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定期予防接種の予防接種率  ~子宮頸がん予防ワクチン接種~

#予防できるなら予防しませんか #B型肝炎の予防接種してますか #先進国によってもワクチン推奨が違います #定期予防接種の接種率の乖離

https://www.city.iida.lg.jp/uploaded/attachment/46781.pdf

https://www.niid.go.jp/niid/images/vaccine/schedule/2020/JP20200529_02.pdf

https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000535717.pdf


【子宮頸がんへの罹患】
自分の周りで子宮頸がんと診断された人がいるのではないでしょうか。

 

私の友人、奥様が妊娠と同時に子宮頸がんと診断を受け、主産後亡くなりました。

 

親戚の女性にも、不正出血が続き受診をしたら、腫瘍マーカーが高く、手術を受けることが決定し、手術後に抗ガン剤治療を受ける予定になっています。

 

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、日本国内で2013年度から定期予防接種に加えられたのち、副反応が問題視され定期予防接種推奨に関する勧告が厚生労働省から発布されるなど紆余曲折がありました。

 

定期予防接種の接種項目の接種率を見ても、2017(平成29)年のデータから、3回摂取者は0.3%を示す結果となっている。

いまだに、HPVの感染を予防する、ワクチン接種の是非を問う声も聞かれてきます。

 

このウィルスの関係と子宮頸がんの発症率に関する研究をし、2008年ノーベル生理学・医学賞を受賞したハウゼン氏のことは皆さんも覚えていることでしょう。

 

少なくとも研究者は、子宮頸がんの原因を突き詰め、人間の命を守りたいといった志をもって何十年も研究に、研究を重ねていたと思います。

 

しかしながら、昨今のワクチン接種に関する、マスメディアの報道に対象者の保護者が踊らされ、正確な判断をすることを避けているように思えてなりません。

 

黒部渓谷

【年間発症者数と死亡者数】

日本で子宮頸がんを発症した人数は、2018年データで10978人に上ります。

子宮頸がんによる死亡者数は、2019年データで2921人。

 

もしも、HPV に感染していなければ、この感染者数が減少していたであろうことは、これからHPVに対するワクチン接種が、他の定期接種ワクチン並みの接種率に上り、データの収集によって明らかになるでしょう。

 

コーホート分析によりワクチン接種開始後の、HPV感染者と、子宮頸がん発症者の分析結果が明らかにならなければ、断言できないからです。

 

 

【ワクチンのある疾患とない疾患や報道格差】

もう一つ、報道で気になることは・・・。

皆さんも知る病気に、肝炎があると思います。

 

この、肝炎を発症するウィルスにもA型、B型、C型等あり、B型ウィルスには注射予防ワクチンがあります。

 

B型ウィルスに感染し、症状の出ぬままに数十年経過し、肝硬変になって症状が現れ、肝がんを発症していたことが確認され、B型肝炎ウィルスに感染していたことに気づく症例が発表されて、長い年月が経過しています。

 

 

でも、B型肝炎ウィルスのワクチン接種と発症のリスクに関しては、マスメディアも触れることもなく、静かに過去の集団接種による感染の可能性についてテレビCMが流れていると感じています。

 

本来であれば、これこそ過去の集団接種のより、感染する必要のない子どもが、針の使いまわしで感染し、気づかぬまま時が流れて発症している人々がいます。

 

つまり、定期接種の対象者以外にも、予防接種の推奨をすることが国民の健康を守ること、医療費削減になると思うのですが、こういったことにマスコミは動かないのですね。

 

B型肝炎は、ワクチンがあります。

C型肝炎のワクチンは開発されていませんが、治療薬は進歩し有効性もデータで示されるようになりました。

 

親からの垂直感染によって亡くなった友人がいます。

C型肝炎に感染していることが判明したときには、肝がんの末期になっていたので、なすすべもなく、幼子と妻を残し天国に旅立っていきました。

 

なんともこういった感染者が身の回りにいることを知り、亡くなっていかれるのを見ていると、感染症対策が後手に回り、予防接種があることや、治療があることを知らずに、なくなっていく人々のいるこの世の中のおかしさを、感じずにはいられません。

黒部ダムを望む

 

【健康管理とデータ把握教育】

ワクチン接種は、インフルエンザ等でも皆さんも受けたことがあると思いますが、それでもインフルエンザを発症することもありますよね。

 

つまり、心しておかなくてはならないのは、HPVワクチンを接種したから、子宮頸がんを発症しないだろうと、思い込んではならないのです。

 

 

少なくとも、予防接種と定期検診の双方を受け、自分の身を自分で管理する方向へとシフトする、そのような健康管理教育を子どものころから実施していく必要があると感じます。

 

看護学生であっても、定期接種により抗体価がついているのか、その数値を知らない学生がおり、データを自己管理していない実情に遭遇し、驚愕した経験があります。

 

幼少期から、教育を推奨し、データを記入しその意味を考える教育をしておけばいいのにと思うばかりです。

保健室の先生がデータを保持していることが重要視されていますが、管理し続けるのは個々人であることを忘れてはいけないと思います。

 

 

HPVの副反応に関しては、ウィルスに対する抵抗力を長続きさせる、アジュバントが一つの原因であると仮定されています。

 

現在認可されているHPVに対する予防接種、接種薬には2価「サーバリックス」(GSK)、「4価ガーダシル」(MSD)、9価「シルガード9」(MSD)の3種類があります。定期接種開始時は「サーバリックス」と注射「ガーダシル」の2種類でした。

春の立山連峰

 

との薬品を選択するかの権利も、ユーザーに与えられるようになりました。調べてから接種するのも副作用を自ら予防することにつながるのではないでしょうか。

無料接種対象者以外も、任意接種を受けて、子宮頸がん発症者が少なくなり、いつの日かこの疾患でなくなる人が世界中からいなくなる日が来ること期待しています。

2022年1月24日(月)
                               MILK


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