ホラネ‼︎

折り入ってお願いでもないし
黒チョコビスケットははさまってないし
キレイキレイでもない

「均等な人生がキライなんでしょ？」
「線がとぎれるのはかなしかった？」
「意味のないことを教えてほしい、教えてください、ただおしえてほしい」

もうぺちゃんこの枕とかどうでもいい
ゆっくり時間をかけてお掃除をしたいし、今はもう何もしたくない、
あそこへ行って、その次はここへ行って、ってまだその余力があるのだから腐ってはない。

「何を大切に、どこに向かって生きていけばいいのか？自分を見失いそうなときこそ、ぜひ訪れていただきたい……」

そんなん全部あかるい人が言うこと
嘘っばち、嘘、前向きに生きようなんてそんなんくだらないよほんとに
太陽の光浴びたら元気になるも嘘、うるさすぎるよ
助けてって言う力も湧かない
酸素を取り込む気がしない

遠過ぎると不安になる、
遠くに行き過ぎると夜が来るのが怖くなる
あっという間に夜になって、知らない間に朝になって消えていくのが怖い
誰も知らないところへ永遠と行きたいいまは

工事で壁が砕け散る音がうるさい
後ろから迫るトラックもうるさい

時間がゆっくり過ぎるのが良いから歩きが良い

ライオンのたてがみ、毛並みみたいな雲。
誰もかれも無責任、私も

走ることなく、風を吹かせることなく、ただしっかりとかかとからつま先まで、順番に体重をかける作業に意識を配るのみ。
茶色と黄色の葉っぱを踏む音をなだらかに取り込むだけ、

ゆっくりと時間をかけて、私を撫でていく

健康なほうへ

夜が来てしまった
夜は来てほしくなかった
ラムレーズンのアイス美味しかったな
今日の夜は眠りたくないけど、
かっこよくて素敵な人たちに出会えたから少ししあわせ