見出し画像

超歌舞伎弾丸旅行記

 こんばんわ、初めましての方は初めまして。もかといいます。とは言ってもこんなただのオタクのnoteを見ず知らずの人が見に来るとは思えないのでおそらくこれを見てくれているのはFFさんしかいないと思います。
 今回日帰りで超歌舞伎に幕見席で行ってきたのでその旅行記を書き連ねつつ、ちょっと普通の席は高くてお金が…とかチケットない…って人に参考になればな〜と思います。これからもnote書く…かも?


1.はじめに

 そもそもなんでわざわざ平日に大学すっぽかしてまで超歌舞伎に行ったかというと、初めて行ったミクのライブが2019年南座で行われた「南座新開場記念 八月南座超歌舞伎」でして、当時はバイト禁止の高校であったことと、母が中村獅童さん好きということでありがたいことに親金で観に行かせてもらったんですよね。その時の席が最前列で、もう圧倒されましたね。目の前で繰り広げられる大迫力の歌舞伎とミクのコラボレーション、最高すぎました。フィナーレで千本桜が流れている時に目の前で獅童さんが観客を煽っているのにもう痺れて痺れて、ずっと母に興奮気味に語っていたのを今でも覚えています。

目の前すぎて逆にカメラ目線が取れなかった…
大団円!!!

この2枚の写真は獅童さんがフィナーレで「写真撮影OKです!!!」と言ってくださった時のものです。今でも見返すたびに思い出します。この方は本当に固定概念に囚われずに色々なことにチャレンジして、お客さんを楽しませようとするエンターテイナー、歌舞伎役者なんだなぁと思いました。

 そんなこんなで4年の月日が経ち、超歌舞伎の存在は知っていても行かない、ボカロに興味がなくなってしまっていたのですが、今年のマジミラで熱が再燃しアホみたいに見境なくふりかけちゃんグッズを集める日々を送っていた最中に超歌舞伎がついに歌舞伎の殿堂である歌舞伎座で行われるということで行くしかねぇ!!となった訳です。しかしここである問題が発生します。

金が無い

まぁ考えてみれば当たり前の話で、4月に大学入学してからしていたバイトを色々あって辞めて、貯蓄してきたお金でマジミラだったりふりかけちゃんグッズを爆買いしてたら一瞬で無くなるわけで、1万円近くする歌舞伎座のチケットと東京までのバスor新幹線の交通費なんてあるわけもないのです。そんな時に色々調べていて知ったのが幕見席の存在です。
 この幕見席、何幕もある歌舞伎の1日の公演の中で一幕だけ2300円(!)で観られるという画期的なものでありまして、「歌舞伎行ったことないけどちょっとだけ見てみたい…だけどチケット高いし1日は長い…」だったり「この幕だけ何回も見たい!!」という方にとてもおすすめなものです。ここまでこればみなさん大体お察しだろうと思うのですが、今回の12月大歌舞伎、6つある幕の中の「今昔饗宴千本桜」1幕だけを見るということがこの幕見席の存在によって可能なのです。

1番高い席と比べると14700円の違い!!

※ただ注意しなけれいけないのがこの幕見席、歌舞伎座4階に設置されている席なので花道の中間以降、舞台の上で繰り広げられるお芝居が見切れて見られないということがあるので注意!!

 この幕見席の存在を知って私は「これなら行ける、行けるぞ!!!」となりました。

2.チケット争奪戦

 まずはやっぱりここですね。この幕見席、公演前日のお昼12:00から先着販売となる少し特殊な販売方法でして、決済方法はクレジットカードのみです。確保難易度がマジミラの一般…とまではいかないのですが席数が70席しかなく、油断すると一瞬で刈り尽くされます。もちろん日によって違うとは思うのですが、自分が確保した日は開始から10分でほとんどの席が無くなり、12:30過ぎにはほぼ完売という事態になってました。一度席を決めてしまえば
15分間は席が確保されるのでさっさと決めましょう。悩んでたら無くなります。マジで。理想は真ん中の方ですがとりあえず確保することを最前に考えましょう。本当に。
自分は狙っていた角が取れなくて更新した瞬間席がほぼ無くなっていた時、血の気が引きました。

おすすめは指定席左のブロックです。なぜかはまた後ほど

とりあえず確保ができたので安心安心。
バスに関しては今週、来週半ばくらい?まで通常料金、それ以降は年末料金になるようでハンパないくらい高くなってたのでここでチケット取れて本当によかったと思ってます。行きは2100円、帰りは2700円と中々お安くいけたのではないでしょうか。

3.出発

 行きは夜行バスだったので名古屋を22:40分発のものになる予定だったんですが、その日は19時までバイトをしていてもうほぼ浮き足立ってました()バイト先でいただいたお寿司をかき込み、すぐに準備を始めました。モバイルバッテリー、充電器、ちびかけちゃん、ちび団長ちゃん、ペンライト4本……

かわいいね🥰

法被着るか着ないか問題、正直バイト中もめっちゃ悩んでました。歌舞伎座でやるのに着ていいのか…?ミクさんを背負えるのか……??みたいなことずっと思ってました。しかしながらせっかくの超歌舞伎、全力で楽しむために着ていこうと決めました。流石にふりかけちゃん法被はマジミラだしちょっと場違いかなぁ…と思ったのでお留守番。タイミングよく先日届いた中国限定の16th法被を100均で買ってきたファイルに詰め込み、準備を終わらせました。

これ本当に良い、日本でも売りませんか?
我ながら完璧な収納術、真似しても良いんですよ?

というわけで準備万端、しっかり湯船に浸かり身を清め、駅へと向かっていきました。

定期(manaca)忘れた。


やらかしPart1、意味が分かりません。「あ〜まだ電車来るまで時間あるしゆっくりしてよ〜(^^)」とか抜かしてた自分をぶん殴ってやりたいです。なぜ忘れ物がないか確認をしない、バカ?そうか、つまりきみはそういうやつだったんだな。と言われてもおかしくありません。ただでさえお金がないのに名古屋までの往復分を定期があれば払わずに済んだものを無駄な出費をしました。-だいたい2000円

しっかりと萎えながら金山駅へ到着。バスの集合場所がどこかうろ覚えのまま雨が降る中彷徨うこと10分、ようやくバスの停留所を見つけ搭乗。
今回行きはVIPライナーという会社のバスに乗ったのですが、まぁ狭い。自分は直前に予約し、隣がいないことを確認して1番後ろを取ったのでちょっとお行儀が悪いですが隣に足を投げ出すことで非常に良い睡眠が取れました。タイヤの振動がちょっとキツかったのは致し方なし。

1番後ろで隣がいないとこんなこともできちゃう
(ちゃんと消灯前です)

22:40分に出発しておそらくですが2:00ごろ、浜松のパーキングエリアに着きましたがこの時ウトウトしていて、雨足も強かったことから外に出ていないので写真撮れてないです。イヤホンでシンフォ音源を流しながら心地良いとは言い難い睡眠をとること1時間

えびえび

AM3:30、EXPASA海老名に到着です。深夜のサービスエリアってなんかわくわくしますよね。トラックの運ちゃんたちと夜間バスの旅客しかいない閑散とした空間が気分を高揚させます。30分ほど休憩時間があり、雨足も弱まったので少し外の空気を吸おうとお散歩、ラーメンを啜る運ちゃんたちにお疲れ様ですと心の中で言いつつふらふら

ビビビでチュチュチュが止まんない!

ポケカの自販機なんてあるんですね…ピカチュウが誰もいない空間で寂しそうにしていたのでかまってあげました。
休憩時間も終わり、浅い睡眠を繰り返しながらバスに揺られること2時間半。運転手さんからまもなく到着することが伝えられ5分ほど停車した車内で待っていました。まだかなーと思っていたところ、アナウンスで「それでは東京ディズニーランドへ出発させていただきます」と言われ大慌てである程度まとめていた荷物を持ち、バスを飛び出しました。やらかしPart2するとこでした…しかも洒落にならないくらいの。お隣の女性二人組も勘違いしていたらしく、私と共に大慌てで外へ飛び出していました。運転手さんごめんなさい。

高島屋前

というわけでAM6:00、東京到着です。写真は明るくなってからですが、降りた時は真っ暗で店も開いておらず、普通に迷いそうになりましたしどうやって時間を過ごすのか絶望感満載でした。どうしようかなーと迷っていたのですがVIPライナーにはバス利用者が無料で入れるVIPラウンジなるものがあるということを運転手さんがアナウンスで少し話していたことを思い出し、天下のgoogle mapで調べて向かいました。

4.散策

 というわけでVIPラウンジに到着。格安バスだったし大丈夫かな…という不安がありながらもエレベーターに乗り、着いた先に広がっていた空間は


早朝だったのもあるかもしれませんが、3人ずつ座り、軽食を取れるくらいの広さの横長机が6つほど?とリクライニング機能付きのふかふか椅子がおそらく15〜20、有料の個室4つしかもコンセントありという旅の疲れ・充電切れの不測の事態までもカバーしてくれる徹底ぶりの空間が広がっていました。ここが楽園か…… さらには大画面テレビが2台あり、朝のニュースを優雅に見ることもできました。もちろん化粧室も完備、男性用は2階、女性用は3階と分かれていて混雑も心配なしなのがとても良い。

みそかけ

さらになんと味噌汁の無料提供があり、ドリンクバーならぬミソバーをワンプッシュすることでお味噌汁がいただけます。これが雨と冬の風で冷えた身体を最高にあっためてくれる……もちろんお茶やお水もありす。皆さんも使いましょう、VIPライナー。お味噌汁をいただきながら大谷翔平選手の移籍金が1000億ということを聞いてふりかけちゃんペンラ何本買えるんだろ…とか思いながらぼーっとニュースを見ているとアナウンスで「1番の方、シャワー室の利用が可能です」え?シャワーもあるの??至れり尽くせりで本当に無料で利用していいのかというレベルです。
バスが観光シートとはいえ、格安でこのラウンジ付きと考えるとめちゃめちゃいいのではないのでしょうか。使いましょう、VIPライナー2(ツー)

 1時間くらいゆっくりしていると外も明るくなりお腹が空いてきました。椅子から離れたくねぇ…と思いつつも腹の虫に勝つことはできず、楽園に別れを告げました。ふらふら喫茶店を探しながら歩いていると

AM8:00

何だか良さそうなお店がある……!!お腹も限界を告げていたので即入店。調べたところルノアールは関東中心だそうで、名古屋でいうコンパルのようなものですかね。

うまい〜〜〜!!!!ドリンクの値段に+130円という破格の値段でいただけるハム玉子サンドイッチモーニング、最高にうまかった……店内がラジオとかテレビでうるさくないのも最高ポイント、地元のコ◯ダはどれだけ早く行ってもどったんばったん大騒ぎ静かな店内でゆっくり食べることができて大満足。ごちそうさまでした!!!

カフェラテ+ハム卵サンドイッチ 870+130=1000円

ダイジェスト
8:40 退店!!!

9:00 急遽決まったエンカひとりめ!!!

聖地

アキバのドンキで10thを見ている間煽られる、許さないからな!!!!まだ店がほとんど開いていないアキバを歩き回りながら煽られる。ゲーセンを回るもprecialityふわがおらずへこむ。

10:00 FFと別れる、すぐにエンカ2.3にんめ!!!

マジカルミライへとーーー!!!!!

ふりかけぢゃゃゃゃゃゃゃん!!!!!!最初のドラマから始まる降臨の儀式ほんとうに大好き、ペンライトを振りながら限界化しました。
10thのバンメン後グリーンライツ→みんなみくみく→ODDS&ENDSの三連続まじでやばい…おしゃべりしながら待った甲斐がありました。そんなこんなをしていたらいつの間にかそろそろ電車に乗らないとまずい時間になり、日比谷線ってどこーー!!と迷いながらも何とかたどり着きいよいよ東銀座へ。

日本橋→秋葉原、秋葉原→東銀座 360円

5.いざ歌舞伎座!!


撮り方下手!!


2019年の時のやつ

 来ました歌舞伎座!!!御園座と南座には行ったことはありますが歌舞伎座は初めて!!やはり歌舞伎の殿堂ということだけあってまず外観で圧倒される…2019年の南座を思い出し、既に涙腺が崩壊しそうでした。しかしながら12:05分くらいに到着し、12:20分開演だったので思い出に浸る暇はなく、急いで移動。幕見席は普通の席とは違い正面ロビーからは入れません。左の専用の入り口から入場、して4階へ直通のエレベーターに乗ります。
 一応当日の10:00から幕見席残りの20席ほどが自由席として販売されますが、席数も少ないのであまりアテにせずきっちりと前日予約しましょう。どうしてもクレジットカードが無くて買えない…という方は10:00より前から並べば買える……かも?
 
 さて、エレベーターを降り、近くの席を取っていたFFと共に客席へ向かいながらどれだけミク廃いるかな〜〜お話ししたいな〜と思っていたのですが

一人もいませんでした

いや正確にいえば確認しうる範囲ではいなかったんですけど、ガチでいなかったです。えー超歌舞伎当日ですけども、誰一人、いませんでした…
前情報やド平日、4階席ということであまりいないだろうなーとは思っていたんですがここまでいないとは思いませんでした…客層としては4〜50代の方々が4割、お年寄りの方々が4.9割、海外の観光客の方々が1割といった感じでした。残りの0.1割がオタク。
 そんなこんなで席に着き、持ってきたペンライト4本を出し、16th法被を着た時、すごく視線を感じました。自己主張したがりオタクでごめんなさい……

 まず初めに獅童さんによる前説でペンライトの使い方の解説!!1階席もこの日は歌舞伎ファンの方々が多かったようでペンライトの解説で色々なことをするたびにザワザワしていて面白かった、獅童さんが一度照明を暗くしてましょう!とおっしゃって桜色のペンライトの海が広がった時の4階からの景色、反応最高だった….…ここは幕見席の特権ですね、歌舞伎座の1番高いところからペンライトの海を見渡せます!!
獅童さんに「もし分からなかったら周りの初音ミクファンの方々のペンライトを見れば分かります!」とおっしゃられた時、ひえ〜〜……と震え上がりました…一応
 大向うは主に屋号などを一定のタイミングで台詞に近い形でするという難易度が高く技量が問われるものなんですが今回の超歌舞伎は違います!どのタイミングでも、誰でも、ペンライトでも好きな時にやっていい!というのが今回の超歌舞伎の大向うです。これも普段の歌舞伎では見られないもので獅童さんもどんどんやってほしい!!とおっしゃっていました。主要人物の方々の屋号として忠信を演じる中村獅童さんは『萬屋(よろずや)』、美玖姫を演じるミクさんは『初音屋(はつねや)』、敵役である青龍の精を演じる沢村國矢さんは『紀伊国屋(きのくにや)』となっています。よろずやー!!はつねやー!!きのくにやー!!と叫んでどんどんやりましょう、大向う。(ちなみに協賛のNTTの屋号は『電話屋』らしい…)
 両隣の方がペンライトを持っていなかったので使いますか?とお聞きしたところ喜んで受け取っていただいたのでとても嬉しくなりました。その方が自分の持っているふりかけちゃんペンラを見て「それはライブの限定のものなんですか?」と尋ねられ、ふりかけちゃんの解説を早口で話し始めそうになるのをなんとか抑えたところで舞台に獅童さんとミクさんが登場。ミクさんどうやら日替わりで様々なポーズをとっているようで獅童さんの合図に合わせてしたポーズは………見栄切り!!!
          
かわいい!!!

!フル装備!

 
このnoteが始まって6000字ほどいったところでようやく内容にたどり着けました。
ここから全てを話すわけではありませんがネタバレを含むので観に行くからまだ観たくないって方はお手数ですが目次まで戻ってネタバレ終了のところを踏んでいただければ……


!!ネタバレ注意!!

 





 初めにこれまでの超歌舞伎ダイジェスト映像!これまでのテーマソング『千本桜』『吉原ラメント』『天樂』『ロミオとシンデレラ』『初音ミクの消失』と共に過去の公演映像が映し出されました。自分が初めてミクさんのライブへ行った2019年南座公演での映像が出た瞬間、4年前衝撃を受け圧倒されたあの公演を思い出し、感情が爆発して涙が溢れ出てきてしまいました……次にオープニングが始まり、千本桜の世界へと行きます。大音量で流れる千本桜と共に未來だけでなく海斗、鈴、錬、鳴子、流歌たち全員が登場したところで大興奮。涙を流しながらペンライトを振りまくるというよく分からないオタクが誕生していました…

 本編はざっくりと!!千本桜が枯れ果てるまでの物語、中村七之助さんの女形本当に美しい…序盤
舞鶴姫という名で舞をしていたのが中村七之助さんだったのですが、錚々たる顔ぶれ。中村獅童さん、澤村國屋さんが主演の中で中村七之助さんと中村勘九郎さん兄弟もいらっしゃるのが凄い。もちろんこれまでの超歌舞伎も凄かったのですが、ここまでの顔ぶれまでになるとは……青龍の襲撃によって枯れ果ててしまった千本桜、ここで一旦幕を閉じます。
 ちなみに初音の前(中村蝶紫)から朱雀(中村獅童)が受け取っていた初音の鼓というものがあるんですけど、これは今回の超歌舞伎のベースになっている『義経千本桜』にも登場しています。
 
 幕間で「これより後は1000年の時が過ぎ去った物語であります」と言った後に何度も1000年という言葉を強調し、最終的に「これよりは1000年後のお話でございます!」と現代の言葉になったところはクスッと笑えるポイントでした。
 ここからは千本桜が青龍の襲撃によって枯れ果てた1000年後のお話となり、ついに美玖姫、ミクさんが登場します。あ〜〜美しい、かわいい……言い回しも歌舞伎ということで歌舞伎役者のようなものとなっています。個人的な好きな台詞、「女だと思って、甘く見るではないぞ?」 廃!!!!!!
青龍と対峙した忠信と美玖姫の戦闘シーン、ミクさんが空を飛んでいたり獅童さんがビームを放つ、いい意味で歌舞伎をぶち壊しててとても面白かったです。好きなところはやはり梯子の大立ち回りでしょうか。青龍の眷属がてっぺんまで登っていき、そこに忠信が登る…見ている側がハラハラしてしまうところが本当に大好きです。また、忠信が力を使い切り、千本桜の花を咲かせるために「数多の人の言の葉で!三千世界の皆様の言の葉と桜の色の灯火を!!」を何度も繰り返し、私たちに投げかけたところは本当に思い出に残っています。観客席がざわつき、一人また一人とペンライトを振り始めるところは美しかった………
そしてやはり外せないのが中村獅童さんの二人息子、陽喜くんと夏幹くん!!!夏幹くんは今回の今昔饗宴千本桜が初お目見えとなっています。これを目的に超歌舞伎に来ている歌舞伎ファンの方も多いのではないでしょうか。陽喜くんは5歳、夏幹くんは3歳です。……………え?その年からあの大観衆の前で歌舞伎????凄すぎます。それなのに21歳の自分もきたら… そして非常〜〜にかわいい。舌足らずな言葉で一生懸命大声を出すところはほっこり、感動を届けてくれました。周りの方々も笑顔に包まれ、大役を成し遂げたのではないでしょうか。獅童さんと陽喜くんが背中を見せる決め場のシーンで夏幹くんだけ堂々と前を向いていたのがまたかわいかった……
 最後は獅童さんの「いくぞぉぉぉぉぉぉ!!」の掛け声と共に千本桜!!!最初こそ座っている人が多かったものの獅童さんの合図で総立ちに!!とは言ってもやはり一般の方が多く、コールをする人は少ないかな?といった印象でした。しかしながらボルテージはマックス!!老若男女問わず皆がペンライトを振りまくり、桜吹雪が舞う中最高の大団円!!自分は大号泣しながらコールをしていました。あの日出来なかったコールを、1番遠いところであっても出来ていることが本当に幸せでした。獅童さんは桜吹雪を身に受けながら1階席の観客の元へと降り、そして最後はミクさんと共に空へ!!今回のサブタイトル『宙乗り相勤め申し候』の通り獅童さんとミクさんが二人で空へ舞い上がり、本当のクライマックスです。獅童さんは最後まで観客席に「ありがとう!!」と何度も叫びながら4階の上へと去っていきました。舞台の上ではキャストの皆さんが全員でペンライトを振り陽喜くんと夏幹くんもペンライトを振っていたのがかわいくて印象的でした。
 拍手とペンライトに包まれながら終演を迎えた後、舞台袖から獅童さんがいらっしゃり「このように歌舞伎座公演を行えているのも皆々様のお陰でございます、これからもどうかよろしくお願い申し上げます!!」と挨拶をし、これで今昔饗宴千本桜は終幕です。 



!!ネタバレ終了!!


…全てを話すわけじゃないと言いましたがつい筆が乗ってしまいました…もう少しだけ語らせてください。

 今回の超歌舞伎、台詞に千本桜を知っていると反応してしまう言葉が散りばめられているので台詞にも注目してみては?そしてもちろん主役はミクさんと中村獅童さんなのですが、澤村國矢さんにも注目してほしい!!青龍という悪役側の立場ではありますがやはり悪役あっての物語、2016年の開幕から青龍役を勤め、力強い演技、獅童さんと息のあった歌舞伎をする彼にも是非是非注目していただければ……!!ちなみに國矢さんは2019年の南座で行われたリミテッドバージョンで主役を演じられています。…もう一度國矢さん主役の超歌舞伎、やらないかな?
        紀伊国屋ーっ!!!
 
ペンライトを貸した隣の方もずっとペンライトを振ってくれていて、終わった後に「こんな見方もあるんですね、すごく楽しかったです!」と言われてとても嬉しくなりました。その後も色々超歌舞伎の事をお話しできてとても楽しかったです。ありがとうございました。
 はじめに「5歳、いや10歳若返ってペンライトを振ってください!」と獅童さんがおっしゃっていた通り観客全員が楽しみ、一心不乱にペンライトを振っている姿が獅童さんの見たい景色だったのでしょうか。この超歌舞伎、歌舞伎座公演が一旦区切りということで次はどんなものになるんでしょうか……まさかクリプトンズ全員が歌舞伎をやるとか…?既にワクワクが止まりません。 
 公演終了後FFと共に会場から出ようとした時、着物を着た女性に声をかけられました。「後ろ姿のお写真いいですか?」唐突だったのでびっくりしてしまいましたが、法被を撮りたかったよう。なんだかオタク心として嬉しくなった反面、ミクさんを背負っているという重圧も感じたような…ちなみにその女性に写真をインスタに載せていただいたのですがアカウントを聞き忘れるという致命的ミスをやらかしたのでインスタで16th法被とヒーローちゃん法被を着ている2人組の写真を見つけた方はぜひDMで教えてください。
 
 さて公演も終わり外へ出た私たち、ふと見ると同じ16th法被を着ている方がいてつい声を掛けてしまいました。聞くと重度のミク廃のようで今年のマジミラのことなど色々話して来年も全通ですかww?と言い別れたのですが、ここで衝撃の事実が発覚します。

エンカする約束をしていたFFでした

なんということでしょう、ブロリストでした。まさかまさかの出会い方でとてもビックリしました。もう一方いらっしゃったのですが、その方もFFでもうよくわかりません()そんなこんなで楽しく歌舞伎座前で感想を語り合っていたのですが、歌舞伎座の中から出てきた法被を着た男性に話しかけられ、どなただろうか…?と思った矢先

「皆さん本日はどうもありがとうございました、
私中村獅童の番頭でございます」

???????
まさかの番頭さん、簡単に言えばマネージャーさんみたいな感じです。役者と客を繋げる大事なお仕事です。そんな方に急に話しかけられて本当に驚きました。まぁ法被を着てオタクトークで盛り上がっている私たちは目立ちますから……とは言っても「皆様のおかげで、本当にありがとうございました」なんて言われたら感激、ここに来てよかった…!!と思う瞬間でした。

 そして物販では筋書(パンフレット)1300円を購入、これはチケットを持っていなくても1階の売店で買えるので絶対買いましょう。レジで「パンフレットください」と言えば係の人が出してくれます。言わないとどこにもないので気をつけましょう!!

さらさらとした表紙が心地良い
!!!

中には歌舞伎の内容解説だったり演じた役者さんの名前などが記載されているのですが、出演俳優の中にミクさんがいる!!!見ているだけでまた目頭が熱くなります。いろいろインタビューなども載っているので買わないという選択肢、無し!!!

そういえば指定席は左のブロックをとった方がいいという話ですが、これは獅童さんとミクさんが宙乗りするルートが指定席の左端に当たるところだからです。なので左端を取れると近くで見ることができ、大きな声で獅童さんに声を届けることもできます

12:20 開演
14:00 閉演

パンフレット1300円

6.帰宅

 楽しかった超歌舞伎も終わり、まだ帰りのバスまで少し時間があるということで再びアキバへ。ここでFFからDMでアキバに来れるかもという連絡を受け待機。その間ラジ館のケーブックスで色々見ていたのですがインテちゃんとおはなちゃんのラバスト、欲しかった……

かけ

その後無事にエンカし、色々おしゃべりをしたところでバスの時間が、バスタ新宿へGOです。

バスタかけ
帰宅名古屋

 帰宅に利用したのはWILLER、席も広く隣との間に仕切りがありとても快適でした。流石は高速バス大手といったところ。

よむかけ

 車内では1日を振り返り、色々考えてnote書くかぁ…と思っていました。とりあえず誰かに聞いてほしい、見てほしいという思いがあったので今こうして書いています。まさか1万文字以上になるとは……

EXPASA足柄

18:20分、EXPASA足柄に到着です。30分ほど休憩の時間があり、夜ご飯を食べていない事を思い出し、散策へ。

これで300円!!
こんなの見せられたら食べるしかない

揚げ物とジェラートとかいう最強のコンボ飯を食べ、腹ごしらえ終了。まだ時間もあったので売店へ、

550円

ゆるキャンの商品がいくつか売っていたため比較的安くてデザインが気に入ったカラビナボールペンを購入、なかなか良い!!サービスエリアで売るご当地ミクさんグッズ需要あると思うんですけど作りませんか?47都道府県ミクさん、欲しい
 
色々頭の中で整理しながらnoteを書いていると気づけば名古屋へ辿り着いていました。もう終わりかーと名残惜しくも下車、帰路につきました。

22:20

7.最後に

 歌舞伎座で行われた超歌舞伎、本当に行って良かったと思っています。1人旅行でしたがフォロワーさんに恵まれ、エンカできたことがものすごく嬉しかったです。素晴らしい歌舞伎を見せてくださった中村獅童さん、澤村國矢さん、ミクさんそしてキャストの皆さん本当にありがとうございました。

 次は初音ミクシンフォニーのチケットが取れたら書きます。取れなかったら雪ミクだと思います。ここまで読んでくださった方がいるかは分かりませんがお読みいただきありがとうございました。

消費金額 名古屋-東京往復交通費4800円、超歌舞伎幕見席2300円、食費1500円、東京電車賃720円
ゆるキャン550円、計9820円

2023/12/15

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?