アブラサス(一部)

2/16からの旅

岡山から北加賀屋まで


左隣の補助席に座るロングブーツ女子二人のゲラが好き
上野動物園のシャンシャンとは仲良くなれそうって話しててツボ

乗り換え、姫路行きの電車
「ほんまに」「ナントカへん」が聞こえるようになったころ

和歌山市立図書館


手に入れてしまったら熱が冷えるなんてことない?しぼんてくというより忘れていく感じ。果物狩りをしているみたいに。
好きだな、と思うのはきっすとこの建物自体へ抱く気持ちというだけではなく、この素敵な場所空間で本を読んでいるという行為に対して、しかもその行為に私はすでに何らかのキラキラとしたラベルを貼っているからこその感覚。

ほんとうにパブリックな空間って難しい、そんなものはないのかもしれないといろんなところで思う。
誰かが心地よかったら他の誰かが排除される空気になる、よくあること。
高校生で埋め尽くされた学習室、ムンムンとした熱気、4,5年前の塾の自習室を思い出す。
でも本が読める場所はたくさんあって、自分が落ち着く場所を見つけて本を読めるような気がした。エスカレーターの音や少しの話し声が程よくざわざわしてて、圧迫感がない、商業施設のあのちょっと心地よい匿名性、無責任性が心地よい。

好きな坂元裕二の本に偶然出会う。別の世界に2時間夢中になり、言葉があやとりしてるときみたいにくるくるコロコロ変わって遊んでいる。
しかも知らない土地で、旅の途中で!ロマンチックではないか!?

旅のコーナー
住まいのコーナー
建築のコーナー
ちょっと焦って、でも真剣で、何かを必死に追いかけるように迷路の中を探検するみたい。本を読める落ち着く場所、読みたい本が出てくるあるまちに住めたら。

三角の、川辺の
目が丸くて眉毛ツンの店主
おおきにおおきに、はい、はい、
全部連呼の店主
どういう関係性なのか不明だが2人で営んでいるお店すてき!
炒飯美味しかった、いつも1人で来てそうなサラリーマンが家族3人で来てた、
黄色と赤で囲まれてた

千鳥文化


わくわく迷路、傾き、重心が左に寄る
変なカタチ、探検
船大工さんたちが自由に自分たちのために増築しつくりかえていったたてもの
つぎはぎペタペタがっちゃんこ、むき出し
手前と奥に低い木
急な階段を上がると廊下吊り橋のような、吹き抜けと吹き抜けの間を通る橋、わたると少し暗い客室、インスタレーション、また変な形、
透明なトタンてきなの、光が入って空の青さがわかって明るくてよい、
なるべく元々あるものを使って。
すごい好きな建物 建築 空間。心拍数が爆上がりしていた。


1階は喫茶店やスナック?などの店舗、2階から住居、造船業で栄えたまちの元集合住宅。1階が店舗、2階が住居の文化住宅。

ここの何が私の琴線に触れる?
建物のカタチ?ごちゃごちゃ感=昔あるものを使っているところ、つぎはぎしているところ、むき出しのところ?
吹き抜けて開放的な空間?
人?
風が通ること?
木の質感?
緑色があること?
昔あるものが残りながら新しい場所として紡がれて発生すること
残す残さないのバランス、建築、、、
組み方構成の仕方空間の作り方
新しいものと古いものが混在してる

お姉さん、たまびの環境系、ランドスケープとかの専攻してるいうてたなあ
人と話すと息が私のものだったと戻ってくる感じ。

塩屋1日目 傾いたスーツケースと海岸で


シャラ〜と音が鳴って、飛行機は上昇する
ひつじ雲は離れていって、私のキャリーケースはポツンとたたずむ
カモ 首を出す

人の営みがそのままで、忙しなさもそのままで細い道と坂道が続く。
みんな当たり前にすました顔してすれ違って、ああこの人たちにとっては当たり前のことなんだな、と当たり前のことを思う。
それが羨ましい

コロッケとあんぱん、海 相性が良い気がする。
あ、テトラポッドのもっと向こうに震えて輪郭のぼやけた観覧車が見える、観覧車じゃないかも。
鳥は水面下で足を動かしていて、仲良く波打ち際のほうで何かを探してる。
邪魔しちゃいけない。

日が伸びて、あたたかくなってきてもっと夕焼けを楽しめるようになった。
定規で線が引かれたみたいな雲の下は、山の奥の方から光を放ち稜線を際立たせる。そこだけピンク
夜になる寸前
目を閉じて息を止めたらすぐ変わってしまう瞬きをするたびに水面に光が落ちて溶けてしまう。
吸い込まれてぼやけて視界が霞むよう。
ほらもう見えなくなる。
いつになったら夜というのだろう。
山の向こうで精一杯に最後の力を振り絞るほうに光がオレンジへと変わり、のばされる
うーんと伸ばされて浮き出て弾けそう
夜の光が起き出した、きっと呼吸をしていて声を出している、
ありったけの生命、一生懸命に、こちらに光線を送っている、消えてしまわないように溶けないように。

今日は日記を書こう

塩屋3日目 駅前の珈琲屋さん チョコバナナワッフル


私には何ができる?これから私は何をする?
ほらまた負の感情に押しつぶされそうだ
のみこまれそう、覆いかぶさって

Estacion Cafe 神戸・三ノ宮駅前
一回ニシムラ珈琲店的なところ行ったけれど、お金持ちの匂いがプンプンして店員さんもスパルタ教育されてるみたいなのに圧倒されて外へ出た。電話するふりして出た。

ちょうどいい雑踏感の駅前のカフェでチョコバナナワッフルを食べる。
とんでもなくモリモリのワッフル
無我夢中で食べて頭の中を昨日の記憶がかけめぐる
上手な付き合い方をして、なんとかうまく成仏したい。
せわしなくて、目が合わなくて、プツンと音がしていても、私の中で光があたるところに目線を落とせればいい今は。

塩屋3日目 駅からすこし歩いた公園で



ほんとにクネクネだ
今日は違う道を行こうとくねくねの道を進む
くねくねの道の先には空き地のような公園があった、誰もいないが、けんけんぱはある。けんけんぱをしてみる。
公園内でウロウロ歩く私を川の向こうの赤ちゃん連れのおばちゃんが怪しそうに見る           ずっと見る

電車のなか 春よ〜〜 のユーミンの曲が途切れ途切れに流れる
ちょうど本で「途切れる」話をしていたからタイムリーで笑ってしまう
横を見るが、どこから流れてるのか、誰の何から流れてるのかはわからない
けどみんなちらっとそちらの方を向いてまた何もなかったみたいに戻る。
は…るよ〜〜 遠き日々よおお〜 まぶ………たとじ……… ればそこ………に〜〜〜
この部分のメロディがずっと流れてる 途切れているが何の曲かはわかる

須磨海浜公園を過ぎると圧巻の景色。
大きな車窓に水平線が向こうに見える海、
キラキラとして
向こうには線で引かれた上にあるような雲。もくもく、
スマホみてる場合じゃないよみんな!
こんなに綺麗な海があるのよ!と言って回りたいくらい
この景色が見れたらもういいなくらいの、


エスカレーターのひだりみぎが違うところから関西弁から
ちょっと怖くて緊張した関西だったけどなんだかんだ楽しかった





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