ポケカの(一部の)民度終わってるみたいな話

今日ポケカの大会を主催してきて起こったこと、感じたことを書きます
そんなおもろくないです

まずは募集段階であった出来事。

①プロキシ(代用カード)の使用許可を求める声多数

最初に頭をやられたのがこれです。
『クレイバースト』『スノーハザード』の販売抽選の結果が出たあたりから

「カードが買えないからプロキシ(代用カード)使用を許可してくれ」

というDMがTwitterに計5件送られてきました
これに対しては当然ですが、認められないと回答しています。

大前提として、他者の権利物のコピー品の使用を許可して参加費を取り、賞品を提供した大会を開くというのはかなりアウトです。
聞いた話によるとポケカの界隈では許可されている大会もあるようですが、そこの主催者さんは考え直した方がいいと思います。聞いた時顎外れてブラジルまで飛んでいきました。

権利関係でも当たり前にダメですが、大会は「メーカー」と「購入者」の存在で成り立っています。
新しいカードが出なきゃ大会は開けないし、それを買う購入者がいないと成立しません。
ですので大会を開く側は、その二者に対しリスペクトを持たないと私はいけないと考えています。

今回の話で言えば、ちゃんとカードを買って揃え大会に参加したプレイヤーと、カードが揃わないから代用カードで出たいプレイヤーを同じ扱いにすることはできません。
「購入者」と「非購入者」が同じルールのもと競技として戦うなんてもってのほか。

あえて厳しい表現をすると、「ちゃんとカード買って遊べ」というところです。
私がメインでやっているヴァンガードは現在カードが非常に高額化しており1デッキ平気で3〜5万かかりますが、高いからプロキシ使わせろなんて声が出たことはありません。

こんな声が当たり前に上がってくる界隈大丈夫かよと、この辺りから疑問を持ち始めました。

ちなみに、このDMを送ってきた方はプロキシの使用を拒否したところ全員もれなく参加キャンセルしています。


②大会に潜り込もうとする人間が出てくる

タイトルを見てどういうこと?って思いません?
私も「どういうこと?」って気持ちで読んでたので正しい反応だと思います。
開催を1週間前に迫ったころ、Twitterにこんな DMがきました

「間違ってキャンセルしてしまったので、再登録するから参加させて欲しい」

この方はご存知なかったのでしょうが、実はtonamelは去年末あたりからキャンセルした人を管理画面から確認することができます。
キャンセル前の登録名を聞いたところ、「忘れた」の一点張り。
自分で登録しておいて忘れるってどういうことだよというのもありますし、その時点では大してキャンセル者の数は多くありませんでしたのでなんとなくどんな感じだったのかだけでもとヒアリング

すると返事は来なくなり、気付けばブロックされていました。

恐らくキャンセルしてしまったと嘘の申告をして参加確定枠に潜り込もうとしたのだと思っています。
先の件やこの件、そして新弾発売日の荒れ様を見て治安ヤバすぎだろポケカ、と思い前日に運営の人員を1人追加しました。


③キャンセル者数約半分、無断キャンセル44人

今回一番ヤバイなと感じた部分です。
前提としてお話ししますと、私の大会ではいつも1ヶ月ほど前に開催告知を行い、開催の1〜2週間前に受付を開始しています。

これはまず開くことを告知して参加者の皆様に日程をあけていただく期間、チーム戦ならチームを組む猶予としての1ヶ月前の告知
そして受付開始タイミングは直前のキャンセル(ドタキャン)や無断キャンセルを防ぐためです。
1週間〜2週間で1日空けて参加する予定が変わってしまうようなことはそうありません。
よほどの悪意でもなければ、そうそうキャンセルすることにはならないでしょう。

実際このやり方に変えてからキャンセル数は激減しており、目に見えた効果が出ておりメインで開いているエボルヴやヴァンガードではせいぜい1〜2名(チーム)程度のキャンセルに収まっています。
とはいえユーザーの多いポケカでは、いろんなこともあるだろう、TRAILの大会にも慣れていないしと思い、ある程度のキャンセルは覚悟していました。

しかし、蓋を開けてみれば変えてから「キャンセルの処理をした人数」はなんと45人、そして無断のキャンセルはなんと44人でした。
明らかな異常値。未だかつてこんな数字見たとありません。

これを素直に受け取ると、190人いるうちの半分が2週間以内にどうしても外せない別の用事ができたということになります。
そんな訳はないし、そんなに多忙なら登録しないでくれというところです。

ここで言いたいことが2つあります
まず一つ目は「キャンセル処理をすればokだと思うな。大会で決められた期間内に必ずやれ」ということ。
当大会では大会前日の21時をキャンセルの期限としていました。
前日夜21時にキャンセルするのも相当迷惑な話ですが、そのタイミングならギリギリ繰り上がり当選者が気がつく可能性があるためギリギリセーフです。
しかし今回はそれを無視し、21時をすぎた後になんと22名もの人数がキャンセル処理を行いました。
当日朝4時とかにキャンセルされたところでこちらからすると無断と何も違いありません。

もう一つは無断キャンセルの問題
無断キャンセル44人って数値初めて読みました。前代未聞です。
外れた顎が地球一周して後頭部に当たりました。

今回参加費は2500円なので、11万円の欠損
ちょっと頑張っているアルバイターの給料1ヶ月分くらいです。
それが無責任な行動一つで吹き飛びました。

無断キャンセルや直前のキャンセルの何がダメかというと、まず後ろでキャンセル待ちになってる人が参加できません。
すると運営も損をするし、出たかったのに出られなくなる人も出てきます。

出られないからキャンセルするではなく、出ない大会にはそもそも登録しないようにしましょう。

そして今回、幸いTRAILは余裕のある運営母体なので耐えましたが通常の個人主催であれば無断キャンセルで11万も吹き飛べばまず二度と開かないでしょう。
開かなくなると大会参加を楽しみにしているコミュニティはゲームを離れていきますし、SNSが盛んな現代ではドタキャン被害があって主催団体が潰れた噂はすぐに広まります。
すると誰もそこで大会を開かなくなります。

大会がなくなるとそれをモチベーションにゲームを楽しんでいる人はゲームから離れていくし、すると店も売り上げが落ちて取り扱わなくなったりします。
そうなると遊ぶ場を失うのは無断キャンセルした人本人です。

店の扱いが無くなるまで行くと大袈裟かもしれませんが、その手前までなら何度も見ています。

誰1人得しないし、最終的に損するのは自分なので絶対にしないようにしましょう。

あとまあ綺麗事を抜きにすると普通に腹立つし主催からすると財布から金盗まれてるのと大差ないです。なので泥棒と同じ扱いされても文句言わないでください。

描いてて疲れたのでこの辺で。
ちゃんと来てくれた方々には感謝しています。

今回の件でポケカユーザーの一部は民度が他のゲームよりもかなり悪いんだなと思いました。
大会に来てくださった方々は皆さんフレンドリーで運営指示にもしたがってくださり、全員がそうではないとは思います。
今後開くことがあったらそういう民度悪い層は出られないような仕組みにし、本当に楽しんでもらえる人達だけ来てもらえるようにしたいと思います。
おわり

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