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美指手を手に入れる

小さい頃からのクセがいまだに治らない。
いい歳をして。
正直恥ずかしい。人前ではやらないが主人の前ではやっている。自分自身に対してすごく罪悪感がある。
そのクセというのは指の皮を噛むこと。
いわゆる逆剥け状態になる。
少しでも皮が浮くとむいてしまう。
やめられない。やめようと思っても気がつくと噛んでいる。
何も考えないときもやっているが、イライラしたりストレスを感じるとやってしまっていることに気づいたのは歳をとってからだった。

しかもこんな指にもかかわらず私はずっとネイルをしている。もう15年以上になる。
私の中では洋服と同じなので塗っていないと気恥ずかしい。
コロナで昨年はネイルサロンもお休みだったのでずっと指が裸のような感覚だった。

よく「美意識が高いですね」と言われる私だが言われるたびに気まずかった。指が綺麗な時はほぼなかったからだ。
美意識とはなんぞや。自問自答する事もある。ほんとに美意識が高い人はこんな指はしていない。
多少マシな時はいいが、ひどい時は当然絆創膏を貼ってネイルサロンに向かう。
美と汚が混合している。

ネイリストさんには毎回言い訳をする。
指を見られるのはほんとに恥ずかしい。
「いつも指汚くてすいません…」
「大丈夫ですよ」と笑顔で答えてくれる心の中は「ネイルする指じゃないよね」と聞こえてくるようだ。

職場の若い子からネイルを褒められる事も時々ある。その時ほど後悔することはない。
『あーまた見せれる指じゃない』
「ありがとう、指綺麗じゃないけど」
と言い訳がましく手を裏返して爪だけ見せることになる。

と言って指だけじゃない、手自体がシミもシワも多い。
太ってきたので少しポッチャリもしてる。
アルコール消毒の日々が続き一日中消毒液まみれになっていてカサカサも究極を迎えている。
このお題を見た時に何がやりたいかなと考えたら1番にこれを思った。
きっかけは必要だ。

これを機会に必ずクセを治して美しい手と指を手に入れると誓った。
この写真は私の大好きなインスタグラマーさんの手でとても美しい。もうこの手になることは無理だが美しい手指を目指して堂々とネイルを見せれる手になりたいと思う。


#この春やってみたいこと

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