」

ひたすら感動していると。
数分後、また背広の男性二人が今度はこちらに向かってきます!!

わたし
「永瀬拓矢王座ですね!! JT杯ってすごい」(感動で語彙力更新無し)

とてもハッピーな遭遇でした。

●杉本昌隆八段

会場に戻って、テーブルマークコーナーへ行くと!! なんと杉本昌隆八段がいらっしゃいました。ここはもじもじせずに勇気を持ってお話をさせて頂きました。

わたし
「杉本先生、お久しぶりです」

杉本昌隆八段
「あ(多分、何度もイベントで会ったひとだと気づいて下さるの“あ”)、ああ! お久しぶりです」

今年の春。増田裕司六段が開催して下ったお花見でお話をさせていただいたりと、何度かお目に掛かっております。

わたし
「先生も来られていたのですね!!」

杉本昌隆八段
「はい、理事のお仕事で」

と、数分間。JT杯大阪のことなど、観る将のことなど、ふふふと笑ってしまうようなお話をさせて頂きました。ありがとうございました。
杉本昌隆八段のとても笑顔が素敵でした。
アカン。将棋界。スキだわ!!

●こども大会

低学年の部は大阪大会よりはスローペースですが、すごい早指しでスパパパ!と、手が進みます。
高学年の部は、中盤以降、じっくりした駆け引きが続きます。形勢と速度を読み合っている対局者がかっこよかったです。

(大盤解説会は“将棋フィットアドベンチャー”だ)

小学生の早指しに大盤を動かしてくださる奨励会の方、ありがとうございました。未来の棋士がここから生まれるかも知れないと思うとJT杯ってすごい。

●プロ公式戦

いよいよです!!
和服の藤井聡太三冠と永瀬拓矢王座が登壇されます。

(お二人ともかっこよすぎんか!!)

藤井聡太三冠の落ち着いた和服が印象的でした。

(初手お茶、観ました、ありがとうございます!!)

いざ、対局が始まります。
集中して盤面に入っていこうとすると!!

アナウンサー
「さぁ、始まりました! 駒音も聞こえてきますね!!!!!」(大声)

(テレビの中継か……対局始まっているけれど、生中継なのかな……)

静かな会場にアナウンサーの大きな声が響きます。公開対局だからこそかと思いますが、しんとした会場の中の唯一の大声なので気になってしまいます。

けれど、さすが藤井聡太三冠VS永瀬拓矢王座の一局です。
中盤の難しい局面から、その指し手に魅了されて最後は、アナウンサーの声も気にならなくなるほどの面白い将棋でした。
藤井聡太三冠が永瀬王座の飛車を詰ませにいったところとか、ふぉ!とわくわくしながら観戦していました。

終盤以降、藤井聡太三冠の挟み撃ちは圧巻でした。

●感想戦

感想戦は中継されていたと思うので、ちょうど私の席から気になったことを書かせて頂きます。検討が進むにつけて、少しずつ少しずつお二人が大盤に近づいて行かれるのです。

(自分で駒を動かして、表現されたいのかな。うずうずされている?)
 
そう思うとストンと何かが心に染みます。
将棋は対局者が描く盤上の物語なのだと改めて思いを馳せてしまいました。

(今日の一局が観れて、よかった……)
 
多くの観戦者の方がそう思われたのではないでしょうか。

●お見送り 

その時が来ました。

藤井聡太三冠のお見送りです!!
藤井聡太三冠のお見送りです!!

大事なことなので二度書きました!!
小学生の男の子が手を振ると、藤井聡太三冠も笑顔で手を振られます。

(こんなん、将棋界スキになるしかない!!)

いよいよ自分の番です。
何かを言わなければと思いました。
出てきた言葉はシンプルだけど今の自分の気持ちでした。
藤井聡太三冠と目が合います。

わたし
「お疲れ様でした!! ありがとうございました!」

藤井聡太三冠
「ありがとうございました(小声)」※微笑み

(ぇぇぇぇ? え? お言葉を返して下った?!)

空耳アワーかと思いましたが! 一緒にいた友人に確認すると言われてたとのことだったので、しばらく耳を大事にしようと思いました。

●最後に

楽しい一日でした。コロナ禍の中、JT杯名古屋対局を開催して頂きました、関係者の皆様に御礼申し上げます。驚きしかないのですがこのイベントは無料です。JTの冷凍食品をたくさん買わせて頂きます。

帰りの新幹線は「N700S(Supreme)」でした!!

(自由席で帰るのにこのヒキ! 現地では何も当たらなかったけれどネ!)

ちなみにSupremeのシートはいつも新幹線より硬いですがリクライニングがとてもよかったです。楽だったことをご報告いたします。

将棋イベントに行くようになって約一年。また何かでイベント参加を出来ればと思います。お疲れ様でした!!
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

(了)

※誤字脱字など随時直していきます。速さ重視のアップで申し訳ございません。ご参加されていた皆様。会話の順番、記憶違いなどあったら、申し訳ございません! 修正します! ドン!とご指摘くださいませ。

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