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2/13~19の1週間

日記を溜めすぎてしまったので、ダイジェスト的に振り返る。

2/13はお休み。雨が降った日。

2/14

夕暮れ時、くっきりとしすぎるくらいの稜線が少し怖かった日。

晴れたから午前中布団干して

ちどりにたこ飯を食べに行った。

向栄堂のお母さんと話した。

亀井堂のお母さんと話した。

地元の人と話すって大事。
地元の人も歴史を知ってほしいと思っている。

裏を知れば、昔の風景が浮かんでくる。
それが楽しい。

2/15 「人情」の部分

minatoyaのカウンターのお花が綺麗だった日。

コロッケの岡哲商店
恋バナに花咲かせる。楽しい。

「しおまちと人情と」の「人情」にピンと来ていなかった部分はあったけど、地元の人と話してみてやっと感じている。

この先時代が進んでも、変わらないでいてほしい、商店街の魅力を形作っているもの。

新畑さんに行ったら松本さんがいた。
「なんかどっかで見たような顔やねえ」笑。

覚えててくれてよかった。笑

インターネットなんかには載っていない昔のまちの情報を知れると、当時の人々の生活がよりリアルに伝わってきて面白い。

自分から外に出向いて、話に行くこと大事。

2/16 まちの縦の動きを知る

坂本さんにいただいた、缶のミルクティーの甘さに温まった日。

午前中、瀬戸田支所へ資料集めへ。
坂本さんが数多くの資料を用意してくださっていた。
本当にありがとうございました。

こういう、まちの公的な資料だから出てくる写真や当時の記録。

まちの「今」だけじゃなくて、「過去」とつなぎ合わせてみると、
これまでの風景が少し変わって見える。

その地域についてより詳しくなれた気がして、好きが増す気がする。

今回のインターンだけじゃなく、これから自分が岡山で働くときも、まちの歴史を理解すること、大事にしたい。

2/17 人に問うこと

凌太さんが来て、ぐぐぐっといろんなことが一段と進みだした日。

みーなちゃんのインビューを実行。

「自分は人に質問するのが苦手」
自分の弱点が色濃く見えてきた。

オンラインでインターンしているときもそうだったけど、
系統立てて簡潔に人に物事を伝えるのが苦手。

だから、インタビューのときも全体的な流れは見えていると思っていても、質問がばらばらとまとまりなくなってしまう。規模の大小がブレる。結局、あれ何聞きたいんだっけ状態になっている。

時と場合によって、文章の書き方や話し方も変える必要がある。

凌太さんにアドバイスをもらったのは以下の2点
①時系列を意識。その中で抜けている箇所を見つける。
②その人の感情を紐解く。例えば、何でも決断の裏には感情の変化があったりするから、そこを探る。

凌太さんをみていてすごいなと感心したのは、質問の中で”隙間”みたいなところを上手く埋めてくるなあというところ。

時系列を意識して、このときこの人はどう思ったんだろう?と興味を傾けていくことが必要。
そして、そのためには、先にインプットできる「事実」は調べておく準備が大切。

2/18 

赤いスウェット着てくればよかった!と少し後悔した日。笑

「骨を埋める覚悟必要」

富士本舗の鹿田さんと話した。

「昔は自転車が通れないくらい賑わってて、人もたくさんきてたのに今はゴーストタウンみたい」と。
悲しい、寂しい、恥ずかしいとまで言ってた。

私からしたら土日の盛り上がりというかわりと人きてるじゃんと思ってたけど、全盛期を知ってる人からしたら本当に寂しい風景なんだろうなと思う。

3軒に1軒はシャッターのしおまち商店街。

路地には昔全盛期でまさに繁華街だった頃の居酒屋さんの看板がそのまま残る。お店は閉じても看板まではわざわざおろさない。肉、魚、野菜、生活に必要なものは全部揃ったくらい、街の人がみんなここに買いに来たという昔。

戦後の高度経済成長期。たぶん、日本全体がドワーーーっとそんな感じだった。全体で見てもちょうどマスツーリズムの全盛期感。
愛媛?から高知通って香川っていうVルートの寄港地として、通り道として栄えた瀬戸田。今は閑古鳥。平日とはいえお昼時で人がほとんど歩いていない状態。
ましてや高齢化。この先どうなってしまうのだろうと先が思いやられる少し暗い気持ちになった。

わりと移住してくる人たちに期待をしている感じを受けた。
例えばsoilとかも商工会と一緒になって地域を盛り上げようと奮闘している。その動きをわりと重要視しているというか、頑張ってほしいと思ってる気持ちがすごく伝わってきた。

一方で、そういう人たちが、小手先で商売をしてうまく行かなかったら離れる、みたいな軽さを危惧してたりする。
鹿田さんが仰っていて印象的だったのは、そこで商売をするとなったら骨を埋める覚悟で来なければいけないって言ってたこと。

地域の人からしたら、その地域に急に来てうまく行かなかったら帰る、みたいな人が増えたらそりゃ次に来る人に対してもそういう目を向けるから信用されないのは当然。そうすると負のループ。
信用しない→地域との関係性うまく行かない→離れるみたいな。
でも一方で事業者側からしたら地域との関係性というか、土着、みたいなのを気にしない人もいる。

自分たちの商売が回ってればいい。意図的にそう思ってはないとしてもあまり地域づくりとかそういうところを重視してない人もいるだろう。だから事業者それぞれっていうか、地域の中で仕事をするという「地域の中で」を意識してる度合いが事業者によって違うから難しいなと思う。

例えば、カドにイベントで集まる人みたいに、自分のお店はもたないけどそういうイベントの時だけ出店してあとはネットで。みたいな商売をする人もいる。で、拠点が何個もある人みたいな。だからそうなると、一つの地域での関係性を深くするというより広く浅くタイプになってく可能性が高い。

なんて言えばよいのかうまい言葉が見つからないが、一つの地域との関係性を深めていくというのはもちろん重要なんだけど、かといっていろんな商売の仕方があって。そこが自由だからこそ難しいなと思う。
けどやっぱりその「土地」で商売をするとなると地元の人の信頼を得るのは大事。

根本的な仕組み改革の必要性

そして、もう一つ印象的だったこと。
今やってることはほんとにただ点滴を打ってる状態で、本当にこの商店街の衰退を解決をするには根本的な問題を解決しないとだめなこと。

例えば、イベントやキャンペーンだとか、ツアーやってみたりとかっていうのは本当に一滴の点滴みたいなもの。

瀬戸田には教育の要素が欠けている部分が多いと鹿田さんは指摘していた。
1校だけの高校も殆どが卒業後は就職、その上に人数も少ない。そうなると若い世代はますます地元を離れて外へ出ていく。そして仕事がないから帰ってこない。

そういう、根本的な仕組みみたいなところをやっぱり解決しなきゃ結局根底は変わらなくて、すくってもすくっても泥が出て、水が濁る。
といってもそれに対して自分が何をできるのかっていうのはわからないし結局他人事になる。

このインターンがそれこそ点滴をすこーーーし打つことしかできないのはもどかしいけど、インターンの限界というか、そんなものを感じてしまう。

結局ずっっと関われるわけではないし、正直この地域に心の底から愛着を持って生活して事業を行えるのかというとまだ自分にはそれはないし、骨を埋める覚悟なんてない。
自分ができること、少しの点滴を打つ者してできることといえば何なんだろう。
よそものばかものが変革を起こすのはわかるんだけど、なんだろう。
やらないよりやる方がいいのかな。
これからも定期的に瀬戸田を訪れてお金を落とすこと?いや、なんだろう、アイデアを落とすこと?それの積み重ねなのかな?
この深さにはキリがないからわけがわからなくなる。

とにかく、今は目の前のツアーを成功させること。
それが、少しでも点滴を打つことに繋がれば。

2/19

また、雨が降った。
向上寺の鐘が響いた日。

向上寺のアポを終えた後、ゴロッケンへハンバーガーを食べに行ったり、平山郁夫美術館に行ったりと、

リサーチを重ねながら休日気分を味わった。



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