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千葉月星紋と繋がる家系

千葉月星紋を掲げる芝増上寺・滋雲閣です。
 三河から関東への処払いとなり江戸入りした家康公は、千葉院内の小川に対し千葉氏一族から外れ単立して小川を祖とするよう要請をした。
 家康公の出生地・三河でも「小川」の姓を「小河や尾川」に変え、徳川の姓をより高貴にする避諱(ひき・高貴な人の姓名の一字を避けて使わない)慣習に従った。千葉一族から引き離きはなされ真言宗の菩提寺は変更となった。徳川家の菩提寺となった増上寺系の浄土宗へ。時宗から浄土宗に改宗した千葉来迎寺が菩提寺となった。千葉寺や大日寺は真言宗です。
 小川一族の多い九十九の里の数は凡そ九十九。東金は一族の頂点となった徳川家に相応しい土地です。其処に家康公は、鷹狩り御殿を築き「八鶴湖」と呼ばれる池を造った。三河の特産となる茶と蜜柑栽培を持ち込み奨励した。

千葉一族と繋がる家紋
〇月星紋 千葉、伊達
〇星・九曜紋 平将門、上総介広常、木曽義仲、和田(鎌倉幕府・侍所別当)、毛利、上総介織田信長、吉川、細川、伊達、戸田、東(渡辺)
〇揚羽蝶紋 平清盛、織田信長、池田
〇沢潟紋 毛利(大江・鎌倉幕府・政所別当)、水野、木下、福島、市川
〇梅紋 久松(菅原)、前田
〇鷹羽紋 三善(鎌倉幕府・問注所執事)、島津、浅野、菊池
〇連翹紋 戸田
〇木瓜紋 池田、織田、滝川
〇笹竜胆紋 源、石川
〇蕨紋 蕨、和田(鎌倉幕府・侍所別当)
〇橘紋 日蓮聖人、井伊
〇柏紋 山内、牧野(槇野?)
〇桔梗紋 荒川、土岐
〇三つ巴紋 酒井
 日蓮宗の熱心な信徒の加藤氏、池田氏。日蓮宗に帰依し頂点に昇り詰めると思われた信長公の後を家康公が引継ぎ戦国時代が終わった。
「曇りなき心の月を先だてて浮世の闇を照らしてぞゆく」・伊達政宗
その一族が集まる根岸の子規庵、
「蝶いろいろ揚羽山女郎なんど来る」・正岡子規

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