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忘れられない、MOTHERというゲーム

ほぼ日手帳発売の時期になる度に思い出す。
私が人生で一番ハマって、感銘を受けて、
今でもずーっと心に残ってるゲーム。

それが「MOTHER」である。

もちろんやったことあるし知ってる!
という人もいれば、
あ、ネスは知ってる大乱闘にいたよね!
という人もいれば、
全く知りません。という方もいるでしょう。

ちょっと語らせてください。

どんなストーリーなの?

めちゃくちゃ簡単に端折って言うと、
「主人公と仲間たちが旅をしながら、ラスボスを倒す」的な話です。

初代の「MOTHER」、次に「MOTHER2」「MOTHER3」と続くのですが、私は「MOTHER1+2」という初代と2が楽しめるゲームカセットで出会い、2をプレイしてから1をプレイしました。

敵が強すぎる

初めてプレイしたのは小学生だったかな。
ポケモンみたいに草むらで出会う弱い敵とかもいるんだけど、節目に出てくる中ボスがまじで強い。

まず初戦は大体ボッコボコに負けるのね。
え?うそでしょ?って負け方する。
それから作戦を練るわけよ。もうちょっとレベル上げなきゃ無理か?とか、ここで回復すべきか?とか。

こうやって、結構頭使わないと勝てない。

最初はそれが嫌になったこともあったけど、だからこそ勝った時の達成感が異常

まるで私もネスたちの一員としてその場にいるかのように、「やったぞ!!わーい!」って喜べる。

簡単に勝てないからこそ、ものすごく記憶に残るゲームなのかも。

ちょっと不気味で怖くて、リアル

MOTHERで調べると「トラウマ」と出てくるくらい、不気味で怖い描写も多い。

住民が全員おかしな宗教によって洗脳されている村とか、
会話がままならない、まっすぐ進むこともできない夜の街とか。

そして何より、私が忘れられないのが
最後のギーグ戦。


最後のボス、ギーグを倒すためには過去へタイムトラベルする必要があった。
しかし、生身の体で行くことが出来ないので、ネスたちは全員ロボットに脳を移植する決断をするんです。

そこから先は、ギーグを倒すまで永遠にロボットのまま。
本当に生身の体には戻れない。

ギーグってのがもう、はちゃめちゃに強いんですね。だから何回も何回も負けるんです。
でも、戻るのはロボットになったところから。

気晴らしに前の街に遊びに行ったりもできない。
永遠に過去の世界で、ギーグに勝つまでひたすら戦うんです。

で、全然勝てなくてどんどんレベルだけが上がっていく。それでも全く歯が立たないんです。

※以下ネタバレになります。


ギーグに勝つために必要だったもの

私は永遠にギーグと戦って、もう疲れてしまいました。何度戦ったか、数えられないくらいです。

そこで、実はすでに持っていた攻略本を…ついに…見てしまいました…
なるべく見ないでクリアしようと思ってたんです。でも、もうどうやっても無理だった!

そこには驚きの方法が載ってました。

仲間の一人「ポーラ」という女の子にだけ、「たたかう」「にげる」などのコマンドの中に
いのる」という選択肢がありました。

それまでの戦いでは、使ってもあんまり意味のない操作だったんですね。ランダムで回復できたり攻撃できたりしたんだったかな。

攻略本には、「ポーラをひたすら守り、祈り続けろ!」と書いてありました。

ええぇぇぇええ〜???と思いながら、いざ勝負。

いのる
いのる
いのる
いのる


その間もギーグは大ダメージを与えてきます。
必死に回復!回復!を繰り返してひたすらいのります。


すると徐々に、過去の回想が見えてきます。
今まで旅してきた街。そこで救ってきた人たちの想い…!

それらがパワーとなり、これまで出したことのない数値の大ダメージを与えることに成功します。

ここで感動。

今までが300!とか500!だとしたら、いきなり1000ダメージ!って感じです。

その後も祈り続けた結果、本来の実力では到底あり得ない攻撃を繰り出すことで、ついにギーグを倒すことが出来たのでした。

実力でどうにもならないとき、確かに「いのる」

あとから考えたら、妙にリアルだなと思いました。
現実の世界でも、自分の実力では限界があるときどうするか。
確かにもう「いのる」しかない。

そして時に「いのる」ことで、ミラクルが起きることがある。
これまで助けてくれた人や応援してくれる人の想いが力となって、実力以上の結果を出せることがある。

そんなことをゲームを通じて体感しました。

この経験は子供の私にとって衝撃でした。
だからこそ大人になってからも忘れられない経験になってるのだと思います。


早く、ほぼ日手帳欲しいな!
久しぶりに思い出して懐かしい気持ちになり、思わず書いてしまいました。

大人になった今、またプレイしたら違った見方が出来るのかも。





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