ちゃんと指示出せますか?「プロンプトエンジニア入門講座」受講してみた
生成AIをたまに使いますが、「指示が難しい」と思う今日このごろ。
何か参考になるものないかな〜と探していたところ、良いサイトが見つかりました。
日本リスキリングコンソーシアムが提供する「ChatGPTを活用しよう プロンプトエンジニア入門講座」。
受講してみたので、感想などまとめてみます。
取り組んでみてほしい人
生成AIを仕事で活用する方法が知りたい人
手っ取り早く、活用場面を知りたい人 など
要は、手っ取り早く実践的な内容を知りたい方におすすめです!
(仕組みにフォーカスするようなものではないです。)
内容
【基礎】→【活用】→【練習】
以上3段階に分けて学習していきます。
【基礎】では生成AIとchatGPTの概要について、3パートに分けて学びます。
【活用】では結果の精度を高めるプロンプティングの考え方、および9つのシチュエーション別のプロンプト例を学びます。
【練習】では初級、中級、上級の3段階に分けて、この講座で学んだ内容を復習します。
各パートでは動画およびテキストで学習できます。
1〜2時間もあれば、全てのパートを完了できると思います。
【基礎】chatGPTについて
・生成AIが生成できるもの:「文章」「画像」「動画」「音声」
・chatGPTとは?
など、かなり基礎的なことが簡単に解説されています。
【活用】chatGPTを活用してみよう
プロンプティングについて
・プロンプティングのコツ:
条件が詳しいほど精度が高まる。
・nショットプロンプティング:
前提や例示を示さず処理を指示=0ショットプロンプティング
1つの解答例を示して処理を指示=1ショットプロンプティング
⇨nが増える=例示が増えるほど、処理精度は向上する。
こんな感じ。たぶん。
①0ショットプンプティング
Q: 日曜日は英語で?
②1ショットプンプティング
日曜日 //Sunday
月曜日は?
シチュエーションごとのプロンプト例
仕事をやっていると出てくる9つのシチュエーションごとに、chatGPTに渡すプロンプトの例が示されています。
紹介されているシチュエーションは下記の通り。
【実践】練習問題
初級、中級、上級の3レベルごとに、練習問題に取り組めます。
例えば中級であれば、こんな感じ。
問題1:ChatGPTを活用して、以下の文章を日本語に翻訳してください。
〜以下、英文〜
〜以下、問題10まで続く〜
良いなと思ったところ
内容が実践的
生成AIの仕組みなどはあまり解説されてありませんが、
その利用方法はたくさんの例が示されています。
すぐ使える実践的な内容を、端的・簡潔に示してくれるところは、
忙しい方にとってもありがたいのではないかと思いました。
使用例の提示
プロンプトは概ね下記のパターン。
## 役割:
あなたは〇〇です。
## 命令:
以下の条件に従い、〇〇を行なってください。
## 条件:
・ターゲットは、〇〇です。
・〇〇を提案してください。
この〇〇に、知りたいことに合わせた内容を書くのですが、
この講座では、9つのシチュエーションそれぞれで、複数のプロンプト例を示してくれています。
「アイデアの提供と問いかけ」シチュエーションであれば、
・記事のテーマ選定
・料理のレシピ案
・異なるアイデアの組み合わせ
・アイデアに対する問いかけ(5W1Hに沿った深掘りなど)
など、複数のプロンプト例が示されています。
そもそも、どんな風に活用できるか、そのアイデアが浮かばなければ意味がありません。
どのような活用法、指示の仕方があるか、複数の例を示してくれていることは助かりました。
練習問題の実用性
練習問題はレベルごとに用意されていますが、特に「上級」の問題が良いな、と思いました。
上級の練習問題では、新規事業案の作成、その事業案を深掘り、具体的な販売方法、その事業に関する採用や研修に至るまで、chatGPTに提案させます。
「【活用】chatGPTを活用しよう」のセクションでは、シチュエーションごとに別々のページで、
解説→例→実際にchatGPTに指示だし
の流れを繰り返していきます。
分かりやすいのですが、なんというか流れがぶつ切りになっていて、対話的ではありません。
しかしchatGPTの良さは会話をするように利用できるところにもあると思いますし、
実際に使用する場合は、chatGPTが出した回答にさらに指示を出して、chatGPTと対話しながら活用する形になるのではないでしょうか?
事業案から採用・研修に至るまで、一連の流れでchatGPTに指示を出すことで、対話的にchatGPTを活用していくイメージが持てて良かったです。
まとめ
忙しい社会人が、chatGPTの実践的な使い方を学ぶには良いサイトだと思いました!
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