言われなかったこと、書かなかったこと、沈黙のなかにあるもの

SNS全盛期。
アウトプットが気軽になったぶん、誰かのSNSを見れば、そのひとのことが分かったような気分にもなる。
けれど生身のその人に触れ合えば、いかに書かれなかったことでそのひとが構成されているか、わかる

普段SNSで交流する友達に会ったとき
家族のSNSを見るとき
そこに見出せるその人は、その人が選んでそこに載せた部分だけ。

インターネット交流は、普段なら関わりが難しい人とも交流できて楽しいけれど
それらその人のがほんの一角にも満たないこと
忘れちゃいけないと思う

リアルの関係でも同じだよね。
言葉って強い情報だから、すごく残るけど、言わなかったことでその人は構成されているんだと思う。気持ちとか、事情とか、生活とかさ。
わかったような気分になるのは簡単だけど
そして言わなかったことを読み取れるわけじゃないけど
読み取れないたくさんのもので構成されているだろうことに謙虚でいなきゃすごく間違えちゃうんだと思う。
間違えてきたんだなと思うよ。

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