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FileMakerで機器台帳 レイアウトを切り替える

こちらの記事はこれからFileMakerをつかって機器台帳を作ろうと考えている初心者向けの記事です。
この記事を読むことでこれから簡単な機器台帳を作ることができます。今回はレイアウトについてです。

リスト表示と詳細表示

ここまでのおさらいをしてみましょう。
機器台帳をつくろうということで、そのためには脇役のファイルが必要なんでしたね。その脇役のファイルとしてまずは『メーカー台帳を作ろう!』と言うことで名刺風と一覧表示を作ってきました。名刺風とは言い換えれば詳細表示のことを言っているわけです。

今回はその一覧と詳細を切り替えるための「ボタンをつくろう!」をお題にします。ファイルメーカーに慣れてる人は読み飛ばしちゃって下さい。

作りたいもののイメージ

データ数が多くなってくると一覧表示から任意のデーターを選択して個別(というか詳細)データを閲覧するって言う機会がはよくあります。

例えば、顔写真の一覧を見せてもらい、その写真の中から気に入った人のプロファイルを見て決めるみたいなことです。

例えば下図のように一覧からクリックすると詳細が表示されるということです。

一覧からクリック


詳細表示に

詳細側にボタンを作る

① 名刺風にしたメーカー台帳を表示するようにします。

② ブラウズモードからレイアウトモードにします。次にメニューバーからレイアウト > レイアウト設定を選ぶ。

③ レイアウト名を「メーカー(詳細)」にしてOKをクリック

④ ヘッダのスペースを大きくとります。

⑤ 図のようにボタンを2つ作ります。ボタンは「詳細」「一覧」の2つです。

この名刺風レイアウトは詳細表示になりますので「詳細」ボタンがあたかも押されていて選択されているように見せます。このため濃いめの色を使い、塗りつぶしの効果は“彫り込み”を使用しています。

反対に「一覧」ボタンの方はこれからボタンを押したくなるよう、明るめの色で"浮き出し”を使用しています。

※現在のVer.19では掘り込みや浮出しは搭載されていません。代わりにテーマを選べるようになっていますのでお好みのボタンを選択してください。

レイアウト表示でボタンを設定

⑥  詳細の方には“ボタン設定”からレイアウト切り替えをえらび、指定:“メーカー(詳細)”に、一覧の方はボタン設定>レイアウト切り替え、指定:“メーカー(一覧)”を割り当てます。

あとはアクセントに線などを加えると見栄えがします。
ブラウズモードに切り替え「一覧ボタン」を押せば一覧ページへ移動します。

一覧側の設定

準備としてまずレイアウトモードにし詳細画面に配置した「ボタン」とアクセントととしてつけた「線」を選択しコピーします。

これを下図のようにレイアウトモードにした『詳細』がめんのボタンと線をコピーして「一覧」側にペーストします。このときレイアウト「詳細」と「一覧」のボタン位置などがの位置が一致するように配置するようにしましょう。T定規機能や定規表示などを使うと良いです。

配置後は今度は詳細を浮き出し、一覧を彫り込みとします。あと色も反対にしておきます。

詳細のボタンと線をコピーする

ボタンと線をを一覧側にペーストした後にブラウズモードにすると下図のようになっています。

レイアウト「詳細」への切り替えはまず任意のデータを選択し、ボタン「詳細」をクリックします。

例えば
 File No. 0004のデータを詳細に切り替えるには0004の行内(ロゴでもふりがなでもよいのでその行のどこかを)をクリックします。その後に詳細ボタンをクリックします。

データ0004にカーソルを合わせ詳細をクリック

はい、きれいに切り替わりました。
こんどは左図の画面で一覧を押すと詳細に切り替わるはずです。

データ0004が表示された

今回はここまでです。

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