GsG雰囲気攻略 - 冶金構成

全国3000000人の雰囲気GsGプレイヤーに送ります。オレ、GsGのことチョットワカルぐらいのプレイヤーには多分必要ない記事だ。監修は松戸さん。ありがとう。

冶金構成って何?

このゲームは全てのプレイヤーがパーツを作ることができる。パーツの性能を決定するのが金属3種類の組み合わせで成る冶金構成というものだ。冶金構成をPg(黄金)で固めた冶金構成のキャラクターが作るパーツは固くて重くて強いものになり、Ny(繊維)で固めたキャラの作るパーツは軽くて便利なものになる。もちろん三種類全て同じ金属で固める必要はなく、いろいろ混ぜて中庸のような構成にすることもでき、そういった隙間を埋めるような構成が必要になることもある。もちろん各パーツに相性がいい素材は存在するので、重量や消費の塩梅を調整しつつ頭を捻ることになる。

この記事では、「なんかいろいろ数値が上がったり下がったりするみたいだけど、GsGのことがなんもわからないからこれが強いのか弱いのかさっぱりわからない」「ルールブックのマンションポエムみたいな素材解説がよくわからない」「歳をとったので、DrとかTiとかアルファベットを覚えられない」「よくわからない」「なにがわからないとかじゃなくて、とにかくわからない」みたいな人に向けて各素材についてざっくりと解説していく。

予備知識

重量と消費:合計がグレムリンの積載量と出力を超えるとさまざまな問題が発生するので、超えないほうがよい。ここまでは誰でも直感的に理解できると思うが、では重量と消費を低く抑えればいいのか、というとそうではないのがGsGというゲーム。このゲームのパーツは、重量と消費の高さに依存して、各種効果が強くなるのだ。

積載と出力:それぞれ、前項の重量と消費に対応するグレムリンのキャパシティ。積載は強い脚部を積むと上がり、出力は強いエンジンを積むと上がる。これを超えるとペナルティ。このルールがあるので、最強金属ドラコニウムで全身を固めると言ったことはできない。少なくとも今は。

ナイロン【Ny】

【傀儡の糸】
機体にナイロンが使用された数だけ機動性と連動性を+3%強化

パーツ性能に一切の補正が乗らず、最終的な機体の機動性と連動性にボーナスがつく冶金。最軽量最低消費となるため、積載・出力のギリギリをかいくぐるために用いられる。もちろんこれで脚部やレーダーを作ってはいけない。性能はどうでもいいけどタイミング効果を出す(《パルス砲》の【加速時】を出すために《騎士操縦棺》で加速したい、など)ことが重要なパーツや、火力はどうでもいいからとりあえず手数がほしいときの火器をNyNyNyで作るといいだろう。非金属繊維だけでできたロボットのパーツってなんだろう? よくわからない。

ジュラルミン【Du】

機動性… +5 km/h
連動性… +50 Cl
消費…… +1 kw
価格…… +200 c

【刃の飛翔】
機体に20個以上ジュラルミンが使用された場合「飛行」を得る

申し訳程度の機動性と連動性がつく冶金。ほんとうに機動性と連動性が必要なら、NyやCsのほうがいい。本体は20Duで飛行を得る【刃の飛翔】。飛行効果は強力なものの、脚部・背部兵装・機動補助・自由のいずれかに飛行パーツをアセンブルすればそれで済んでしまうためさほどの優位性はない。一応アセンブル枠を使わずに飛行効果を得られるという利点はあるので、背部兵装も機動補助も存在しないステイミュラント・フレームならワンチャンありそう……に見えて、量産飛行を購入して自由に装備すればお手軽に済ませられてしまうので、ちょっと労力に見合わなさすぎる。

チタニウム【Ti】

耐久…… +25 Vt
信頼性… +5 Ag
重量…… +10 kg
価格…… +200 c

【疾走巨神】
機体にチタニウムが使用された数だけ機動性と耐久を+1%

耐久、信頼性、重量が少しずつ上がる冶金。機動性と耐久性の上がる【疾走巨神】は、微々たる値な上にTiパーツ自体の機動と耐久が低くなりがちなので地味。中途半端な立ち位置の冶金と言える。軽量なのでNyとは似た利用法になる。Nyではちょっとだけ重さが足りない時などに用いられるかも。

ヴォイドスチール【Vs】

耐久…… -5 Vt
機動性… +6.7 km/h
連動性… +70 Cl
消費…… +5 kw
価格…… +100 c

【虚無領域】
機体に20個以上ヴォイドスチールが使用された場合、撃墜時に追加の行動可能3ターンを得る

連動性その他がそこそこ上がる冶金。本体は20Vsでダンス・マカブルする【虚無領域】だろうが、他にシナジーがろくにない現行の環境では被撃墜前提のアセンブルは難しい。【被撃墜時】効果が充実してくれば評価が変わるかもしれない。将来性に期待(弱い要素のレビューに使われがちなフレーズ)

ソールブラス【Sb】

耐久…… +33 Vt
機動性… -1 km/h
信頼性… +10 Ag
重量…… +50 kg
価格…… +250 c

【陽光集積】
機体に15個以上ソールブラスが使用された場合、2個の迎撃性能を追加で得る

耐久、信頼、重量が少しずつ上がる冶金。15Sbで迎撃性能がもらえる【陽光集積】が目玉だが、達成が困難なわりに恩恵が地味。迎撃性能(=狙われやすさ)はGsGにしては今ひとつ不透明なステータスだが、1パーツでもらえるのは1迎撃性能までなので……この効果には2パーツ分の強さがある、とは言える。つまり【刃の飛翔】の二倍強いということ。

カオスシルバー【Cs】

耐久…… -10 Vt
機動性… +13.4 km/h
連動性… +120 Cl
消費…… +20 kw
価格…… +400 c

【月光反射】
機体にカオスシルバーが使用された数だけ耐久と連動性を+1%強化

連動性と消費がそこそこ上がる冶金。大量に積むことが困難なDr、未実装のZrを除けばトップの消費アップを持つため、タイミング効果を持つパーツ(つまり全部)、レーダー、培養装置、幻影装置、すべての火器と相性が良い。連動性が【月光反射】含めてかなり上がるので、反撃/対抗射撃したいタンクがうれしくなる。機動性も上がってうれしくならないグレムリンはないので、何が強いとかではなく、ただ強い(By松戸)当然ながら出力がたくさん必要になるので、これを大量に積むならちゃんとしたエンジンを作ろう。ただし、(出力確保が目的なら)エンジンをCsで作ってはいけない。エンジンの出力は消費では上がらないのだ。

パーマネントゴールド【Pg】

耐久…… +70 Vt
機動性… -2 km/h
信頼性… +30 Ag
重量…… +200 kg
価格…… +400 c

【黄金時代】
機体に15個以上パーマネントゴールドが使用された場合、受けるダメージを20%軽減する

耐久、信頼性、重量がガッツリ上がる冶金。脚部のみが持つパラメータ「積載量」は重量に依存するため、強い脚部を作るならばPgPgPgが王道となるだろう。レーダー・培養装置・幻影装置の強さ、火器の火力補正、重量強化)と書かれているタイミング効果も重量に依存しているので、これらとも相性が良い。また、機体の信頼性が(たくさん積むのが非現実的なDrを除いて)最も上がるので、火器を命中させやすくなるのも見逃せないところ。何が強いではなく、ただ強い(二回目)。全身にこれを積むとだいたいの場合は動けなくなるので、【黄金時代】のことは忘れたほうがいいかもしれない。脚部以外をPgPgPgで作るとめちゃくちゃ重くなるので、脚部性能と相談しながらCsやNyを混ぜたい。

ドラコニウム【Dr】

耐久…… +134 Vt
機動性… +2.1 km/h
連動性… +30 Cl
信頼性… +40 Ag
重量…… +800 kg
消費…… +40 kw
価格…… +1500 c

【竜の炎】
機体にドラコニウムが使用された数だけ耐久と出力と連動性と機動性を+1%強化

物々しい事が書いてあり、耐久、機動性、連動性、信頼性がそこそこ上がるが、キモは重量がPgの4倍、消費がCsの2倍上がるという点。重量や消費が高いとレーダーその他が強くなるというのはPgやCsの項で述べた通り。つまりPgやCsの数倍のパフォーマンスを発揮するということ。じゃあ脚部なんかをDrDrDrを作れば最強じゃん? と思いかけてしまうが、脚部パーツは重量と消費が10倍になってしまうというルールがあるので、消費も重量も高いDrで作るとエンジンが爆発してしまう。冶金のパラメータ補正そのものは高いが、重量/消費の高さには見合っていないので、何も考えずに使っても割りに合わない。高すぎる重量消費の兼ね合いで、大抵の場合DrCsCsみたいにDrをひとつ差した構成でレーダーなどが作られることになる。がんばればDrDrDrパーツも積めないわけではないが。

ジルコニウム【Zr】

耐久…… +30 Vt
機動性… +6 km/h
連動性… -60 Cl
消費…… +30 kw
価格…… +300 c

【閃光一閃】
機体に15個以上ジルコニウムが使用された場合、攻撃時に加速する

未実装。Csの消費をさらに高くした代わりに連動性が低くなったような冶金。Csが強いので、多分強い。連動性が下がるのでタンクには向かないだろう。

総括

・脚部はPgで作れ
・レーダーはDrを入れろ
・困ったらCs
・重すぎるなと思ったらNy

自分の冶金構成はどうすればいいんですか?

↑の総括のやつから適当に選んで、身内がやってない構成にすれば、多分使ってもらえます(責任は持ちません)。VsVsVsとかにすると、マニアックな人が頼ってくるかもしれないので、それでもいいです。

結論:なんでもいい

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