おくすり手帳カバー ~トラベラーズノート風
以前、ヌメ革を購入した際にオマケで付いてきた床革を使って、おくすり手帳カバーを作りました。
一般的なおくすり手帳のA6(=文庫サイズ)で作成しました。
こちらのA3サイズのヌメ革を購入したときにいただきました。オマケ嬉しい!ありがたい!
床革は銀面のない革で、耐久力が低く、あんまり製品の表面には使用しないとのこと。クッション材や厚みを出すために内側に使われることが多いらしい。
しかし、実際に使ってみないとわからないので、やってみた。
染料はクラフト染料の紫を単色で、2倍に薄めて刷毛で塗りました。
染料を塗ってすぐはこんな感じの深い色合い。
染料が乾いたら白くなった。乾燥しているのか…?
床革は乾燥しやすいと見かけたが、そう?
色の薄さが気になったのでもう一度重ねて染色。
染色したあと、裁断した状態。しっかり色が入った。
やはり表面は乾燥が目立ってうっすら白っぽい。
紫色というより青。
今まではコバも同色で染めていたのだけど、今回はこのままの方がアクセントになって良いなぁ!
ニートフットオイルで保湿し、レザーコートマットでコーティングした。深い色合いに変わって紫が増した。
床革を染色する場合のここの手順に迷った。調べたら床面を銀面のように仕上げる手順はいくつか出てきたのだけど、床革のやわらかさを残したかったので、どうしたら良いのかなーと。
結局、手触りはゴワゴワザラザラっとしてしまったので、床面用コーティングも使った方がよかったのかもしれない。
あとレザーコートがムラになってしまった。
端っこで試したときはこれだ〜って思ったんだよ。
床面(内側として使う方)はトコフィニッシュを塗ってガラス板で磨いている。
「おくすり手帳」の英語はないそうなので、OKUSURIにした。チープなかんじ好き。ちょっとガタガタしているのも、手作り感あって良いでしょ〜ということで!
今回はコバをアクセントにするので、今までよりしっかりと磨いてみた。
参考にしたのはこちら。
参考サイトのように重ねた革ではなく1枚だけだったのと、家にあるものを使ったので一部省略・変更。
紙やすり#240→紙やすり#400→水で濡らして帆布で擦る→トコフィニッシュ→ヘリ磨き
の手順で仕上げた。
上が磨いていない切れ端の断面
下が磨いたカバーの断面
写真だとわかりにくいけれど肉眼だと一目瞭然で磨いたほうが圧倒的に綺麗。手触りもスベスベしていて気持ちいい。
断面を染め忘れたのではなく、こういうデザインなんです!感も増した気がする。
ちょっと位置がズレてしまったが…穴を開けたところ。
トラベラーズノート風の使い方について質問があったので撮りまくった写真を並べる。
こんな感じで使う。
こういった仕組みのカバーってトラベラーズノート以外にもあるのかな?
カバーのついでに中身も新調した。選んだのはMDノートライト
こちらの方が作成してくださっているテンプレートをトモエリバーに印刷して、1〜2ページに貼り付けた。トモエリバーは薄いのでかさばらなくて良い。入院と自宅療養のものは使っていない。
私はおくすり手帳に通院理由、診断内容、市販薬とかも書き込んでいる。
扁桃腺や呼吸器でこじらせがちで、病院や薬局で症状を伝えるために話すのが非常に辛く、書くようになった。特に薬剤師さんへの説明は必要なくなったので助かる。これですね!それそれ!で済む。
薬局でもらえるおくすり手帳は罫線の幅が好みでなく書きにくいので好きなノートを買って使っている。
一緒にカードケースも挟んだので診察券も持ち運べる。
あと、病院から診察の記録を書いてくれるノートをもらったので、それも挟んだ。
このノートをなくしそうだったのでひとまとめにしたい!と思い、今回カバーを作成したので…これが本命である!
必要なものもセットして完成したのがこちら
なかなか良い出来ではないでしょうか!
ゴム紐の色を変えたり、邪魔にならない程度の飾りを付けたりしたいと思いつつ…いったん完成です。
病院に行くのがちょっとだけ楽しみになってきました!
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