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#265 初診申込書にあるあれは何のため?

たまには誰かの役に立てればなお話をしようと思います。

以前、就職や転職で保険証が手元にない場合
資格証明書を発行してもらえるか確認したほうがいい
ということを投稿しました。

今回は保険証を持っていても保険適用にならないこともある
という話を書いていこうと思います。

タイトルにある初診申込書
「病院」と呼ばれる特に複数科を有する医療機関では
名前や住所などの情報と何科を受けたいか、主な症状は?などを
記載して受付に提出しますよね。
それをここでは初診申込書と表現しています。
もしかしたら医療機関によって呼び方が違うかもしれません。

その初診申込書で次のような質問事項をみたことはありませんか?

・交通事故による受診ですか?
・通勤中やお仕事中の怪我ですか?

なぜこのような質問があるか

それはそれらの傷病に対する診療行為が
療養の給付対象外(保険証の適用範囲ではない)だからです。

元医療従事者からのお願いとしては
同じ医療機関で受診する場合でも使用する保険が異なる場合は
受診前に受付で申し出て必要な手続きがないか確認をお願いしたいです。

具体例を挙げると
・階段を踏み外して捻挫をしたので整形外科を受診している
・交通事故に巻き込まれて(もしくは仕事中の怪我で)腕をけがをした際に
 同じ医療機関の整形外科で受診したい

この場合同じ医師に診察をしてもらうかもしれませんが
保険が異なる場合、診療行為を記載するカルテが変わったり
請求の範囲を医師に確認する必要が出てきます。

・いつも捻挫で整形外科を受診しているが今日は交通事故
(もしくは仕事中の怪我)の怪我で整形外科を受診したい
・いつもは交通事故(もしくは仕事中の怪我)で受診しているが
階段を踏み外して足が痛いので自分の保険で整形外科を受診したい
などといったことをまず受付に申し出をお願いします。

初回だけで大丈夫だと思います。
※一度申し出てもらえれば医療機関側で2つの保険を使用していることが
把握できるので医師から事務部へ今日はどちらの保険か伝えてもらう場合もありますし事務部から医師へどちらか確認することができるからです。

ただし大きめの病院などで診療が終わった際に
受付へファイルを提出するタイプの場合には、
ファイル受け取り担当の事務員がどちらか把握していないために
今日はどちらの保険で受診していますか?と確認する場合があります。
確実にどちらと答えられる場合にはその場で答えて問題ないですが
自分でもどちらかわからないもしくは両方受診した場合は
その旨を伝えてもらえると大変助かります。

長くなってしまうので今回は概要だけで終わりにしようと思います。

個別の話はまた別途投稿します。