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1pick落ちた女が1ヶ月で岩房強火オタクに転生した話


初めましての方は初めまして。 MiKoと申します。

昨今の沼落ちブログブームに対して「これは思わぬ入り口から沼った新規を見て古参オタクが悦に入るコンテンツだから、俺には生み出せない価値…」と思い、書く気などさらさらなかったオタクなんですが、最近普通に国プからJAMになった人の沼落ちブログを見るし、意外と1pick落ちた人の沼落ちブログってなくない?需要ある…?と思い、筆をとりました。…嘘です、シンプルに人の読んでたら自分も書きたくなりました(殴)

現在「いやずっと瑠姫くん推しだし〜〜?」みたいな顔でJAMをやってる私。タイトルにある通り、実は1pick落ちたオタクです。

1pickはひこでした。

ここでは、私が日プに迷い込んだ経緯と、岩房に沼った流れ、そして沼った後のあれこれという順で書いていこうと思います。(※最後に少しS2及びINIの話もします。ご注意ください)(あとnote新しく作るのめんどくさかったからS2垢流用してる、雑でごめん)


日プに迷い込んだ経緯

オタク遍歴を話します。

私はもともと、小学5年〜日プを見る直前まで10年近くPerfumeのオタクをしていました。本当にどっぷり推していて、中学3年間はヤスタカの曲しか聞いてなかったくらい(冗談抜きじゃなく本当にPerfume・capsule・きゃりーぱみゅぱみゅ以外自分のiPodに入っていなかった)、私の価値観の根っこはPerfumeにあります。それから、高校生の時に突如嵐にハマり、大学生になってからセクゾにハマり…とジャニオタの道を歩みましたが、嵐・セクゾ以外のグループにはあまり関心がなかったし、嵐は少クラとか出ないからいわゆる"ジャニーズ文化"というものにはそれほど触れませんでした。何よりでかいのが、PerfumeはCDの売り上げを気にしているアーティストではないし、嵐は私が買わんでも一位だったから、自分が必死こいて応援する必要はなかったということ。だから、そんな狂ったオタクではなかった(と信じたい)。

そんな私は、大学から本格的にダンスを始め、少しずつPerfumeと嵐から気持ちが離れていきました。サークルがマジで多忙すぎた。ダンスサークルというとイケイケでウォウウォウなパリピ集団を想像されるかもしれないけど、私の入ったサークルはほぼ部活!年がら年中活動に追われ、毎日朝から晩までみっちり練習、帰宅後は深夜まで衣装作り。さらには振り作りやらパンフレット作成やら映像作るやら音楽編集やら仕事が次々降ってきて、もうね完全にブラック企業(楽しかったからOKです)。マジでオタクやってる余裕なかった。

だけど、9月にデカイイベントが終わり、束の間の休息期間が生まれました。その時、私のYouTubeのオススメに突如現れたのが、これ。

私は自分がダンスをやっていたのもあり、インスタで有名な振付師やダンサーの方をフォローしていました。その時よく見ていたのがとあるダンスの先生のインスタで、この先生のインスタでは先生より生徒たちのダンス動画がたくさん上がっていたんですよね。そこによく出てきたのがひこ…ではなく、その相方・JURIちゃんだった。(ちなみにそのダンスの先生はセクハラで訴えられて今は表舞台から退いています…)

「ン…2Crankってどっかで聞いたことあるな…?アッ、インスタのあの子か?!!」ポチ。思えばこれが全ての始まりだった…

意外にも(?)最初に抱いた感想は「JURIちゃんってこんなジャンル踊る子なん?!」という困惑に近いものでした。というのも、私が見ていたダンスの先生はJazzFunkとかリリカルジャズとか作る人だったから、ゴリゴリに女振りするJURIちゃんしか見てなかった。まさかこんなWaackができるなんて聞いてないし、Soulができるなんて聞いてないし、こんなアクロバットなことやってるなんて知らなかった。New Style Hustleって何????でも始めは、自分の好きなダンスジャンルではなかったので、感心しつつも「私にはハマらないかな〜〜」止まりだった。

それとは別軸で、私は菅井先生の動画見るのも好きでした。ズバッと斬りつけるのが爽快で。あと、私はあれほどまでこっぴどく叱られた経験がないからそれを動画で擬似体験できることや、人が怒られているのを見て優越感に浸る(悪趣味か?)ことにある種の快感を抱いていて、ちょくちょく「菅井ちゃん見たい期」が訪れてた(ハロオタでもなんでもない)。その時もちょうどそれで(もしかしたらこれもYouTubeのオススメに出てきたのかもしれない)、ほんの軽い気持ちで菅井先生の動画をタップした。するとそのコメ欄に強烈な既視感。

この「日プ」とやら、2Crankでも見たな…??

2Crankの動画見漁ると、やっぱりある。日プ。つーか寧ろそれしかねえ。そして何より私の興味を引き付けたのはやっぱりこれだった。「Perfume」。なに、この子がPerfume踊ってるの…?見てみよう…。

(本映像がYouTubeに残ってなかったので、私が国プ時代に作った布教動画です)(編集拙すぎて恥ずかしい&ずっとWaackのスペルが間違ってて死にたい)

ドボン。

本当に強烈だった。先述の通り私は10年近くPerfumeのオタクをしていて、当たり前のようにMIKIKO先生信者だったんですよ(MIKIKO先生=Perfumeの振付師さん)。だから今までPerfumeの曲でMIKIKO先生以外の振り踊るなんて許せん!ありえない!!断固拒否!!!!とか思ってたのに、不思議とこれは「有りだな…」と思った。何より、ひこのスキルが高過ぎて、ダンスが好きな人間としては惹かれざるを得なかった。

でも、まさか日プが無料で見られるなんて思ってなかったし、アーカイブが残っているとも思ってなかった(Tverみたいに一週間で消えるのかな〜と思っていた)ので、YouTubeのハイライトだけ見て甘い蜜を吸い続ける日々。そんなある日、これまたコメ欄で「GYAOで無料で見られますよ!アーカイブ全部残ってます!」という情報を見かけ(ここまで情報源全部コメ欄で草)(みんな、コメ欄ってマジで大事だよ)

「は!???無料で見られんの?!見なきゃ…」

「え??投票によって決まんの?!投票しなきゃ…」

物の見事に沼った。

でもね〜〜〜、あの〜〜〜、本当に最悪なんですけど〜〜、最初はマジでひこしか興味なかったんですよ…。だから1話はひこ以外のシーンは全部飛ばしたし(ごめん)、最初の一回だけ死票もした(超ごめん)、だって一人しかわかんねえのに11人も投票するなんて無理ゲーじゃん(開き直るな)。でもだんだん「折角だから他の10人も探すか…」と思ってひこ以外にも目を向け始めた。それくらいのタイミングだったと思う、これがあったのは。

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えっ……?体、うっす。

は…???????めっちゃ…良い………

なんでかわからないけど、強烈に惹かれた。私は、OVER THE TOPの感動物語でもなく、ステージでもなく、この裏で抱き合うるきやすを見て、瑠姫くんに惹かれた。つくづく、人の感性ってようわからんなって思う。

そしたらさ、しばらくしてTLにグル評のレポ流れてくるやん(しれっとオタ垢作ってるのツイ廃過ぎて笑う)(当時は当たり前のようにレポ流れてきた)。ひこと瑠姫くん、同チームじゃん。無理だよねもう。沼から這い上がれるわけない。それから私は強火Why組箱推しオタクになってチッケムだけで立ち位置を予想する動画を作ったり(狂気の沙汰)、ひこのアイコンフレーム作ったり現場にスローガン配りに行ったり、企画に出資したり友達に投票お願いしたりと着々と人権を失い、狂っていった(嵐の推しが結婚してヤケクソになったのもある)。でも、最後の最後まで1pickはひこでした。


Youは何故JAMに?

じゃあ何故、ファイナルまで推しが残ったのにJO1を追おうと思ったかというと…。

ひこが本気で入りたかったグループなんだから、売れてもらわなきゃ困る。そう思ったからです。

日プ終わって色々振り返って、あんな必死に頑張っていたひこのことを思い返したら、ひこが目指していたゴールがつまらない結果に終わったらひこの努力も報われないって思った。何が何でも売れてもらわなきゃ、落ちた子たちの思いが浮かばれない。これが一番デカかった。でも、普通に情もあったかな。碧海や景瑚がランク外から入った時は自分の推しが入ったかのように喜んだし、瑠姫くんが決まった時は本当に本当に安堵した。鶴ちゃんの順位が最後の最後に落ちたの知ったときは勝手にすごい悔しい思いをしたし、ひこたくには号泣。1位を勝ち取った豆ちゃんにも号泣。ひこにしか興味ないって思ってたけど、私はちゃっかり練習生全員に情が移っていた。何より瑠姫くんという2pickが入ったし。瑠姫推しに転生しよう!と心を決め、このアカウントを作りました。

私の中でデカかったのが、JO1のFCに入るために、PerfumeのFCをやめたこと。もう長らく入っていて、P.T.A.を辞めるなんて一生ないと思ってたのに「さすがにFC掛け持ち4つはきついわ〜」とあっさりやめました笑。ちなみにずっと言いたかったんだけど、P.T.A.とJAMって成り立ちが完全に一緒でおもろい。JAMは「JO1 and Me」、P.T.Aは「Perfumeとあなた」。安直なネーミング、ラブだよ。


供給枯渇期間。岩房に沼る。

でも、皆さんご存知の通り、この後地獄の供給枯渇期間がやってくるんですよね…。冗談抜きで、一気に日常が"無"になった。いや、暇すぎんか????

暇だった私は、瑠姫くん関連のケミに思いを馳せることにした。

私、根っからのケミ厨なんですよね…。(なんでだろう、嵐が好きだったからなのかな。)

日プ時代しっかり瑠姫くんを追っていた訳ではない私でもわかるくらい、当時JO1には瑠姫くんと絡みがある人が異常に少なかった。マジで、しょせとよなぴしかおらん。そこで私は、Twitterでありとあらゆるワードで各ケミについて検索をかけ、"可能性"を探った。その時に出会ったんですよ…運命に… それは、とある大手垢さんのツイートでした。(そのお方は覚えているんだけど、ツイートが何だったかは忘れてしまった、ごめんなさい)とにかくそれを見て私は「え、つるるき、良いじゃん…………(※当時はまだ岩房という名などない)」となり、岩房のことしか考えられない頭になります。

ハマって数日で、ステマシートまで作ってるの我ながらイキリがすごい(しかもこの時手描き加工にハマってたからご丁寧に汚文字を並べてる)。

そして、この日がきた。

天下のルイヴィトン様。

待って、マジで、なにこれ????それまで「岩房は全然絡みないけどその距離感が愛おしい〜〜」とか思っていたのに、突然仲の良さを見せつけられて、俺、困惑。しかもその絡みがめちゃくちゃに萌える…!!!!この瞬間、私は完全に岩房のオタクになった。ファンミに「つるるき」のスローガンも持ってった。

それからの怒涛の岩房供給は忘れないですね。基本並び隣だし、2/1にはホテル同室エピがぶっこまれるし、日経エンタメの動画で瑠姫くんは鶴ちゃんの肩にあごのせるし、やたら雑誌で鶴ちゃんは瑠姫くんの発言するし、リアクション動画で瑠姫くん鶴ちゃんの頭ユッサユサするし、岩房なんてケミ名生まれるし、Jammingでエピソードポンポン投げてくるし、しまいにはNIKEONEで激ヤバ映像見せてくるし…。まさか、岩房がこんなケミになるとは思いもよらなかった。距離感遠いのが可愛いと思っていた時代、何処????今では瑠姫くんと同じくらい鶴ちゃんが大好きだし、ていうか、箱推し無理かなとか思ってたけどあっという間に全員のこと好きになったし。JO1ラブ。


…と、ここで、通常の沼落ちブログなら終わるんですが(笑)私はこの後のことを自分のために書き記しておきたいので、書きます。沼った後の葛藤。そしてS2の話。


JO1を好きでいることの葛藤

JO1を、岩房を推す日々はそれはそれは楽しかったけど、一方である葛藤もありました。それは、瑠姫くん1pickではなかったことの後ろめたさと劣等感。何だろう、やっぱり日プから瑠姫くん好きな人には、私とは決定的に違う空気感があったんですよね。例えば、瑠姫くんと仲よかった子がインスタライブをするとTLがすごい盛り上がるんだけど、私はイマイチ同じ熱量で盛り上がれない。TLに流れる日プ関連のツイートが、自分とは違う観点や価値観からの感想が多くてイマイチ共感できない。つくづく、日プは誰を主人公にするかで全く見え方が変わる物語なんだなと痛感しました。

あと、誰もひこの話題を出さないのが辛かったなあ。派生グループの話になると、みんなあの人がいて欲しいとかこの人デビューして欲しいとか名前あげるんだけど、一向にひこの名前が挙がらなくて「日プ終わってもこんな死体蹴りに合うんだ…」と悲しい気持ちになった。加えて、あらゆるメディアで日プが「JO1という勝者の物語」として語られるのが、結構きつくて。公式からJO1を主人公としたDVDが発売されると聞いたときは、胸が張り裂けるような思いになりました。しょうがないことなんだけどね。実際、勝者の物語だし。

だんだんそういうのに飲まれていった私はついに日プの映像が一切見られなくなった。ついでに「ひこを1pickにしてたの、見る目なかったのかな…」なんて織姫であることを恥じ、隠すようになった(マジでひこに失礼すぎる)。

あと、"沼に落ちた"のはあくまで岩房だったから、JO1を推している理由、応援している理由が自分の中で言語化できてなくてずっと不安でした。瑠姫くんが1pickだったら「1pickが入ったから」って明確に言語化できるけど、1pick落ちた私はどこか中途半端で。「結局私がJO1推してるのって、最初からずっと追ってるからだよな〜、情だよな〜」と漠然と思っていました。


だから、S2の発表があったときはすごく胸がざわざわしました。

また私は日プにどハマりして、練習生たちに情が沸いて、「初めから応援できるから」という理由だけで生まれたグループを推すのかな?それもそれで幸せかもしれないけど、そうなったら何だか自分がJO1を好きな理由を自分で否定してしまう気がしたし、JO1を好きな気持ちを試されてるみたいな心地にもなって、すっごく不安でした。そこからは「何で私はJO1が好きなのか」を漠然と探りながらS2を追う日々になります。


S2を経て思うこと

そんなこんなで始まったS2。初めは懐疑的だった私も、しっかり国プに返り咲き笑。ご存知の方はご存知だと思いますが、とある練習生の広告作ったり管理人になったりと、何なら前回よりも狂ってた。

でも、結論から言うと、私はINIのオタクにはなってません。

理由はいろいろあります。まず、実労働量は圧倒的に今回の方が多かったけど、精神的にはS1の時ほど狂ってなかった。S1のときは「うちらがすげ〜グループを作るんや…!!!」という集団で夢を見ていた感覚があったのが、JO1という現実を知ってからだとそういう感覚になりませんでした(こう書くと今のJO1が微妙っぽいニュアンスに取られちゃうかもしれないけどそういう意味ではなく、ゴールが明確になった故にデカイ夢を見づらくなったということ)。あと、推しがファイナル前に落ちた。ファイナルまでに熱冷まし期間があるかないかって結構でかいです。でも、相変わらず最終回の順位発表はS1と同じくらい一喜一憂したな〜。マジで二時間ずっと号泣しっぱなしだったもん(推しもう落ちてんのに)。それでもINIのオタクにならなかったのは、やっぱり精神的・狂い度が足りなかったから。INIのメンバーたちは愛おしいしみんな可愛いし情移ってるし頑張って欲しい気持ちでいっぱいだけど、結局のところ私にはS2よりもS1で、JO1が合ってたんじゃないかな。わからんけど…。

あと、S2を見ていて気づいた。

やっぱ、ひこってすげ〜〜〜じゃん。

あんなずっと伝説起こし続けて、最高じゃないステージが一つもなくて、みんなを明るく照らし続けた太陽みたいな子。ひこしかおらん。日プが勝者の物語として消化されていくうちに忘れかけていたひこへの想いや好きっていう気持ちが肯定されたような気がした。やっぱり、私の目に狂いはなかった。今なら自信持ってそう言える。

あと、S2という地獄を這いながら時々摂取するJO1ちゃんにすっごくすっごく癒された。不思議なもので、JO1のことを考えてた時間よりS2のこと考えてる時間の方が圧倒的に多かったのに(ごめん)、JO1を好きな気持ちはどんどん高まっていったんですよね。そりゃもうデビュー期ほどの、それこそ暴走機関車のような勢いではオタ活できないし、時間も割けなくなってきたけど。私はS2を経て、JO1を「推してるから好き」ではなく「好きだから推す」に変わりました

いろいろ長く語りましたが…、伝えたい(?)のは、どこから好きになってもいいし、理由がなくても好きになっていいし、何人推しがいてもいいし、どういう推し方してもいいし、いろいろ葛藤を抱えながらオタ活してもそれは全く悪いことではないし、どんなオタクも劣等感とか後ろめたさとか感じる必要は全くないってことですかね。S2で推し落ちたオタクも、あなたにとっての日プは間違いなくあなたの推しが主人公の物語だから自信持っていいよ(どの目線???)。そして、INIのオタクしないって書いちゃったけど、私もいつかひょんな事からINIちゃんにハマるかもしれない。もしそうなったら、また沼落ちブログを書きます笑。


最後まで読んで下さりありがとうございました。

岩房が、JO1が、大好きだ〜〜〜〜〜!!!


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