水の流れが壁を破壊し、周囲が水で満たされる。光はない。深さを図るのも飽きるぐらいの深海だ。頼れるのはセンサーとライトのみ。慎重に外へ出ると、カメラが揺れの原因を捉えた。矢のような頭部と、それに比して細長い胴体。胴体は無数の+がつながったような形状だ。「やってくれたな、魚骨野郎」

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