聖書読みましょ♪Re-Collection第53回イエス様の命令に従うと元気になるかも
メシア・イエス・キリストの生涯28回
「サマリヤの女との対話(2)」後半
ヨハネの福音書第4章27節~42節
こんにちは!まいむまむです。
イエス様の生涯について4福音書を並べて、時間順に読んでいます。
毎回申し上げますが、わたくしは、「ハーベスト・タイム・メッセージステーション」というyoutubeチャンネルの中川健一先生の講義「メシアの生涯」にそって読んでいきます。
興味のある方は、ぜひぜひ、先生の講義を直にお聞きになってくださいね!
引用している聖書は「新改訳2017」版です。
また、参考文献は新実用聖書注解になります。
本日のご紹介はこちらです。
Q377 地震はどうして起こるのですか。【3分でわかる!聖書】
今回は、能登の地震について、
皆さんが思う疑問に答えるメッセージを
見つけました。
わたくしがいつも学んでいる中川健一先生のyoutubeです。
小学生の疑問に答えるかたちで、お話されたものです。
創世記の一番最初の物語を解き明かされて、
この世界に満ちている困難の理由を、
これ以上ないほどわかりやすく説明されています。
10分ちょっとで聞けます。
どうぞ、お聞きください。
あなたは、あなたを愛するお父さんの言うことを聞くのか、
よそのおじさんの言うことを聞くのか。
選んでくださいね。(聞くとわかるよん♪)
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さて、聖書をお読みいたしましょう。
弟子達が食べ物を調達しに、出かけている間に、
イエス様とサマリヤの女が、救いについて語り合いました。
女は、これはすごいと思ったのでしょう。
町の人々に話を聞かせたいと思い、急いで町に帰りました。
そこに弟子たちが帰ってきます。
Ⅱ 弟子たちに対する教え ヨハネの福音書第4章31節~38節
おかしーなーと弟子たちは、思ったと思います。
確かさっきは、お腹もすいて、疲れて、
のども渇いて、ぐったりしておられたはずなのに、
今は、見違えるほど元気になっておられるなあ・・・
おまけにわけわからんことを仰るではないですか。
「あなたがたが知らない食べ物」って何?どこで手に入れたのかな???
「あなたがたの知らない食べ物」「わたしの食べ物」とは、霊的な糧のことです。
弟子たちは、現実の食べ物、肉体の糧のことを考えています。
そりゃそうですよね。
行きたくもないサマリア人のところに行って、
苦労して食べ物を買ってきたのですから、
それしか考えられませんよね。
イエス様は、霊的な糧とは、どういうものか解説しておられます。
霊的な糧とは、ご自分を派遣された父なる神様の御心を実行することであり、それこそが自分の使命であるということです。
サマリアの女に伝道したことで、
イエス様の喜びと力があふれておられるのですね。
身体は疲れていても、こころが満たされて、
元気なことってありますよね。
イエス様も、テンション上がって、
そういう状態だったのでしょうね。
『刈り入れ時が来るまでに、まだ四か月ある』というのは、
この地方の格言で、「麦の種を蒔いて、発芽してから収穫まで4か月ある」という意味です。
イエス様は、みんなが知っている自然界の収穫の知識から、
まだ知らない霊的な収穫の話に導いていきます。
イエス様は、サマリア人が大勢やってくる様子を見て、
色づいて、刈り入れる前の麦のようであると
霊的な収穫を表現したようです。
なんだか、わかったようなわからないようなお話が続きますね。
普通は、蒔いた人が刈り取りますよね。
ところが、イエス様の語る神の国、霊的な世界での原則は、
蒔く人と刈り取る人は違うようなのです。
さて、弟子たちが刈り取る者であるとすると、
蒔く者とは誰のことでしょう?
蒔く者とは、イエス様がやってくる前にいた、預言者たち、
そして最後の預言者バプテスマのヨハネのことを指していると思われます。
ペンテコステ(教会が誕生した日)には、
バプテスマのヨハネは、生きていません。
彼は、刈り取る者となることはできなかったのです。
「わたしはあなたがたを、自分たちが労苦したのでないものを刈り入れるために遣わしました。」
このことばは、非常に解釈が難しいようです。
中川先生が仰るには、これは、預言的言葉であるようです。
つまり、その時には実現していないことがらです。
おそらくは、実現したのは、
イエス様が復活して、天に帰られて、
その後ペンテコステにおいて、教会が誕生した以降のことを語っておられるのではないかということです。
そもそも、ヨハネは、イエス様の復活後の視点で
この福音書を書いているので、
こういう書き方になるのかもしれませんね。
蒔く者も、刈り取る者も、ともに喜びます。
ともに報酬にあずかるのです。
中川先生は、蒔く者は、刈る者に対して、妬みを覚えてはならないし、
刈る者は、蒔く者に対して、優越感を覚えてはならないと仰っています。
深いなぁ・・・
Ⅲ サマリア人たちの応答 ヨハネの福音書第4章39節~42節
サマリア人たちの対応は実に素早いというか、素直というか、
魂の状態が、本当に刈り入れるばかりになっていたのですね。
まず、最初は、女の証言によって、イエス様のことを信じ、
さらには、自分たちの町にお招きして、お話を聞いたわけです。
サマリア人は、メシアを待望する信仰を持っていたということになります。
イエス様は、このように、
ユダヤ人の「サマリヤ人と付き合うと汚れる」
というような教えを完全に無視されました。
イエス様は、サマリア人の信仰に応答されてそこに留まり、
人々もイエス様に留まったのです。
ところで、実は、今もサマリヤ人の子孫たちは存在しています。
人数は2015年時点で、777人。
この写真はゲリジム山での礼拝の様子です。
すごいですね。粘り強い民族です。
さて、この二日間、弟子たちは、どんな感じで過ごしたのでしょうか?
この間の弟子たちの対応について、
ヨハネはあえて書いていませんが、
喜んで滞在したでしょうかね?
ノン、ノン、
恐らくは、いやいやながら、困惑しながらイエス様とご一緒していたのかもです。
イエス様が二日間も滞在されたのは、
弟子たちを訓練するためでもあっただろうと中川先生は仰っています。
ユダヤ人的常識を捨ててもらうためですかね。
サマリア人たちの信仰が進展したことが書かれていますね。
最初は、女の証言により、
そして、後にイエス様のことばにより信じたと言っています。
この「ことば」ですが、「ロゴス・単数形」というギリシャ語になっています。
イエス様そのものを信じたと考えてよいでしょう。すごいなあ。
イスラエルは、メシアを拒否する方向に進んでいきます。
これは、今もほぼ変わりありません。
サマリア人は、神の国の民として、導かれました。
これはなんでしょうねー。
サマリアの女の箇所は、実は大きな流れの中でとらえる必要があるようです。
使徒の働き第1章8節にイエス様のことばがあります。
「しかし、聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリアの全土、さらに地の果てまで、わたしの証人となります。」
イエス様のここまでの動きを復習してみましょう。
まずは、エルサレムで宮清め(大暴れ)をされ、
次にユダヤ(ヨルダン川)で洗礼を授け、
次にここサマリアで二日間伝道されました。
そして、次はガリラヤ(遠隔地)に行かれます。
使徒の働きでのイエス様の発言と順番いっしょですね!
イエス様の福音宣教の普遍性、一貫性を教えようとされていたのです。
お祈りします。
やさしい天のお父様
イエス様は、御心を行うことが自分の食物だと仰いました。
私たちも、イエス様のご命令を聞いて、元気になることができますように。
主イエス様のお名前でお祈りします。
アーメン
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サマリアでのイエス様の活動はここまでです。
いよいよ、ガリラヤに入られます。
イエス様や弟子たちの故郷ガリラヤで、何が起きるのか?!
「メシア・イエス・キリストの生涯」第29回
「ガリラヤ伝道」
ヨハネの福音書第4章43節~第4章45節
マルコの福音書第1章14節~15節
です。
シャローム!