ミリオンドールのJASRAC許諾について

ミリオンドールという作品は、
作中に実在のアーティストの曲の歌詞をJASRAC申請の上で引用してライブシーンを表現していました。
これは作者である藍が、ミリオンドールを描く原体験となった実在のアイドル音楽シーンに還元したいという思いから、
許諾申請料をお支払いした上で表現しておりました。

このたび、ミリオンドールが掲載媒体を移籍し、
今後も新たな媒体、電子書籍ストアでの展開が考えられることと、
現在のJASRACの基準において、こういったケースの漫画に対する料率の最適化された設定がないこと（掲載媒体の売上から割合で設定）をふまえ、
また、歌詞を掲載したまま媒体掲載してしまうことで、
他の掲載作家様の積み上げて来た売上から
許諾申請料を支払う可能性が出ることを避けたいと思い、
作者の意向の上、掲載時の原稿より歌詞を削除いたしました。

昨今のJASRAC許諾と、電子書籍の権利処理については、
時代がめまぐるしく変化していく事もあり、
各掲載媒体の皆様と共に掲載時のままの表現で載せられる可能性を模索していきたいと努めておりますが、
実現するまでお時間をいただくことになると考えられます。

作者としては、皆様に掲載時の表現のままで
届けられないことを残念に考えていますが、
歌詞を載せた状態の出版なども今後は視野に入れて
前向きに検討していきたいと思っています。

今後各種WEB媒体、印刷物で掲載されるミリオンドールにつきましては、
こういった事情により、歌詞が削除された状態での発行となります。
どうぞご理解の上、今後を見守っていただければ幸いです。