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骨折物語 23 ~退院日の出来事~

#手術後翌日退院の誤算
#傷ができる事に対する創造力が欠けていた
#松葉杖はありがたい
#足首を柔軟にして早期回復をめざします

退院までの出来事

点滴・食事・診察・バルンカテーテルの抜去


 400
完全に眠りに落ちているところに、看護師さんに声をかけられて、目覚める。抗生剤の点滴時間で、点滴の接続部位が布団の中に隠れていたため、手を出さなければならず、仕方なく声をかけて起こした感じでした。
『寝ていたのにごめんなさい。』
と、看護師さんが言っていた。

 600
いつもの週間で、目覚める。
窓際のベッドに寝ていたが、夜は明けておらず暗く、窓からの冷気で寒いと感じる。

800 朝食
ごはんの量だけは多く感じ、半分でごちそうさま。
タンパク質は創部回復に必要なので、お魚は残さずに頂きました。
牛乳は、冷たいのは苦手なので、少しだけ飲んで、ことらもご馳走様。牛乳よりは、ヨーグルトにしていただけると嬉しいのですけれど、事前にそういった選択肢の説明がなく残念でした。

病院の朝食 牛乳はヨーグルトに変更希望

830 ドクターの手術部位観察
創部の出血なし、明らかな感染兆候なし、体重負荷可能と医師の判断あり。本日退院許可がおりる。
次回1月24日の火曜日外来受診診察となり、診察前にレントゲンと採血の指示あり。

900
本日分の抗生物質の静脈内点滴開始。約100mlの薬液を、30分で滴下終了。
ナースコールを押してお知らせするものの、いっこうに病室に看護師さんはやってこないで待つこと30分。

10:00
点滴の針を抜き、止血のためアルコール綿で圧迫止血。

体内に挿入してある尿道内カテーテル留置(バルーンカテーテル)を抜去する前に、感染予防のために陰部を微温等で洗浄し、バルーンカテーテルのバルーン部分の蒸留水を抜き、カテーテル抜く。

手術後の独歩確認と排尿確認


 トイレまでの歩行が可能か、自然排尿ができるかの確認が必要なので、手術後初めて二足で立ちあがる。
あれあれ、私の足は、力が入らないのと、手術創が縫われていることと、腫れているので、床を蹴って歩くことが痛くてできないことを実感する。
病室内のトイレまでは、何とかして歩いて、自然排尿も可能であった。
が、、、、、、
病院の駐車場まで歩くなんて、痛くて無理~~~~。と、心で叫んだ。

『松葉杖を持ってくればよかった。』
と、後悔の言葉を口にする私。
看護師さんが、旦那さんに車椅子を外来から持ってくるように、伝えに行ってくれた。
いやいや、これが大誤算。

首は、外くるぶし、うちくるぶし共に傷を縫っているので、ひきつれあり、足首を曲げる歩き方ができず、車椅子を歩行器代わりに、押しながらガニ股で、踵ついて歩く方法しかできなかった。
退院時に思い描いていた姿とは程度遠い、退院の姿となった。
全体重をかけて歩くなんて、足首がひきつれ、一本線が足にあるような感覚が痛みとなって、ここと良いテンポでも歩けないと、身をもって感じる。

この、二足歩行で軽やかに退院する計画は、断念。

内服薬を受け取り、退院後の生活指導を看護師さんから受けて、腫れて退院となった。
看護師さん曰く
『スクリューとプレート抜去後、痛くて歩けない人は結構います。』
なんて言って、私を慰めてくれました。

シルバーカー代わりに車椅子使用


 松葉杖を持ってこなかったことを後悔し、入院時の荷物を一式、車椅子に乗せて、高齢者がシルバーカーを押すように、車椅子を押しながら、病棟を後にし、病院玄関まで移動しました。
精一杯の虚勢を張ったのは、車椅子に乗らなかったことかな。

京都 日本海側の舞鶴 赤レンガ倉庫
北海道 上富良野 日の出公園のライトアップ

自宅に戻ると猫ちゃんの歓迎の嵐
 自宅に戻ると、猫ちゃんがそばから離れないで、甘えてくる現実を味わいました。喉を鳴らして、顔を摺り寄せ、うれしくて雄たけびの声を出す。
猫ちゃんの感情があること、還元されること、必要な存在と思われていること。勝手に解釈して、シルバーカーを押すような私の姿でも、喜んでくれる存在がいることは、嬉しい限りです。

 二、三日は、食事中も足を椅子に上げて、むくみを出さない、悪化させないことに徹します。足を乗せる椅子は、猫ちゃんの定位置となっているので、猫ちゃんが足の上に登ってこないように、注意が必要です。

2022.1.18(水)
MILK


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