不定期:日記

11/5
久しぶりの尾道
和作ウィークの成田さんのトークに参加。
小林和作という人は全く知らず、空き家再生や地域の文脈に対する興味から参加。
が、和作個人の活動や生業を次第に読み解いていくうちに尾道のまちにどんな施設があったとかこんな人の動きがあったんだろうとか過去の尾道という都市の要素や生活動作が自ずと浮かび上がってくるのが興味深い。

個人の活動が創造され、それを継承していく流れ。過去を読み解きそれをまた継承することでまた独自の文化が練られていく。そして成田さんたちみたいにその動きをまた辿る人たちがいる。
過去のまちの構成や成り立ち、さらに地域に根付いていたり外からだったりの人流を読み解き、現代の活動に繋げていくことへの興味、それはきっと私にぴたりと当てはまるような気もする。ああ卒論テーマ、、

成田さんの研究分野である都市や地域と、学芸員さんの専門である日本画や西洋画(和作の本業?)が2つ連続で1つの文脈に収まることで、和作という人物の生業が立体感を帯びていた。(こういうことをしていた一方で同時にこういう動きもしてたんだ〜的な)

岡山はじめ他都市との比較もおもろー!
戦災復興都市と非戦災都市の文化施設や活動の広がりの違い。
美術館や図書館など大きな箱の拡張と草の根的な活動の繋がりや交流。
中世から社寺が建ち、港もあったので商業的にも繁栄した尾道、豪商の茶園文化が隆盛し古くから文人たちの交流が盛んであった。
そういう古くから文化的な土壌があって現代へ繋がる、という背景がある。
一方で岡山など城下町は城下町で栄え、城の周りに文人たちや豪商が集まる。
さらに岡山などは戦災により都市が一度0になり復興の過程で再生していく都市。
都市の成り立ち背景を読み解き現代に反映させ現在のまちをさらに読み解いていくみたいなのはやっぱり面白いよなー

来週のワークショップも頑張りたいーーー
既に持ってるしがらみみたいな壁みたいなのとりあえずなくして下からゼロで謙虚に、かつ奔放な姿勢も忘れずいたいけど変にいつも真面目で頭硬いのなんとかしたい

11/5②
大谷さんのおうち、とんでもなく素敵だった。
去年の改修作業に参加させていただいて以来の迷宮堂だったが、びっくりするくらいすてきなおうちとなっていた。
私が想像してるよりもっと「もうどうにもならないんか状態」だったであろう空き家をこうして身の回りの人とつくってなおして、また新たな場所へと変化させていく、人が住み、集い、暮らしていく、そんな場所へとなっていく。その過程を自分は経験した訳ではないけれど、「ああ本当にできてしまうんだ」と圧倒された。「いや~~大変だったけどね」って大谷さんは言っていた。
大谷さんの言葉を借りれば、都市の「隙間」、不動産市場にも行政にも見捨てられた空き家・空き地を自分たちで手にかけていく、そこで生まれる活動、というか人間の集まり、動きの可能性がぼんぼー---んとね。


11/6
 
没入しすぎだなあ
もっと周りの世界に対して積極的でありたいもっと見渡してたい
吸収しつつ変化を求め遠くへ足を運ぶ労力を厭わないでいれたらなあ
遠いようで実は遠くなかったりしますからね
まわりがみえなくなると怖いね

11/7 
成田さんの、
「引き出しから人を繋いで自分のところに最終的には持ち込んでくる能力」凄すぎる

岩崎さんとコウガメさんと成田さんの話し合い共通言語が多すぎて岡山のお店の人全員知り合いなんかレベルで引き出しからどんどん人が出てくるし、
「この人を読んでこれしてもらおう!」とか「この人ならこれがいいかもね!」みたいな、人からさらに適材適所を引き出していくストックもすごい

引き出しすごい人の3乗で会話の回転率と遠心力が凄いことになってた、
この引き出しの量は6年という年月からなのか、成田さんがもつ知識や言葉や雰囲気がもたらす人脈的なものだったりするのか、歳の合う「友達」だからなのか、
その全部だと思うけど、

自分がもし何かを作る立場に、場を回す立場になりたいと考えた時、
こんなに人と話して繋がって、芋づる式にカテゴリーやジャンル、自分の興味の幅、関わる人を広げていけるだろうかと(それでもってまた次の機会に繋げていくとか)圧倒的力不足を感じたどかーーーーん

畷本とかもそうだけど何かを自分がしたいとなったとき本を読んだり何かをしたりいろいろ積んでるものが足らなさすぎるよねはああああ

11/7②
畷本についていろんな要素ありすぎて頭から溢れている
どうまとめたらいいのだろう今日の一時間の話をまとめるのにも時間がかかる半年でできるものではないことは確か、これ卒論に繋げられるなというのも確か、

①とりあえず、問を整理する。
『性質の異なる商いが同時に存在し、同じ空間・時間を共有していること』
そして、それを「記録」する。
「性質」とは?「性質の異なる」とは?
んばど、問を細分化し、発散した後に収束させることでテーマや構成が見えてくる。
人・空間・時間
人に関しては、空間・時間軸的にNAWATEの範囲の中で起こっていることと外で起こってきたことがある。時間軸:フェーズA→フェーズB(NAWATE )→フェーズCみたいに。空間:NAWTEの中での仕事、NAWATEの外での仕事。
その人の生業・生活を読み解いていく中でNAWATEの位置づけ・意味づけが見えてくる、文脈が繋がっていく?

②最終的にどのような形で伝えたいのか。
図鑑・ヒストリー的な
最後には大きな意味付けみたいなことも、9年間から見て成田さん石井さん

おじさんとか・小学生とか外→中みたいない動きは発展として。
時間的な記録を写真や絵で巻頭に収めても良いかも、アルバム。
とりい雑記帳はコラム的な感じが同じく写真とともにまちや宿の風景とともに活用、既に書いたものの中から引っ張り出していく。
空間的な図は中庭・喫煙所・カドなどそれぞれの商いのまとめとして図(絵)にして描くか、たるさん

こちらも、話したことぜー-んぶ整理できるわけではないから一個ずつやなやなやなうんうん。
自分の「面白さ」とするところから質問や穴を探していく作業を丁寧に。
結果的に枠組みを決める。

11/8
睡眠不足、マイナス定期、なんにもやるきでない定期
文字を目で追おうとすると勝手に別の意識が潜り込んできて邪魔をする。
ただ文字を追っているだけ、変なことを変なように考えてしまう。

妄想というのだろうか。
ありもしないことをじっくり考えて、勝手に楽しくなったり、逆にかなしくなったりする。
そういう、別の意識が勝手にやってきて、目の中をかき混ぜてあっちへ行ってくれない。一方的に話かけて私は答えないのに、それでも言葉を発し続けてことばが私の中に取り込まれるのに蓋をする。

ほんがよめない。
ついでに、本を読むひとのことを想像しては、本が読めない自分と対比する。
頭にあついものが溜まってぼーっとする。
水分が足りない?水を飲んだほうがいい?

さいきんね、言葉が出なくて、言葉を紡げなくて厄介。
自分が丁寧につくりたい言葉がつくれない。
これまでの引き出しの中からもう使い古したようなことばしか出て来なくて、
だれかと対等に会話することを許せるような、まともな言葉を知らない。
新しい本を買えばいいかな。新しい映画を観に出かければよいのかな。
外の世界に対してもっと積極的になりたいけれど、遠い。
遠いようで実は遠くないんだけれど、まわりが見えなくて進むことを厭う。
何か新しいものを、甘さの異なるものを体の中に取り込みたいと思うんだけどなあ。いや取り込みたい、食べたいんだよ。

ただ、今はバレーボールがしたくなるような秋の静かな風が吹く木の下とか、
窓を全開にした部屋のベッドの上とかで、
光と陰がまだらになった木漏れ日を吸って寝ていたい気もする。

ジブリ映画に出てくるようなゆっくりと動く雲を眺めながら瞼の重さに負けたいなあ。雲はどこへ向かうのかな、
きっと思ったより歩くのが早いんだろうな

冬が来る前に、雲の隙間を見つけたい。

今日は皆既月食とレアなやつ
自分に余裕がなくなると、というかキャパがなくなると周り見えなくなるの周りに対して雑になるのやめたい
みんな優しいのに跳ね返してしまうのやめたい
川上未映子さんの小説読みたいしょうせつがよみたああいい
やっぱり言葉が欲しいけど拒絶してしまいそうでこわい

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