見出し画像

2/3-2/7

こんにちは。
立教大学観光学部に所属しています、志賀まみと申します。

このたびInsitu Japan の拠点がある広島県の瀬戸田にてインターンシップをしています。

これは立教大学にて池尾健先生が担当している「ビジネスコミュニケーション」の授業をきっかけに全国からの学生に募集、選抜を経て実施されています。

なおこのインターンシッププログラムは池尾さんが代表を務める一般社団法人Intellectual Innovationsの支援により実施されています。

このnoteでは毎日感じたことを少しでも発信していきたいと思います!

ー---------------------------------

2/3から瀬戸田に来て、5日が経った。
2/3-2/7の日記。

2/3(木)

久しぶりに、高速船の六角形の窓に会った日。

〇既存の情報を編集する。
既にあるものをどう伝えられるか。
伝え方・組みかえ方によって受け取り方は変える。

〇アポ取りの重要性
関係者との細かい調整、礼儀から地域との関係構築は始まる。

2/4(金)

近くにちょっとお気に入りの空き家を見つけた日。

昨日の続きで。
地域と関わるということは、いろー-んな人と複雑に絡み合って関係しあうということ。
地域の中だけではなく、地域の外の人も含めて本当に様々な立場の人がいるから、その関係を築くことはすごくタフだけど、
その”タフさ”に丁寧に向き合うことが多分一番大事かもしれなくて。

関係者の方とのメールのやり取り、挨拶など地味だけどそういうとこから関係性は始まる。構築されてくる。

2/5(土)

自転車の漕ぐスピードを少し遅くした日。

〇言葉が先走る

午前中少し作業した後、ピザ屋さん Rinさんへ。お店オリジナルの和風ピザをいただいた。

海苔のソースにエビとモッツァレラチーズとしば漬けが!!
たまらんでした。
しば漬けのカリコリがアクセントになって、たまらんでした!!

rinさんの奥さんとご主人と話していて思ったこと。

やっぱり「地方創生」って結果論。
外から見た人の「エゴ」というか。

「地方創生」「地域活性化」って、言葉だけが自分の中で先走っていて、
じゃあそれって、その中で何が起こっているの?どこから始まったことなの?誰がやっているの?っていう
中身に目を向けるのを「言葉」で表すことでやめていたのかもしれないと思った。

〇自分の好きなまち

その後は自転車で生口島をぐるーっと一周。
南側の方が、区画、というか土地が広い、というか
たくさん隙間がある印象を受けた。

海沿いの大通りしか歩いていないので限定されてしまうが、
より住宅街の方、細い道を歩いてまちの雰囲気をもっと見たいなと思った。

自分はどんなまちが好きなんだろう。

しおまち商店街周辺をぶらぶらしていたとき、そして、これまでの旅行?から浮かんできたこと。

自分が「好き!」ってなるまちの中の要素を挙げてみる。

路地があるところ
・奥の方~に吸い込まれそうな細い道は大好物。
・道が狭いと自然とすれ違う人との会話が生まれたりして楽しい。
・庭とかがない家とかは家の前の植木鉢とか、路地に人の生活感が染み出していて楽しい。

古い建物が残っているところ
・私は、昔の名残とか生活の雰囲気から、当時の生活とか人のことを想像するのが好きだから古い建物は楽しい。物理的には繋がれない時代のその地域のことに思いを馳せるのは面白い。

ゆっくりできるカフェがあるところ
・ぼーっとしたり、本を読んだり、ときにはウトウトしたりいつもとは違った時間の流れを感じられるところがあったら幸せだろうな。
・本がたくさん置いてあるカフェはワクワクする。
あと、緑色の椅子。

パン屋さんがあるところ
・私はパンが好き。

自然に身近なところ。
・緑は大事!!
・海っていいよなあ(特に瀬戸内海いいよなあ)と瀬戸田にいてさらに思う。

さて、かなりどうでもよい私のすきなまち紹介みたいになってるけど、
瀬戸田に来てより一層強く浮かんできたものだから、記録しておきたいな。

2/6(日)

風が強い。

島の風の強さを一層感じる、
足の裏の感覚が麻痺して厚底ブーツになる、あの感覚を
高校生以来久々に味わった日。

〇ごちそう、の原点

祥子さんのごちそうの森、「大地の講座」へ。

「太陽みたいな笑顔」という比喩があるけど、ほんとうに太陽みたいな笑顔の祥子さんのガイドで、山の上へとことこ歩く。

いたるとことに飛び出すいばらに、苦戦しながら
きょうこさんや祥子さんにいろんなことを教わった。

お二人から教わったこと

〇背の伸びた草の、ゆらゆらとわかりやすく風に揺れてる部分を刈り取る。
 →丁度良い風の通り道を作る。

〇刈った草や枝は裸の土の上へ。
 →なじませて、土砂崩れ防止。
 →豊かな土壌になる。

〇水脈をつくる。
 →ところどころにたまり場を作って泥を浄化させる。

〇猪の行動を分析・活用
 →猪の行動には全部理由がある。穴を掘るのも畑を荒らすのも。
 →猪の行動を誘導するような仕組みを作って活かす。

なんの植物が生えているのか、なんで今土の状態がこうなっているのか、とか全部きちんと理由があって、
そこを読み解いたら、読み解く努力をしたら、

人間と自然はもう少し共存ができるのかなと思う。
そもそも人間も猪ももとをたどれば同じ的な感じで、全部「自然」の中。

人間はいろんな能力を持っていて、制御不能なところまでコントロールする文明を持っている。

それで人間の都合のよいように、開発したり、粗末にしてきたりだと思うけど、
逆にそれを直していけるのも人間で。

長ー--い年月はかかるけど、
人間の手で、また少しずつ整えていくことはできる
その過程の一部にいれたことがとても貴重な体験だった。

瀬戸田のまちを構成する、自分たちが今立つ土地。瀬戸田の海。
生きる源の「食」を生む大地。

一番身近で自分と接しているものなのに、
どこか遠くて捉えどころのないものだった。

「大地の講座」で
漠然としていたイメージの「自然」との付き合い方を少し知ることができた。

「何をしたいか」「自分がどうしたいか」ではなく
「何が自然にとっていいか」

首の少し傾いた顔を、少し戻して。
これまでとは違った視点で付き合っていけたら、接していけたらと思った。

2/7(月)

慎さんの、ピンクのニットいいなあと思った日。
ラテと、ベーコンとしらすとキャベツのペペロンチーノと、外側に砂糖のコーティングがあるタイプのバームクーヘンに癒された日。

今日はプランの骨組みを完成させる予定。
まん延防止措置が13都府県で延長されると聞いて、20日まで延長中の広島県はどうなるんだろう、とヒヤヒヤが増す。

マンボウにも対応したパターンのプランをつくらなければ。

まだ決定はしていないけれど、だんだんとツアーの流れ・形が捉えられるようになってきた。

ここから関係者の人へのアポ取りが始まる。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?