猫を脱いで人間になった日(自問自答ファッション教室の感想)

先日、自問自答ファッション教室参加が叶いました。こんなに自分自身について考えるのはいつ以来だろうか、位に久しぶりで、濃い時間。大体毎回延びます、とは聞いていたけど、終わってみたら本当に日がとっぷり暮れていて、すっかり時間感覚が狂ってて。あっという間の半日でした。

心地よい疲れで頭の中フワッフワのまま帰宅、翌日曜日も、出かける家族を送り出し、強くオススメされた全身鏡をオーダーしたら力尽き、こんな日は思考の整理も兼ねて掃除でもするかと無心で掃除に片付け。

1日2日過ぎてクールダウンしてきたので、この記事を書いています。

参加して良かったと思う一番は、対話形式で自分の考えを整理できたことです。あきやさんだけでなく他の参加者の皆さんのお話を聞いて、化学変化のようにまた掘り起こされる気付きもあり、これは参加する前から期待していたことでもありました。

さて、教室開始後は最初に各々軽く自己紹介と、どうなりたいかを順に話して、その後座学で基本のきの説明、までを駆け足で。

そして、ハイライトのコンセプト作成へ。ピックアップしたキーワードをもとにあきやさんから授けられましたのは

『情熱的でラグジュアリーでアーティスティックな、幸せな気持ちを届ける演奏家』

でございました・・・! こんなパワーワードモリモリのコンセプト爆誕したことに自分で驚いていますが、、驚きつつも拒絶反応が出てこない自分にまた驚き。

演奏家 のところは楽器が入ってるんですが、その場では説明したのですが、この楽器が入りますと徘徊してる場所とのかけ合わせでほぼ個人が特定されてしまうため。。知り合いにうっかり見られると恥ずかしいので、敢えてぼやかしております。

自己流で最初に作ったコンセプトは『猫』で、しかも裏方で職人で、かなり地味~に生きてる感が漂っておりました。とはいえ結構しっくりはきていたのですが。

試着に例えると、自己流がしっくりなら、教室で作ったものはびっくり、かもしれません。びっくり、でしたが、あぁそんな私、自分の中にいたね。と再発見したような懐かしいような気持ちになりました。

ラグジュアリーという言葉は贅沢という意味でよく使われますが、それだけではないという解説を聞き、その意味合いなら好きだと思い選びました。改めて帰宅後調べまして、必然ではないが人の心を豊かにするものという解釈を見つけて、そんな演奏を届けられたらと思えたので良い言葉だなと(すっかり妄想がぶっとんでますが、現実の私はフツーの趣味の演奏家です)。

話を少し巻き戻して、制服化してどうなりたいか、という質問には最初、TPOに合わせた装いと振る舞いができるようになりたいという趣旨のことを答えたんです。

五段階欲求の質問では、プライベートでは自己実現欲求に全振り、そのほかでは社会的欲求かな??という自己評価だったところ、、あきやさんが

kikiさんは、自己実現欲求のほうが勝ってるのかもしれません、と仰り。え、そうですかね??と少し話した結果、、

そうかもですね笑 と納得せざるを得ず。TPOをすごく気にする人は、いかなる時もそれを一番に気にしますから!とのことで、私は何だかんだ好きに装いたいという欲求に正直に生きてるようです。

言われてみれば、、毎日通勤していた時も、忙しさと猛暑とでもうやってられんとなると、なんかスイッチ入っちゃって派手な柄物で出勤したりはしてた😅 それを許される職場でもあるのが大前提ですが。

また、モード系の説明で、反骨精神のある人以外には着る理由がないのでオススメはしかねる、という話をされ、私反骨精神ないけどモード系好きですと言ってみたところ、

それは、あります!!

とのお答えで。???おぉ、あったのか。と自分の無自覚が段々おかしくなってきて。言われてみれば、自己紹介の時からやや?血の気の多い話ばかりしてたかも。無意識にファイティングポーズ取ってるのか笑笑

そんなこんなで目から鱗ポロポロ落ちておりました。言葉に出してみるまで頭の中って分からないことも多い。

更に更にワークやっていくうちに段々楽しくなってきて⁈ 自分のYAZAWAを決めるときに書き出した好きな人、選んだ理由が、悉く内に秘めた独自の世界観と時折見せるぶっ飛び風味があるところ、でした。そして、私のYAZAWA一人目は、ルパン三世になりました。やはりここでもTPOが一番ではなさそう、だな。ルパンは空気読んで着る服を決めたり行動を決めたりしないし。

また、アンケートに書いたお悩みはほぼ解決しそうになってるようですね、とのお話もあり。確かに、つまづいた時点の思いがずっと残ってしまっていたけど、もうそれは通過点として消化しつつあるかもしれません。

そうでもなければ、自分にコンセプトまで作る元気も多分なかったはず。

断服もある程度進んだのなら、全身鏡で今ある服を総当たり戦すると更に選別できるのでは。と、そこで鏡もおすすめされまして、納得して発注しました。

子供が小さいと壊したり倒したりが心配で、長らく洗面台の鏡で上半身、浴室の(!)腰高の鏡で下半身をチェックするという甚だテキトーな感じで何年も過ごしてきましたが、もう小学生ですし、飛散防止加工してあれば大丈夫だろうと。

・・・以上が教室の感想でした!一気に吐き出したので、読みにくかったらすみません。

他の皆さんのコンセプトが出来上がっていく過程を見ているのも、自分の中身が顕になるのも、どちらも楽しい時間でした。

爆誕したコンセプトにはワクワクしかないので、『制服』をそれに合わせて決めるのが楽しみです。1個目の制服の色も決めるのですが、何年も積極的に着てこなかった黒が入っていまして。でも、ちょうど?というのか、黒また着てもいいかもなーと思っていたところで。不思議。これに関してはまた別記事で書きたいと思います。

自己流コンセプトの猫も、社会的欲求のためには必要なものだったので、これからも使い分けしていくだろうとは思ってます。猫を被るといいますし、猫だけに。

ではではこの辺でおしまい。


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