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母方の祖父が亡くなった。
この1週間、気を緩めると涙が出てきてしまう状態だった。今もそうなんだけどね。

祖父との想い出を記しておきたくて、noteを書いている。不謹慎かな。おじいちゃんはこんなふうに書かれるの嫌かな。迷いながら書いている。公開するかどうかもたぶん迷うと思う。
でも、この1週間で感じたことを残しておきたいから、おじいちゃんへの気持ちを込めて書きます。

知らせを受けてから、もうすぐ1週間が経つ。
もっと会いに行けばよかったなとか、もっと話をしたかったなとか、彼を紹介したかったとか、いろんな想いが溢れてくるけど、きっとおじいちゃんは今も見守ってくれていると思う。そう信じてる。

2日前まで畑仕事を元気にしていたというおじいちゃん。その日は朝から具合が悪くて、食欲もなかったらしい。夜中に状態が急に悪くなってそのまま逝ってしまったそうだ。
あまりにも突然すぎて、理解ができなかったのはそうなんだけど、おじいちゃんのご遺体を見て、遺骨を見て、通夜や葬儀が終わって、納骨をして、、全ての儀式が終わっても未だにいないのが信じられない自分がいる。でもきっと、ご遺体に触れた時の冷たさや感触はずっと忘れないと思う。

1人残された祖母のことがすごく心配だ。
祖母は祖父のことが大好きで、会いに行くと「じいちゃんみたいな人と結婚しなね」と言うのが口癖。通夜や葬儀の日もいい天気で、「どこまでも立派な人だ」と話していた。祖母の気持ちを思うと涙が止まらない。長年連れ添った大好きな人を突然なくす辛さは計り知れない。口を開けばじいちゃんとの思い出話ばかりなんだもの。
車で2時間くらいかかるけど、できるだけたくさん会いに行って、たくさん話をしようと思う。

たくさんの人が弔問にきてくれていた。いろんな人に愛された人生だったんだなと感じた。みんな「立派な人だった」って話していたよ。かっこいいよ、じいちゃん。口数は少なかったけど、優しくて、素敵な人だったなぁ。

今まであまり会う機会がなかった祖父や祖母の兄弟の方や、たくさんの親戚が集まって、ここにいる人たちと血が繋がってるんだなぁと思ったらすごく心が揺さぶられたというか、ぐわっと心が熱くなってきて、不思議な感覚になった。
そんな感覚のまま葬儀に出たら、お経を聞いている間ずっと涙が止まらなくなって、あれはなんだったのだろう。悲しいとか寂しいのはそうなんだけど、もっとぐわーっと心から何かが溢れるような感覚だった。
今までも御先祖様の写真とかを見て、この人たちがいなかったら私は産まれてないんだって思うことがあったんだけど、あの時は、なんだろう、こう、命の尊さとか儚さを強く感じたんだよね。
あと、命を繋いでいきたいってすごく思った。
それってすごいことなんだなぁって。

周りにいる人や家族を大切にして、ちゃんと伝えたいことを伝えて、しっかり生きようって思った。生きている間しか話ができないし、感謝も伝えられない。後悔しないようにしたいなって思った。

じいちゃん、ありがとうね。
みさとは前を向いて頑張るから、安心して、これからも見守っていてください。


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