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Cookieって知ってる?
みなさんはショッピングサイトなどにアクセスしたときに「続行するには、Cookieを有効にしてください」という警告が現れ、思わずよく考えずに有効にしてしまったという経験はないでしょうか。
たとえばこんなメッセージ・・・
Cookie(クッキー)とは、ブラウザ(Edge、Chromeなど)に保存される「閲覧者の情報」で、いつどのサイトを見に行ったか、何回見に行ったかなどの情報が記録されています。
Cookieを有効化するとどうなるのか?
Cookieが有効化されると、使用中のPCのブラウザで初めてアクセスしたWebサイトに、Webサイト側(Webサーバー)が指定した訪問ユーザーを識別できる情報が保存されます。
ちなみに識別できる情報とはWebサイトの訪問日時や訪問回数だけでなく、入力したIDや閲覧情報も記録されます。2回目以降の訪問時にはこれらの情報をもとにユーザーにスムーズに情報を提供できるようになります。
たとえば、ショッピングサイトなどで買物中に商品をカートに入れたままログアウトした場合で、しばらく経ってからもう一度同じショッピングサイトにログインしたら、カートの中の品物が消えずに残っているなどです。
このように、CookieはWebアクセスや利便性を高めたり、さまざまなサービス提供に役立っています。
実際、Cookieを有効にしていないと、うまくWebサイトが表示されなかったり、買い物ができなかったりという不便が生じます。インターネットバンキングの多くもCookieが有効になっていないと使用できないのです。
また、Cookieはとても容量が小さく、パソコンやスマートフォンに保存されてもパフォーマンスを大きく下げるようなことはありません。
Cookieのメリットは?
一言でいうとWebサイトを快適に利用できることでしょうか。
1)一度アクセスしたWebサイト内に入力内容が残っている
2)ログインした状態がしばらく残っている。
3)ターゲティング広告が表示される(個人の嗜好にあった広告が表示される。)
Cookieのデメリットは?
Webサイトへのログイン情報が記録されているCookieを攻撃者(ハッカーなど)が不正に窃取し、なりすましなどの犯罪行為に使われることです。代表的な犯罪は携帯の乗っ取りとクレジットカードの不正利用です。
WebサイトのCookieに同意しないとどうなるのか?
上記のメリットが受けられない反面、デメリットのリスクはなくなります。
サイトの表示が遅くなったりすることはありません。あくまでも利便性が低くなるだけです。ただし、使用できなくなるECサイトやインターネットバンキングはあるかもしれません。
最後に
以上、Cookieの仕組み、メリットとデメリットについて説明させていただきました。
Cookieは安易に有効にするのではなく、信頼できるまたはこれからも使っていきたいと思えるWebサイトに対してのみ有効にし、それ以外はまずは無効にしておいて、後からよくよく検討したうえで、有効にするか無効にするかを決めるのがいいのではないでしょうか。