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デザインの仕事を始めて5年が経った

カスミ｜kasumi kojima

タイトルの通りで、9月1日でこの仕事を始めて5年が経ちました。

当時24歳の私は、「5年続ければデザイナーとして半人前くらいにはなれるだろう」なんて思っていましたが、実際に5年経ってみても全然そんなことはなく、体感としてはひよっこに毛が生えたくらいでいます。
ただ、30歳までにうまくいかなかったら諦めて以前働いていた不動産関係の仕事に戻ろうと思っていたので、少なくとも現時点では戻らなくて済みそうという点では良かったのかもしれません。（これから先はまだわからないけど）

最近のお仕事のこと

2年前に勤めていた株式会社KOSを辞めてからは、SNSマーケティングを主軸とした広告代理店で、業務委託のデザイナーとして働いていました。
（その間に、仕事と並行して桑沢デザイン研究所の夜間部に通っていましたが、今年の春に晴れて卒業しました🌸）

SNSを主軸にといいつつ、私が担当していたのはブランディング領域やプロモーション領域で、Webサイト制作や撮影・SNSアカウント立ち上げのアートディレクションをしたり、大きな屋外広告やリアルイベント用の展示物なども作らせてもらいました。色んな経験も（失敗も）たくさんさせていただき、とても感謝しております。一人だったら経験できなかった世界だなと思います。

その傍らで、これまでお付き合いのあった制作会社さんや知人を通じてお仕事をいただき、せっせとWebサイトを作ったり、パッケージを作ったり、とにかく色々作っていた気がします。
桑沢の課題制作もあったので、この2年くらいは色んな紙切れが床に散らばりまくってました。大変だったけど、学校に通うという選択をして良かったです。クラスメイトの作品を見ることで、自分の課題に対する視点の持ち方や、表現の幅の狭さみたいなものも改めて知るきっかけになりました。

今は、業務委託していた会社を辞めて、どこにも所属せずにフリーランスとしてお仕事をしています。

最近考えていること

デザインは好きだけど、はっきりと何がやりたいかわからない。
そのことについて、日々お仕事をしながら悩んだり考えたりしています。

デザイナーになってすぐくらいの頃は、ゆくゆくはブランディングに携わりたいな、とぼんやり考えていましたが、色々と仕事をしたり、本を読んだりしていくうちに少しずつ解像度が上がってきて、自分の思うブランディングに携わりたい、は何だったんだろう？となりました。
当時は表層を整えること＝ブランディングだと思っていましたが（無知）、知れば知るほど奥が深すぎて、外部のデザイナーとしてプロジェクトに入った場合は、プロジェクトとして完遂は出来ても、ブランディングとしての完遂は難しいだろうなと思ったり。
それなら、事業会社で一つのサービスやプロダクトのブランディングに携わるのが良いのか、と言われると、多くの業界のプロジェクトに携わっていたいという気持ちも捨てきれず。
屋外広告を作ったときもそうでしたが、面白い企画やアイデアを形にするのも好きな自分もいるわけで、色んな風呂敷を広げた結果、「これ！」と絞るのが難しくなってしまいました。

そうした経緯もあって、考える時間を増やすためにも一度環境を変えようと思い、今の働き方に至ります。
やりたい仕事だけでなく、会社員に戻るのがいいのか、フリーランスのままがいいのか、自分のスキルの部分も含めて色々な方向を模索中です。

あとがき

最近は発信そのものに少し億劫な気持ちが芽生えてしまって、あまりSNS自体を動かしていませんでした。このnoteも元々は書くつもりはなかったのですが、昨日久しぶりに大阪に行く機会があり、ちょうど5年前の8月31日に辞めた会社の本社ビルを大阪駅から眺めたときに、そういえば5年も経つんだなと改めて思ったので、最近のことを振り返ることにしました。

思った以上にあっという間の5年で、気付けば自分よりも年下の方がたくさん活躍していて、昔はやりたいことを仕事にすればもう悩むことなんてないと思っていましたが、そんなこともなく悩んだり葛藤し続けています。
今は色んなことを考えながら、新しいことにも挑戦しながら（個人制作とか…）、次の5年をどう生きるかゆっくり決めていきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました！

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