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その人なりの定義

午前中、祥子さんとツアーについて打ち合わせをさせていただいた。

○住民満足
祥子さんは地域活性化を考える上で「住民満足」を最も大切にされていた。
「住民」と一言でいってもいろんな人がいて、その中の例えば「農家」の中でも専業・兼業・副業というようにタイプが別れている。
そして、レモンとか柑橘を育てる方法や思いみたいなのもそれぞれ違う。

「何が正解か」「何が合ってる」が論点ではなくて、
その人なりの定義がある。

まちづくりとか地域活性化、を考える上でも、関わる人や企業それぞれ、
違った「地域」や「住民」の定義が言葉には表していなくとも多分漠然とあって、その中でまわっている。

「地域」ってどこからどこまで?
「住民」ってだれのことを指す?

こういうことは、明確な定義があるわけじゃなくて、それぞれで向き合う人や場所が異なる。

「住民」には
まちおこしに積極的・ある程度敏感というか、の住民もいれば
まったく意識していない、「何それ?」「今のままで充分」という住民ももちろんいる。
小さな島だとしても、その中でいろー--んな住民がいる中ですべての人の気持ちを汲み取ることは難しい。

だから、企業や人が関わりうる範囲の中で(?)
その人たちなりの「地域」とか「住民」とかっていうもののかかわり方を形成していけばいいのかな、というか、そうしていくしかないのかな、と。

ただ難しいなと思うのは、
そうした結果、極端に言えば、「観光公害」みたいな住民と観光客の摩擦が起こってくること。

向き合い方にもちろん正解はないのだと思うし、正解がないからこそ、
本当に「全員」に理解されることは難しくて、受け入れられない人もいる。
でもその中で「地域」との関係性を紡いでいく必要があって、、

自分なりの定義を定めつつも、全体を見渡して構築していくことが大事なのかなーと思った。
言葉で言うのは簡単だけど。

インタビュー企画、イチニツイテ②

すごいな、なんかこうやってHPから作って、移住の入り口になって、
誰かがその地域へ踏み入れる一歩目になるんだなあと
出来上がっていく過程を目の当たりにしていた。

単純に、あそうかこういう仕事をしている人もいるのだと新たな発見でもあった。

どんなコンテンツを、どんな順序で出したら、
誰に、何が伝わるのか。
いろんなもののパズルの組み合わせ。

これが瀬戸田への入り口となる大事な媒体。重要なもの。

そう考えたら、インタビューってとてもとても大事なパーツじゃないか!!とはっとなった。

と同時に、
こういう、地域活性化?の担い方の側面もあるんだなと気付かされた。
地域に関わるいろんな窓があって
ものすごく面の多い多角形の、いち面に自分は今いるのだと思った。

いろんな人が、いろんな関わり方をしている。

マイオウンセトダ

魅力は自分で見つけるもの。
何かないと面白くないは、違う。
断片的な「好き」でいい。

例えば、
誰もいない堤防的なとこに腰かけてぼーーっとする楽しみを見つけた。
高圧洗浄機で書いたであろうアンパンマンを見つけた。
午後18:30、千葉にいるときよりだいぶ遅い日の入の海。
キラキラと向こう側の島の灯りがみえる。

岡山でも確か同じことを思っていたから、また同じこと思っているのか、繰り返しじゃんとなっているけど、

その場所を好き、というとき、最初から「面」で全体が好きだということを求めてしまう。
けど断片的な「好きだなあ」がだんだんと集まってなんとなくこの場所好きだなとなる。

それに別に無理に好きになろうとしなくてもいいし、たぶん気づけば好きになっているものだからもっと気楽に考えよう。

自分で迎えに行く。既にあるものに対して自分なりの楽しみ方を見つける。
新しいものを求めるのもいいと思うけど、既にあるものをそれこそ編集して楽しみ方を見つける。

どのまちにもその可能性が無限にあるんだな、と思うとすごくワクワクした。


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