花様年華のその先を探して
【花様年華のその先を探して】
本日の私、沢山歩いて身体は疲れているというのに、帰って一人で晩酌していたら頭が冴えてしまって。
『ナムさん誕おめ~。ほんとおめでとう。防弾の大地の父だよ、あなたは。
(みるみるは酒に酔ってだる絡みオジサンのようなテンションになっております。)
(ちなみに超酒弱いです。)
思えば、vliveとか記者会見とかで曲の背景とかコンセプトの説明するの毎回彼だよな〜。
曲のクレジットにも必ず名前入ってるし。
ってかPermission to Danceの次の曲どうするつもりなんだろ?
ってかてか花様年華、まだ終わってないからそろそろ伏線回収してくる?
え、むりむり、花様年華関連の供給は欲しいけど終わってくれるな(ワガママオタク)』
と思考を巡らせてしまいまして。
公式HPのディスコグラフィーを片手にMVを観漁ったり、世の中の大☆天才様たちの考察ブログを久しぶりに読み返したりして。(話逸れますけどね、やっぱファンが多いと民度が~云々みたいな話はありますが、同時に天才も多くてですね…。)
で、アルコールとHYBEの策略によってクソデカ感情を抱えてしまったので、ここに綴ります。
あ、あと読む前に注意!
※花様年華に首を突っ込んだら一生戻れなくなるのでその準備はオッケーですか?
(この文章はある程度花様年華を理解している人向けです。でも、あまり深く知らない人でも概要程度に知っていれば問題なく読めるように書くつもりです~。)
※花様年華はいろーーーーんな考察があるので「間違ってる」「合ってる」ではなく「なるほど☆」ベースで読むのがおすすめの楽しみ方だよよろぶん♡
※先に言っとく!バンタンやっぱすごいわ!
*
【花様年華は続いている】
まずはここから話しましょうか。
個人的な意見としては、BTSのディスコグラフィーは主に4つの作品群(時期)に分けることができると解釈しています。
①花様年華期(本国デビュー~血、汗、涙あたりまで)
②LOVE YOURSELF期(LYのアルバムあたり)
③魂の地図期(Magic Shop~MAP OF THE SOULあたりまで)
④Dynamite以降(Dynamite発売~現在)
そして、①~④のすべてがなんだかんだ言って繋がってるし花様年華終わってないわ…好き…、これからも期待…、となるんですね。
一つずつ解説していきます。
①花様年華期(本国デビュー~血、汗、涙あたりまで)
正直、本国デビュー期から花様年華コンセプトが導入される前の時期(2013~2015.03あたり)を別で整理しようか迷ったんですが、結局③の時期で伏線回収というか、曲のコンセプトを重ねているところがあったりするのでデビュー期から①としてまとめています。
この時期はいわゆる「がっつり考察しちゃいなヨ、YOU!(ジャ〇二ーさん…?)」期でして、MVにも歌詞にも、もうそれはバンバンとオタクの考察心をくすぐるシーンがふんだんに入ってるわけです。”人生で最も美しい時間”、”青年期の葛藤”を7人の表現力で巧みに描いています。そしてこれがすべての始まり。
②LOVE YOURSELF期(LYのアルバムあたり)
次はLOVE YOURSELF期。①で葛藤に悶え苦しみ、しかしその中で確実に成長した7人たち。公式からは①と同様に「がっつり考察しちゃいなヨ、YOU!(ジャ〇二ーさん…?)」のテンションで伏線が供給されますが、①と比較をすると内容が少し落ち着いているというか…決して根本的な解決はできてないし、ジン君だいたい物憂げな顔してるし、大丈夫そ?って感じなんですが、EuphoriaのMVをはじめとした「お、あんたらハッピーになれたんとちゃうん?」と思わせるような描写がいくつか出てきます。
と・は・い・え。やっぱりね、なんかこう、”どこか夢見心地”な感じがするんですよね。BTS(あえてこの時期からはそう呼ぼう)の「自分を愛する」という、今もずっと語り継がれるキーワードを冠して、”過去のつらい時期を乗り越えようとする新たな心の道しるべを手に入れた過程”だと解釈しています。
③魂の地図期(Magic Shop~MAP OF THE SOULあたりまで)
そして、魂の地図期。これは誤解を恐れずに超~~~~ざっくり分かりやすく言えば「なんか自分を愛するのも大事だし、それに加えて魂の地図を探すといいっぽい」みたいな感じ。ここで重要なのは(花様年華起点で話すと)①は青年期のもがき、②はそれを克服しようと努力する過程、③はさらにこれから生きていくうえでのテーマ、であるということ。
魂の地図の中にはPersona(仮面)だったりOuter World(外的世界)だったりと、”自分を愛する事を知り、ある程度セルフコントロールをするようになった人間が、外界との折衝をしていく中で自己を見つめ返す”ともとれるメッセージ性を持っています。
これは、BTSとして世界中に影響を与えるレベルになった7人が、ただ自らの夢を実現するだけでなく(もちろんその道のりは決してたやすくなかったけれど)、さらに飛躍するのか、それとも…という大きな選択を迫られた先に見出した一つの”生きるための指標”だと考えたら腑に落ちると思いませんか?
しかも、2018年年末のあの伝説のMAMAでジン君が「年の初めに解散の危機があった」とスピーチしたことからも、②を経てある種バーンアウト的に”これから”が見えなくなってしまった彼らが”これから”をつくるために置いた指標だと解釈するととても納得がいきます。(※個人の解釈です)
④Dynamite以降(Dynamite発売~現在)
そして、そんな③を経てやってきたDynamite期。Dynamite新規という言葉が生まれた時期ですね。
このDynamite期にほぼ初めて、MVに分かりやすく”花様年華の伏線”と取れるものがなくなってしまい「花様年華はやっぱり終わってしまったの…?」となったわけです。
④に関しては
・Dynamite期
・BE期
・Film Out期
・Butter期(feat. Permission to Dance)
と細かく分けて紐解くことによって「やっぱり花様年華は終わっていないんだ…!」と言う考えに至ります。
ってことでまず、
・Dynamite期
ここでBTSの運命が変わります。これをリリースした際、米誌Esquireで「新型コロナウイルスがなければこの曲をリリースしていなかった」とナムさんが語るように、(もし新型コロナウイルスがなければ逆にどんな曲を出していたかは分からないけれど、)このパンデミックの社会情勢がBTSを”世界中の人から愛されるK-POPアイドル”から”世界中の人に愛される世界的アーティスト”になった瞬間だと思います。
・BE期
Dynamiteによって世界の人々にとって共通のアイコンになったBTS。Dynamiteで人生と世の中への希望を見出す弾けるような曲を歌った後に出した、”人生は続いていく”というメッセージングのしっとりソング。このMVで花様年華で使われたトンネルを映したりしたために「まって、なんか花様年華匂わせなながら”人生は続いていく”とか言ってる…え、これ週刊少年ジャンプで作者が落ち考えつかなくて”俺たちの冒険はまだ始まったばかり…!!”みたいな雑な終わらせ方するのと同じやつ…⁉」という思考に陥ったのはみるみるだけでしょうか?(おい。)
・Film Out期
で、そんな花様年華考察オタクを放置プレイして(ホソクの女が出てんのよ。別にビッヒはそんなこと思ってないのよきっと。)、イル活ソングとして出したこちらの曲。さすがはご主人様🐿♡ 飴と鞭の使い分けかのように、「花様年華は匂わせとくけど、僕のパートは少ないよ?」ですね!大丈夫です!犬の我々は「待て」がしっかりできるので。(急にここにきてホソクの女人格出すのやめな???)
・Butter期(feat. Permission to Dance)
そしてやってきましたButter期。ここでゴリゴリの英語曲を、しかもDynamite同様、世界中の名だたる音楽家を終結させて発表します。分かるよ、アメリカナイズドされてるもん、言いたいことは、わかる。ってかそんなことよりホソクさんパート増えてよかったね、ほんと。
ここで「Film Outで花様年華忘れてないよ☆感出しといて、結局英語曲かーい」と言わせないのがHYBE様(この頃にはHYBEに変わってましたね)。ちゃんとコンセプトクリップでは砕けたアメや散らばったグミなどの「よー分からんけどなんかそれっぽい意味深な画像」をリリースすることでしっかりと考察オタクの心をキャッチ。
(ここからは盛大に個人的な意見が含まれるので話半分に聞いてくださいね。)正直、兵役を最短でも一か月は行かなければならないという事情を抱えている以上、事務所も彼ら7人も兵役前までに「行けるところまで行っておきたい」というのはあると思います。だから過去のコンセプトを残しつつ、「行けるところまで行くための」音楽性を携えてリリースするのが”総合的に考えてベスト”なんだろうと。
④はこんな感じで分かりやすくざっくり表現するなら「イレギュラーで英語曲出したら世界の公式アイコンになって、自分たちの念願の夢もあるし行けるとこまで行ってみよ☆あ、花様年華ももちろんお楽しみに☆」って感じだと解釈しています。
実際、10月にColdplayとコラボする曲は宇宙がテーマで、この前ソウジュもあったし?なんかイメージフォト見たらめっちゃ魂の地図っぽいし?あ、ほら最近「ごっめーん、みんな大好きON:Eコン今円盤化したよ~☆写真集もあるよ~☆ミアネミアネ~☆」って感じだったじゃないですか。MVの細部にまで伏線を張りまくるあのビッヒが「円盤化しなかったのは忘れてただけなの、ぴえん」って理由でON:Eコン放置してたと思います?ON:Eコンで歌ってる曲?MAP OF THE SOULでしょう。はい、そういうことです。
もうやだ、大好き。
*
ってことで、兵役前でも後でもいいんです。花様年華は形を変えて、それでも確実に防弾少年団の音楽の中に残っていて、これからも続いていく。そう思っています。
人は本当に賢い生き物で、生きている以上は「今の環境にとってベストは何か」を考えて変化を受け入れ、許容し、さらに飛躍します。
その形がどんなものであろうと彼らの自己選択の結果であり、成果であり、創造物であるということを忘れないでいたい。彼らの心の真ん中に根付く”人生で最も美しい瞬間”は彼らが彼らであり続ける限り、更新されていくのだから。
(2021.09.12 偉大なるウリリーダーに祝いの意を込めて。)
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