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骨折物語 その18  ~傷の刺激となるもの~

#創傷回復の遅延 #歩くことよりも傷の回復 #弱い皮膚には靴下すら刺激物 #ガーゼも圧迫と刺激

【2月1日の再診結果】
「あと少しですね」
「いまは、動きすぎると傷の刺激になるので静かに過ごしてください」
「また来週」
医師の発した言葉を3つ書き込んでみた。

先は見えていることが分かる。

あんずのつぼみ これから咲く季節

【皮膚は弱いものかも】
今回、初めて左足の手術をして、手術創ができたり術後の浮腫みから皮膚が水泡になったり、様々な影響が出た。

これまで、皮膚トラブルに見舞われたことなど一度もなく、人生を過ごしてこられたことに感謝しかない。

だが、皮膚の防御機能が弱まると何が起きるかを、実感したので書き込んでみたい。
①靴下さえ刺激物。ピリピリ、チクチク、足がむくんだ皮膚には、痛みとして感じる。化学繊維の入った靴下は最悪だった。
②弾性包帯を浮腫み対策に、巻き付けていたが、弾性包帯もあの固い質感は、何とかならないかなと思い出す一つ。
③ガーゼも傷に充てるのだが、摩擦やずれが生じると、傷がなかった部分が表皮剥離を起こすことになった。

このように、弱い皮膚はちょっとした刺激で、簡単に悪化し、苦痛を感じてしまうものだった。

皮膚が弱くて、肌着の素刺し、下着にこだわらざるを得ない人がいることは、知っていた。
放射線療法をした患者さんの皮膚。
熱傷後の皮膚。

わかったいたつもりが、これほど身に付けるものゆえ、こだわらないといけないこと、会わないと苦しく、痛いこと、眠れないことも分かった。

【傷にあてるガーゼの質にこだわる】

昨日は、医師に、上記の皮膚に対する刺激摩擦となるガーゼのことを伝えた。
ガーゼより摩擦の少ない、傷に張り付かな、けれど吸収力のある素材を選択してくれた。
歩くとき、左外果に声まで感じた、チクチク感がなくなった。

傷の上のガーゼ、その上をまく伸縮包帯、歩くときに動く足首筋肉などが、摩擦となった傷に刺激を伝える。

質、素材にこだわることは、回復の期間と患者の精神的負担の軽減になることを、思い出した。

杏と月

【ある透析患者さんとの出会い】

透析に針を2本腕に刺され透析をしていたAさん女性は、
「テープがかゆいのよね」
と一言発した。

透析患者さんの針を刺す腕、皮膚トラブルを起こしたら、生命にかかわる。皮膚トラブルが生じた腕に、透析の針を刺すことはできなくなり、透析をす内と腎機能が低下し、生命にかかわる。

「テープを何種類か腕に貼って、どれが適しているか24時間のけいかをチェックくしてみませんか」
私はAさんに伝え、やってみた。

合わないテープは、皮膚が赤くなり、かゆみを感じ、
刺激の少ないテープは、皮膚の変化はなかった。

Aさんは腕に、皮膚トラブルなく、その後も透析に通院していた。

杏満開 実がなると鳥が食べます


今回の自分の学びは、皮膚が弱く、異物の刺激でつらい思いをしている人の、皮膚感覚を学修したこと。
物品や、素材にこだわって、対象者とかかわっていこうと思う。

2022年2月2日(水)                                                                        
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