見出し画像

アクセシブルな就労について

アクセシビリティ Advent Calendar 2021 8日目の記事です。

どうも、500円の靴を2年も履いてるみるくです。

私は29歳の時、右足の病気で障害者になりました。まさか自分が障害者になるとは夢にも思いませんでした。その為、一生従事していこうと決めていた飲食業界の仕事と生き甲斐だったバスケが出来なくなり、大事な物を沢山失いました。

次に選んだWeb業界は、消去法で決めました。
自分でやりたい仕事を選ぶ事が出来ない悔しさが、独学の大変さを支えてくれました。
ラッキーな事にWebの世界は私が障害者なんて関係なく、楽しくやり甲斐のある仕事に従事出来、1番やりたいと思えるアクセシビリティと出会う事が出来ました。
私と会った事がある方は私に障害があるとご存じだと思いますが、今まで障害者だという事は公言しませんでした。
なぜなら、私が障害者だと皆さんが知ったら「やっぱりアクセシビリティ=障害者」と思われ、アクセシビリティ普及の妨げになると思ったからです。
今はもう公言してもそのように思わず正しく理解していただける時代だと判断し公言しました。

今年、転職活動をし障害者枠と通常枠どちらともで応募しましたが、面接では差別や偏見を受けました。(まったく気にしてませんが)
令和の時代に日本は昭和時代と何も変わってないと実感しました。

仕事場の環境や工夫で健常者と変わりなく働けるにも関わらず、完治しない病気や再発率の高い病気を抱えていると就労出来ません。
障害者枠で就労出来たとしても賃金がびっくりするくらい低いのが現状です。

全盲の友達がエクセルのスキルが高くそれを活かして就労したいと言ってましたが、通勤が困難で在宅を希望してました。ですが、在宅ではエクセルのスキルが高くても仕事はありません。私は「プログラミングを学んで在宅就労したらどう?」と言ったところ「学びたくても本が読めない。家族に読み上げてもらうには限界がある」と言われました。学びたいのに学べない人が日本にもたくさんいるんだと衝撃を受け、私は本が誰でも読めるようにしたいとEPUBの勉強をしました。

病気や障害を抱えた方も優秀な方は多くいらっしゃいます。企業も優秀な方が働いてくれた方が利益になります。

例えば、聴覚障害者の方が顧客対応をする場合は、電話対応の部署でなく、チャット対応の部署で働く等、今の時代なら出来ないを出来るに変える事が可能だと思ってます。
また、吉藤オリィ(@origamicat)さんが造られた分身ロボット「OriHime」を使用すれば、寝たきりの方も就労する事が出来ます。

先ずは、企業に障害者就労の扉を開けていただかなければ始まりません。
企業が健康な方を雇用したい理由も理解していますが、健常者を雇用しても明日病気になるかどうかなんて誰にもわかりません。

私は今人材サービス業界で働いています。
この業界で、障害者雇用や就労後の対応を改善していきたいと思っています。
私がモデルケースとなり、1人でも多くの障害を抱えた方がやり甲斐のある仕事に従事出来るよう改革していきたいです。

今も非力な私ですが、以前と変わらず野望だけは大きくいつまでもチャレンジャーです。

誰もが自由に好きな仕事を選べる世の中になるよう、企業の人事関係の方々に是非ご協力いただきたいです。

共感していただける皆様と共に新しい扉を開いていきたいです。
障害者の方、病気を抱えて生きている方、私と一緒にやりたい仕事をしていけるようアピールしていきましょう!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?