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骨折物語 その7 ~手術当日の準備~


本日は、母と歌舞伎に行く予定を立てていたのだが、骨折により、娘ちゃんに87歳の母をエスコートしてもらいました😂

では、骨折物語その7に入ります。
自分の看護を自分で行うとすれば、以下の看護上の問題と看護診断に従っていたと思う。

『』(鍵かっこ)内の表現が看護診断名であり、その前文が看護診断名の誘因である。誘因を回避することが、看護診断名への介入となるが、今回は看護計画の記載方法を示しているわけではないので、詳細記載を省いている。

 

 

#手術当日の経口摂取の制限 #手術室入室までの身支度の準備 #手術室までは車椅子で移動 #手術予定時間は2時間ずれることもあり  

 

#水分の経口摂取時間の制限 、絶食による『脱水のリスク』

楽しかったと娘から連絡あり

 

【食事と水分の制限】

〈食事制限〉

私の場合、手術予定は午後3時からの予定とオリエンテーションがなされ、手術当日の食事は絶食。最終の初期時は、手術前日の夕食(午後6時)と指示され、それ以降は固形物の摂取はできなかった。

 

とオリエンテーションがなされ、家族である夫は午後2時に来院し待機する予定であった。

〈水分制限〉

水分は、手術当日の昼0時まで可能であると説明がなされていたので、それ以降は水さえ飲むことができなかった。

 

〈点滴の開始〉

食事は絶食、水分は手術当日の昼0時まで、予定の手術室入室は午後3時から午後5時にずれ込み、体液管理は朝8時30分に点滴が開始された。

手術室入室午後5時までに私の体には、

①ペットボトル500㎖

②点滴(ラクテック)500㎖1本

③上記点滴200㎖

合計1200㎖入っていたので、のどの渇きを感じることもなく、手術室入室を迎えることができた。

点滴をしたことある方は多数いることと思うが、手術を受ける患者の点滴というのは、血管内に点滴のルートを確保するための留置針という柔軟性のあるプラスチッキの素材でできたものを血管内に挿入したままで点滴を維持する。

かつて帝王切開の手術をしたとき、この血管内留置針は18G。輸血や献血の際に用いる太めの針であった。この針の挿入時痛が術後の私にとって苦痛を感じるものであった。

今回の針は、20G。18Gより数字は大きくなるが針は細くなる。点滴の痛みからは、解放されて手術に臨むことができた。

 

〈移動の他者依存〉

点滴開始とともに、松葉杖を使って自分で移動できていたものが、余計なものが引っ付いているので、移動が不自由になった。

看護師には、車椅子か点滴スタンドを持ってきてほしいとお願いした。車椅子に点滴スタンドが付属されていれば、一人で不自由なくトイレへと移動できる。点滴スタンドだけ持ってきてくれた場合は、必然的に看護師に移動時の付き添いと、点滴スタンドの移動をお願いしなければならない。

私が患者としての希望するのは、点滴スタンド付き車椅子であったが、看護師が持ってきたのは点滴スタンドだった。これも、車椅子台数の不足があり準備できないのか、看護師がなぜ点滴スタンドを選択したのかを知るすべもない。

なぜ、看護師は、業務を改元する物品の選択をしないのか、不思議な気がした。と同時に、看護の対象の患者(私)の望みは、何を重視することかを確認しないのも不思議な看護だと思った。

〈補足〉

対象者の理解には、その患者のセルフケア機能やヘルスプロモーションという、自己管理や自己認識の情報から、個別的な看護の手法を志向するものだ。

例えば、私の場合、入院までの期間、下肢の浮腫への介入を自己援助して、冷却していたことをこのnoteに記載してきた。つまり、これまで患者自身でできていた事柄は、患者が自己管理できる事柄であると情報をアセスメントしていない看護師が多いと思った。

下肢の冷却を自宅で自ら行っていた患者は、病棟内の冷却材保管場所をオリエンテーションしてもらえれば、取りに行くし使用済みの冷却材を返却することもできる。

それであるのに、わざわざ看護師をコールし、持ってきてもらうまで時間(数時間だった)待つ必要がありだろうか。

幸い、このようなことの予測を立て、自宅から保冷剤を複数準備し、室内の貸し出し冷蔵庫で冷却し自分で交換していた私にとっては、この看護システムの機能不全に感情を揺さぶられずに済んだ。

残念ながら、同室者AさんCさんお二方は、

『看護師さんは忙しいから、保冷剤を頼んでも人いときは何時間も待たされる。』

『忘れちゃうときもある。』

と言っていた。

自分が看護師の資格があるからこそ、患者と看護師双方の立場からのものの見方をすれば、患者さんにとって申し訳ない思い、患者としては、看護師業務システムの再構築の必要性などを感じる出来事だった。

人の喜びで心温まる本日

 

【身支度の準備】

〈手術室入室の衣服〉

手術当日は先程点滴が開始されることを記載した。つまり点滴開始までに、上半身は下着を身に付けず手術室入室時の寝衣に着替えておくようにオリエンテーションで指示されていた。下半身は下着着用可能で、手術室に入室するまでは病院貸し出しのパンツ型寝衣の着用が許されている。

上半身の下着を身に付けずに寝衣を着用するとなると、浴衣型の合わせヒモ結びは、ルーズで胸がはだけ、首元はこの時期寒くて仕方がない。運良く、襟付きのユニクロベストをもってきていたのは、正解だと思った。

ストールも温度調整には、首元や肩を冷やさないように使える道具だと思った。

同室者も室内温度が低いと、朝から口々につぶやき、AさんとCさんが訪室した看護師さんに、温度要請を依頼していた。

午後5時、手術室入室になると、看護師さんが私を迎えに来て、車椅子に乗車し、車椅子でトイレに移動し排泄を済ませ、面会室で待機していた夫とともに、手術室に向かった。

 

手術室に入り麻酔後、手術開始の話は、骨折物語 その8につづく~

2021年1月3日(月)

                                                                                                              MILK


 

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