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名文精読 01/24講 2024年4月12日(金)


課題テキスト: Rachel Carson, The Sense of Wonder

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コメント

現役受験生から大学生・大学院生・社会人の OBG まで、多士済済の皆さんがお集まりくださり、講師としても手応えとやりがいを感じるひと時となりました。参加してくださった皆さん、ありがとうございました。今回の授業を通して、 text 「テキスト」の理解には context 「文脈」の理解が不可欠であることを、あらためて実感して頂けたなら幸いです。ごく短い断章であっても、文章を正確精緻に読み込み、さらには的確に和訳するには”英語力”(構文解析力や語彙力)はもちろん欠かせません。しかし、それだけでは足りません。今回のテキストもキリスト教や民話に関する”常識”がなければ、ただ字面を追うだけに終わってしまいます。科学技術史、女性解放運動史、市民運動史におけるカーソンの位置づけや、彼女の著作活動の影響等については、また機会をあらためて、さらに論じたく願っています。

ポイント

  1. sense of wonder の訳語選定

  2. 不定冠詞による総称

  3. A, B and C 型の列挙と A and B and C 型の列挙の相違

  4. awe とはどのような感覚・経験なのか

  5. the good fairy とはなにか AT410

  6. christening と baptism の相違

  7. disenchantment と alienation の別文脈(社会学)における用例:Weber と Marx

さらなる学びのために

  1. アル・ゴア元米副大統領による『沈黙の春』新版への序文

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