恋愛とパートナーシップとバウンダリー

恋愛関係とパートナーシップは同じときと違うときがあるように思う
恋愛ってなんつーか外延が広い
あれもそれも恋愛の形といえば許されるような
一種の免罪符として働くことが多くないか
加害的であっても恋愛と言いさえすれば、そういうのもあるよねー、みたいな。

境界を侵しあう側面を含む、
他人に適用するパーソナルスペースよりも、恋人になれば近く寄り添ったりするし 
他人に求める共感や理解よりも、強くあるいは深く求めたり求められたりすることもある
それが悪いっていうんじゃないけど
度が過ぎれば加害的になる

「パーソナルスペースを保ちたいときでもベタベタされる、やめてほしいと言ってもやめてくれない」という男友達の話を聞いたり
「こちらの都合を無視するように性交渉を求められる、拒むとキレる」という女友達の話も聞く

恋人どうしであっても他者との間には2本の境界線があり、身体はその人のものだし、ましてや性は尊厳に関わる 

精神についてもそうで、恋人には分かって欲しいとか、いつでも優先して欲しいとか、何でも受け入れて欲しいとか。
ときに許し合うことがあっても、境界を失う契約じゃないのだけど、それが恋愛だっつって押し切ろうとすることが本当に多い

なんかそういう押し引きが恋愛なのかも知れないし、お互いが境界の向かうを訪ね合うことがなければ成り立たないのかもなーとか、そりゃ刺激とかにもなるよなーとかも思うし
それで脳から何か出て中毒みたいになるのも分からんではないのだけど

境界を無視されることを「恋人なら受け入れるべきだ」とされてしんどい気持ちを「薄情だ」とか「愛してないんだ」とか更に責められるの地獄じゃないかな
互いの尊重がベースになければ、パートナーシップの形成は不可能なので、そこに至らず破綻するんやないか

というようなことを
「夜中に幼少期トラウマ話で長文ラリーを求められた挙句に拗ねられた」みたいな話を聞いてぼけーっと考えたけど
その場では頭まとまんなくてそんな話しなかったりする

あと人ごとみたいにいうけど、かつてわたしがだめにした恋愛も結構そのへんぐちゃぐちゃだった。今ならわかるんだけどなー。申し訳ないことであった。
結局は渦中じゃないから冷静に考えられるのであって、今まさに勢いのある恋愛してたら難しいのかも。

とは言え恋愛の愚痴に対してこんな説法求められてないのだろうから
ここに置いてわたくしは寝ます
良い夜を

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