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スプリンターズS2023

今年の枠番を見て2021年のスプリンターズSをモデルにするところから入りたいなと思った。

(左)2021  (右)2023 

ピクシーナイトが今年も2枠に入ったのでここを軸に考えられる。
①ナムラクレア=①シヴァージ
⑬ジャスパークローネ=⑯モズスーパーフレア
②テイエムスパーダ=⑧ビアンフェ
これくらいで見立てておけば似たようなイメージになる。

勝負どころの展開

21年はモズスーパーフレアのテンの入りが33.3で1馬身遅れくらいのスタートを切ったビアンフェも無理に行かずハナ争いは決着。今年のジャスパーとテイエムのスタートダッシュもちょうどこれくらいの差。テイエムがどれくらい出せるかはあるが、ジャスパーのハナを基本線で考えつつ、だらだらと見所を書いていく。

【ナムラクレア】
この馬はピクシーナイトの競馬ぶりに左右されるか。ピクシーが出遅れて前に出れるようなら一気にVロードが見える。ただ本来ピクシーはしっかりスタート切れるタイプで今回はブリンカー装着。ピクシーの後ろで捌く展開になりそう。今年のナムラクレアは正直もっと強くなると思ってた。私の中では1番枠から捌いて勝ちきれるまでの突出した能力を感じないし、去年の5着も微妙に物足りなさを感じる。ピクシーも一昨年ほどの迫力が無いとなれば勝負所で邪魔になる可能性は十分。2,3着争いの候補という気がする。今年は坂路オンリーじゃない調教スタイルでスタミナの強化が見られるか。坂の走りに注目。

【ジャスパークローネ】
実はテイエムスパーダよりも当初出走ボーダーあたりでウロウロしていたマッドクールが厄介だと思う。CBC賞は前残り馬場で3.5kgの斤量差があったのでこの馬に本命を打ったが、体調不良もあったマッドクールがあまりにも負けすぎてノーカウント。そのマッドクール、最終追切を見るととんでもない前進気勢。調教として良いかはさておき体調が悪いという事はないだろう。テイエムをあっさり引かせて緩めミドル逃げだと逆にマッドクールを振り切るのはそう簡単ではない。ここ数戦で一番厳しい展開になりそうだ。

【ママコチャ】
1200mに矛先を向けてきた川田ママコチャ。横の位置をキープしたい。ピクシーと並走気味でナムラの進路を塞ぎながらアグリが来るまで我慢したい位置。縦の位置取りはおそらく大丈夫。セントウルではなくよりテンの速い北九州記念を使ったことがプラスになりそう。初のスプリントでも追走力はあるし一溜め利かせた差しも見事。反面、前回の競馬なら差し切ってほしかったという気も。このあたりが本来は1400mくらいの馬という感じで1200mの破壊力という点で少し足りないかも。ジャスパーとマッドクールが少し早めの攻防になって疲れたところを捕まえたい。

【アグリ】
能力的にはたぶんこのメンバーで1番だと思う。前走で差すパターンも出来て脚質の幅も証明。ただ、予定通りとはいえ中2週が初めてなのでここへの仕上げに気を使っている部分は見てとれる。究極仕上げという動きではない。ノリさん最年長GI勝利や安田厩舎ラストのスプリンターズSなど勝負駆けではあるのだが、前回の破壊力が今回も引き出せるかは微妙なところだ。アグリが差し切るくらいの競馬なら、スプリンターズSらしいレースになるだろう。この場合、内から捌くナムラクレアも間に合う。そしてこの後ろに居る追込馬の馬券圏内まで。ナランフレグかエイシンスポッターが隙間を縫って差し込んでくるだろう。

◎マッドクール
○ママコチャ
▲アグリ
△ナムラクレア
×エイシンスポッター
×ナランフレグ



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