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聖書読みましょ♪Re-Collection 第66回 イエス様の奇跡の意味がわかりました!

メシア・イエス・キリストの生涯35回
          「レプラ患者の癒し」後半

マルコの福音書第1章40節~45節
  マタイの福音書第8章2 節~4節
             ルカの福音書第5章12節~16節


こんにちは!まいむまむです。
イエス様の生涯について4福音書を並べて、時間順に読んでいます。
毎回申し上げますが、わたくしは、「ハーベスト・タイム・メッセージステーション」というyoutubeチャンネルの中川健一先生の講義「メシアの生涯」にそって読んでいきます。

興味のある方は、ぜひぜひ、先生の講義を直にお聞きになってくださいね!
引用している聖書は「新改訳2017」版です。

また、参考文献は新実用聖書注解になります。

本日のご紹介はこちらです。

今回は、ライブハウスのお知らせです。
アワデライトさんは、アコースティックジャズのライブハウスです。
天上が吹き抜けで、非常に高く、音の響きが素晴らしい場所です。
音というのは上にあがるので、立派なホールはみな天井が高いのですが、
ライブハウスで、そういう施設はなかなかありません。
とても貴重な施設です。

すぐれたミュージシャンが毎月出演しており、
その素晴らしい音を間近に聞くことができます。
さらには、配信も非常に素晴らしく、パソコンで聞いても
かなり満足度が高いのです。

このライブハウスが、非常に残念ながら7月末で閉店となってしまいます。
オーナー様個人のの諸事情により閉店されるのですが、
なんと!この施設をどなたか、こころざしある方に
引き継ぎたいと希望されています。

ライブハウス名とかの縛りはないですし(名称は自由)、
様々なノウハウを惜しまず提供してくださるようです。

ジャズライブハウスを経営してみたい皆様!いかがでしょう!

ミュージシャンの皆様、お金を出し合って合同会社を作って、
活動の場として、この施設を生かされてはいかがでしょう!

🎶 🎹 🎻 🥁 🎸 🎺 🎷 🪗 🎶 🎹 🎻 🥁 🎸 🎺 

前回は、イエス様のもとに「レプラ(ツァラアト)患者」(重い皮膚病の患者)さんがやってきました。
この病気は、当時の宗教的に「汚れている」とされており、
この病気の人に、触った人も汚れるとされていました。
このため、誰からも遠ざけられ、非常に孤独な状態で気の毒な状態でありました。
この人がイエス様に出会ってお願いします。
「主よ、お心一つで私をきよくすることがおできになります。」

とても、不思議なお願いの仕方ですよね。
さて、イエス様はどのように対応されたのでしょうか。

Ⅲ 癒し ルカの福音書第5章13節 

*ルカの福音書 5章13節
13 イエスは手を伸ばして彼にさわり、「私の心だ。きよくなれ」と言われた。すると、すぐにツァラアトが消えた。

このときのイエス様の行動は、電撃的な衝撃を
この患者にも周りの弟子たちにも起こしたと思われます。

イエス様はこの患者に触れられたからです!

これは、実にあり得ない行動なのであります。

レビ記(すなわちモーセの律法)の規定にもあるように、
ツァラアト患者に触れたものも汚れるとされていましたし、
なにより、その病気がうつるかもしれないからです。

イエス様は、遠く離れた子どもの熱も癒すことができるかたです。

わざわざ触れる必要はないのです。

この行動が、意図的に行われたのは確かです。

この患者は、ツァラアトに冒されてからは、
誰にも触れられたことがなかったのですよね。

それどころか、近づかれたことさえなかったのです。

イエス様は、完全にきよい方ですから、
ツァラアトだろうが何だろうが、汚れることはないことを示すため、
そして、なにより、この患者に対する心からの憐み、やさしさから
積極的に、この患者に触れたのだと思われます。

この人は、この瞬間、身体のみならず、心も癒されたのだと思います。

Ⅳ 癒しの結果 ルカの福音書第5章14節~16節 

*ルカの福音書 5章14節
14 イエスは彼にこう命じられた。「だれにも話してはいけない。ただ行って、自分を祭司に見せなさい。そして、人々への証しのため、モーセが命じたように、あなたのきよめのささげ物をしなさい。

さて、イエス様は、「だれにも話してはいけない」と言われました。

なんでかしら?

これは、正確に言うと、触れ回ってはいけない、ということのようです。

イエス様は、群衆がイエス様のメッセージを理解することがないまま、
奇跡だけが有名になってしまうことを警戒されたようです。

「モーセが命じたように、あなたのきよめのささげ物をしなさい。」

さきほど申し上げましたレビ記13章、14章には、
ツァラアトから癒されたときの手続きの仕方が、
これまた詳細に書かれています。

ものすごくめんどくさいんすよ。
一週間以上、時間もかかるし。
たぶん費用もけっこうかかります。

しかし、この規定をきちんと守ることで、
この人は、ユダヤ社会に復帰することができるのです。


*ルカの福音書 5章15節~16節
15 しかし、イエスのうわさはますます広まり、大勢の群衆が話を聞くために、また病気を癒してもらうために集まって来た。
16 だが、イエスご自身は寂しいところに退いて祈っておられた。

「だれにも言うな」といっても、まあ、こりゃ無理ですよね。

黙っていられませんわね。

結局、イエス様の意図の通りにはなりませんでした。

こういうとき、イエス様は、人々の騒ぎから離れて、
おひとりで、父なる神様に祈る時間を確保されました。

デューラー画「祈りの手」

孤独になる大切さ、そして、孤独なときも神様とご一緒することの大切さをしみじみ思います。

家族が多くて、子どもが小さくて、

一人になれない方も多いと思います。

しかし、一人になることは、悪いことではないのですから、
是非祈る時間を持ってみてください。

さて、実は、旧約聖書の中では、
ツァラートから癒された人は、2人しかいません。

一人は、モーセの姉ミリアムです。

タンバリンを持って踊っている人がミリアムです。

モーセとアロンの姉です。

ミリアムは神様の怒りをかってしまい、
ツァラートに冒されてしまったのですが、
モーセのとりなしの祈りにより、癒されます。(民数記第12章10節)

もう一人はシリア人のナアマン将軍です。

右はしのオジサンがエリシャという預言者で神の人と言われていました。
この人は、旧約時代でも、すごく力のある預言者です。

その隣がナアマン将軍です。(あんまりツァラアト患者っぽくないですね)

ユダヤ人ではありませんが、
エリシャの言葉に従った結果、見事にツァラアトが癒されたのです。
(列王記第2 第5章14節)

ユダヤ教では、奇跡には2種類あり、
一つは「一般的な奇跡」、もう一つは「メシア的奇跡」になります。

ツァラートの癒しは、そのうち「メシア的奇跡」とされていました。

つまり、メシアが来られたら、この奇跡が起こる!!!のです。

このことは、祭司たちも民衆も了解していることでした。

ですから、今回の奇跡は、大変な意味があり、
そのために人々が大騒ぎになったのです。

この奇跡によって、イエス様のメシア宣言が裏打ちされました。

次の癒しで、イエス様は、さらに踏み込んだ行動をとられます。

お祈りします。
天におられる父なる神様
イエス様の奇跡の意味を知ることができました。
この気の毒な患者を社会に戻してあげただけでなく、
ご自身がメシアであることをはっきりと人々に示されました。
このことを、私たちも認識することができますように。
主イエス・キリストのお名前でお祈りします。
アーメン

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イエス様のおことばと行動は、
ますます当時の社会の常識を打ち破るものとなっていくようです。
大丈夫でしょうか。大丈夫じゃないかも。
ご一緒におそばでイエス様を見守ってまいりましょう。

次回は、
「メシア・イエス・キリストの生涯」第36回「罪を赦す権威」
マタイの福音書第9章1節~8節 
マルコの福音書第2章1節~12節
ルカの福音書第5章17節~26節

です。
シャローム!!!