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【なお文字数】セフレさんの話③

セフレさんの話シリーズのトップ画ですが、とても気まずいことに長兄の愛用品と私の愛用品が丸かぶりしてるんですね。

長兄と義姉のなんかいろいろを想像してしまうと、それはそれは気まずい反面、義姉に対しては心の中で(コレいいよねw)なんて思ってる次第であります。
私の心の声が口から出てないことを切に願うばかりです。

口の中。
セフレさんは歯医者さんも高く評価されるほど歯磨きが上手。
趣味のように歯を磨き、月1回は虫歯があろうがなかろうが歯医者に行くこともあるそう。
それくらい彼は歯医者に行って口の中のメンテナンスを心がけている。
本人曰く、「自分は決してイケメンの部類ではないから、せめて歯くらいは綺麗にしとかないと恥ずかしい」そうな。
そういう中身がイケメンなのよあなた。

私が思うに、口の中にも実は性感帯らしきものがある。
それが「前歯(上)の真裏」である。
前歯のちょうど裏側の歯茎のあたりから上顎にかけての範囲、ここをキスの時に舌で軽く撫でられると本当にびっくりするくらい気持ちよくて、ピンポイントでいいトコロに舌先が来ると嘘みたいに自然と声が漏れる。
本当に「あっ…」って声漏れるし、何ならもっとして欲しくなって自分から口開けておねだりしてる自分マジでエロいな!とさえ思う。
(かつてキスフレがいたのは誰にも言いません)

「慣れたら口の中でイけるんじゃない?」って思うよ、私。

セフレさんは口の使い方がすごく上手で、前記事にも書いた力加減を口でもやるからすごいと思う。
私の感覚的には、舌の力の入れ方ってすごく難しい。
強すぎると硬くてゴリゴリして「うーん…」って感じだし、弱いと弱いで「もう少し足りない…」って思うし、身体の部分によっては敏感だったり鈍感だったり、それぞれに合わせて力加減って調節しなきゃいけないと思う。

会い始めた当初はそこまで上手ではなかった彼がなぜそこまで上手くできるのか、私は不思議に思ってた。
セフレは私しかいなかったはずだけど、もしかして増えた?なんて軽く嫉妬心さえ覚えて、少し意地悪げに「どうしてそこまで上手くなったの?誰かに試した?」と聞いてみた。

彼の答えは意外なもので、「自分の腕とか手にしてみて、力加減を覚えた。」なんて言う。
一人で何してんの、ってちょっとおもしろかったけど、私にすることを考えてのことなんだな、と思えば嬉しかった。
(しかしそれを他人ではなく自分の身体でまず試す、というのがいかにも彼らしいといえば彼らしい。)

それからというもの、私自身も自分の腕や膝、口の届くところで一度試して、「あ、これは強いな」「これだとくすぐったいな」と力加減を考えるようになった。
私だって、せっかく楽しい時間を過ごすなら、お相手の方にも私でよかったと思ってもらいたいし、私でもできる練習ならやっても問題ないわけだ。

一人で何度も練習して、覚えた力加減を直後に彼と会ったときに実践してみた。
彼は私の普段のやり方と違うことにすぐ気付いて、「誰かで試した?」と仕返しのように聞かれた。
「あなたが自分の身体で試してるって言ってたから、ただ真似しただけ」とだけ答えて、その日は二人で素敵な夜を過ごした。

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