見出し画像

今日という日 6月2日


4時に起きて、娘が昨日持ち帰ってきた絵の具の名前書き。
5時に夫を送り出して、セリング・サンセットを見ながら昨日の家事と身支度をする。
目の下のコンシーラーが厚すぎたのか、粉も全体的に浮いている。どうにかしたいのに、手を加えれば加えれほどおかしなチンドン屋のようになってうんざりする。
先週までまともだったはずの髪がいきなり手におえなくなった。ボサボサの髪をひとくくりにしてシャネル のゴムでまとめて、ようやく正気を取り戻す。

娘を起こして嵐のような45分を経て登校班に送る。家に帰って朝ごはんを片付け、洗濯機を回す。朝顔ときゅうりの水やりは間に合わなかった。

荷物を用意してnote用に写真を撮った後に、

ウェットティッシュもタオルも入っていないことに気付き、文庫本ももう一冊足した。
髪の毛用のUVスプレーも常備薬も忘れてしまった。

出勤して、昼に早退して病院に行く。
数年前まで早朝営業していた新宿東南口のディーンアンドデルーカはまだ開いていない。

**

先週、妊娠がわかった。



年明け、再婚するとき夫は「実子はいらないから、娘を自分の本当の子どもとして育てる」と言って、その言葉どおり、娘にいばられたり戦いごっこの標的にされたり、不遇な扱いを受けながらも娘を大事にしてくれている。

ずっとこのまま三人で暮らしていくと思っていた最中、小学校に入った娘から「3年前くらいから妹か弟がほしいと思ってた。ずっと言えなかったけどそろそろいいかと思って。」と言われた。
朝晩毎日朝顔と夜空に願い続け、妊娠がわかる前から名前を考え始め、あっという間に妊娠がわかった。

まだ心拍も確認できていない。
私は今日、笑顔で娘を迎えに行けるのだろうか。
怖くて仕方がない。
娘のときも、健診までが長くて長くて、いつも心配ばかりしていた。
重いものを持った。走ってしまった。昨日は腰も強打した。
無事に生まれてきてくれたら他に何もいらないと思っているはずなのに、どうして私は目先のことを優先してしまったのだろう。

**

帰ったら朝顔ときゅうりの水やりをする。
土井善晴先生の一汁一菜を読んだはずなのに、きっと私は一汁六菜作る。
娘のドリルと音読と明日の支度。


**

どうか元気で過ごしていますように。
学校にいる娘。お腹の中の胎児。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?