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なぜジャニーズじゃないケンティー(中島健人)は素直に推せるのか?(GEMN/ファタール)

先週から『推しの子』アニメ新シリーズが始まりましたね。東京ブレイド編までは漫画で読んだからアニメは観なくていいかなーと思っていたけど、意外と1話がさくさく進んだのでどの巻までアニメ化されるのかなと期待大。

OPめっちゃかっこいいよ

話が脱線するけど『鬼滅の刃 柱稽古編』でもマイファスとhydeがコラボしててめちゃくちゃかっこいい。どちらも歌上手いから音楽番組で見応えがある。(余談の余談だけど、マンウィズとmiletのコラボのときは音楽番組出るとき大体OPEDセットで披露していたのに今回OPのみなのは何でなの?EDはhyde色が強すぎるから?)

本題の主題歌はGEMN(ジェム)の「ファタール」
GEMNとはキタニタツヤと中島健人で新たに結成されたユニット。

キタニタツヤといえば『呪術廻戦 懐玉/玉折』のオープニング主題歌「青のすみか」よかった。ぶっちゃけテレビで生歌をはじめて観たときに声のイメージと違ったから勝手に幻滅したりしていた(だって歌手なのに唇にピアスつけてたから…歌いづらくないのかなってずっと気になってるんだよね)こともあったけど、やっぱりかっこいいですね!それに歌だけじゃなくてダンスも踊れるなんて!

あれ、中島健人かっこよくね?どうして今まで気づかなかったの…?

ふとした瞬間。ほんとにふとした瞬間に思った。

「あれ、なんか中島健人かっこよくね…?」

今まで全く興味なかったのだけど、アイドルなんだから歌って踊れて当たり前なんだろうけど、なんかすごく曲にハマっている…。

中島健人はアイドルグループ・SexyZoneの元メンバー。今年の3月末にグループを脱退し、現在はSTARTO ENTERTAINMENT所属でソロとして活動しているらしい。

デビュー時のグループ名が「SexyZone」て…。かなり攻めた名前だと思った(今は「timelesz」に改名)。それに当時メンバーの平均年齢が14.4歳で、最年少のメンバーは11歳!?中島健人は最年長で17歳だったみたいだけどみんな幼い顔立ちをしているし、同い年あるいは年下のアイドルを応援する・好きになるっていうことにとても抵抗があった(そもそもそのときは、ジャニーズといえば嵐にしか興味なかったしなぁ)。

そんなこんなでいろんなノイズがあって「あ、こんなグループがいるんだな」くらいの認識でとどまっていたのだ。
だから今回MVを観て素直に湧き出た感情は「ジャニーズの中島健人」ではなく、「単体の中島健人」だったからなのではないかと思った

ジャニーズだとどうして素直に推せないのか?

一連の騒動で問題になったがそれを抜きにしても「ジャニーズ」という看板がついているだけでなんとなくフィルターがかかる。その理由について以下の3点思いついた。
これは「私の場合」の話なので、ジャニーズや推しの子に興味がないあなたにも思考実験のひとつとして一緒に考えてもらえたら嬉しい。

  1. ジャニーズ的なかっこよさが苦手
    ジャニーズといえば、これまではジャニー喜多川のお眼鏡にかなった人でないと入れないしアイドルとしてデビューもできないイメージだ。小学生のときにちょっとかっこいい男の子がいると「ジャニーズみたいだね」と会話が飛び交っていたように、「ジャニーズ事務所に所属している=かっこいい」は周知の事実であるように思う。でもジャニーズとしてかっこよさ、とわたしが好きなかっこよさには相違があって、わたしはジャニーズ的なかっこよさが少し苦手なのかもしれない。「ジャニーズ的なかっこよさ」とは何か?と問われると説明に困るのだが、なんかこうキラキラ・オラオラ・僕たちかっこいいでしょ?みたいな…。だからこの「ジャニーズ的なかっこよさ」を演じていた(?)中島健人にはノーマークだったのではないかと思う。

  2. 大手アイドルグループであることの売り出し方
    わたしは業界のことはよく知らないのでこれはものすご偏見になるのだけれど、ドラマでもバラエティの司会でもなにかに抜擢される時は実力じゃなくて「ジャニーズ」というブランドやらコネやらでねじ込まれている感じがしてならない。テレビ業界ってそういうものなんだろうけど、ジャニーズに関しては特にそれを強く感じるということ。もちろんアイドル業だけでなく俳優やバラエティやいろんな経験を通して徐々に実力をつけていくのだと思うけれど。

  3. キラキラ・チャラチャラした曲
    これ、最大のディスりになりそう…。もちろん良曲もある。嵐の曲で好きな曲もたくさんある。今は歌もダンスもすごいと思う。それでも今の時代YouTubeやストリーミングサービスでいろんな音楽に触れる機会が多いから、そういうのと比べたときにやっぱりアイドルの曲はアイドルの曲だなぁと思ってしまう。キンプリから脱退して新たにグループを作ったNumber_iとかみてるとこの人たちは本当はこういうことがやりたかったんだなと思う。

まとめ

なぜ、ジャニーズじゃない中島健人は素直に推せるのか?私の結論はこうだ。

「ジャニーズ的なかっこよさ」ではなくて曲のかっこよさが表出されている。そして、今回ユニット結成の経緯がキタニタツヤ所属レーベルのソニー・ミュージックから提案だったとのことで、ジャニーズだからというコネ(元ジャニーズではあるけれど)じゃなくて、単純にこの2人がユニット組んだら面白いんじゃね?っていう感じで話が進められていそう!実際に異色コンビで新鮮!さいごに、作詞作曲キタニタツヤ・編曲Giga(Gigaは鏡音リン・レン「劣等上等」、Reol「第六感」、ado「踊」「唱」、宝鐘マリン&Kobo kanaeru「III」など中毒性の高い数々の楽曲を生み出している!)という、とにかく曲自体がめちゃくちゃよい。

GEMN/ファタール ぜひ聴いてみてね!

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