見出し画像

ヘブバン×AB!コラボ

本記事はヘブバン×AB!コラボのネタバレを含みます。未プレイの方はブラウザバック推奨です。








1.ヘブバンとは

ヘブバンとはヘブンズバーンズレッドの略で、各種ハードでプレイ可能なソシャゲの名称です。スタッフ等は下記の通りで、まぁ古のオタクが好きそうな感じのやつです。
企画・制作:WRIGT FLYER STUDIOSとKey
原案・メインシナリオ:麻枝准
キャラクターデザイン・ビジュアル:ゆーげん
音楽プロデュース:麻枝准
主題歌・劇中歌:麻枝准×やなぎなぎ

2.AB!とは

AB!とは2010年に放映されたP.A.WORKS制作のオリジナルテレビアニメーション「Angel Beats!」の略称です。スタッフは下記の通り
原作:麻枝准
監督:岸誠二
脚本:麻枝准
その後一部登場キャラクターに焦点を当てたPCゲーム「Angel Beats! -1st beat-」が発売されるも、続編に当たる2nd以降は発売される気配がない。2nd beat出せ。

3.ヘブバン×AB!コラボとは

ヘブバンリリース1周年を記念し、ヘブバン内でAB!とのコラボイベントが実施される。詳細は下記リンクを参照されたし。

4.感想

まずAB!終盤にて、死後の世界の住人たちを"成仏"させるべく奔走し、見事全員過去の生を受け入れて次の生へと踏み出していった。僕はこの展開に当時かなりモヤモヤしていた。転生することを拒むほど、何十年レベルであの世界で暮らしてきた彼ら彼女らがそう簡単に転生を受け入れるだろうか?と。あの世界での"成仏"の基準がどの程度なのかは不明だが、何人かは「ちょっとモヤモヤするけどまぁいっか」と妥協するような形で転生を受け入れたのではないか?と思っていた。今回のコラボでこれに対する回答のようなものが示されたのである。
作中に登場する陽動部隊の4人組バンドGirls Dead Monstar(以下ガルデモ)のドラマ担当入江みゆきが、やはり生前に対して思うところがあったというのが今回のコラボイベントのシナリオ上の発端となっているようであった。そして一応これに対する回答が与えられてコラボイベントは終了する。これが非常に良かった。僕程度が思ったのだから、当然作者の麻枝准も思っていたのだろうと。そして入江1人とはいえそれに対する回答を示してくれたことが嬉しかった。戦線幹部メンバーだけでも20人前後いる全員の生前の蟠りを描くにはテレビアニメ1クール+特別編2話ではやはり足りないのだ。かといって全員分を描けばダレてしまうのだろう。2nd beat出せ。
そしてゆりっぺとかなでの絡み。最終話で叶えられなかった"遊び"を教えるということをできて、読んでいてとても幸せだった。よく考えると死後の世界には映画館やゲームセンターなどの娯楽施設が一切存在しなかったことを思い出し、同時に恐ろしくもなった。キャラコメなので公式設定かは微妙だが、キャラコメで岩沢が「生きてたら三十路、中堅もいいところ」と発言しているので少なくとも彼女は10年以上あの世界に留まっていることになる。それだけの長期間をまともな娯楽施設を持たずに、仲間内だけで支え合ってでも転生を拒んでいたのだということに恐怖した。尤も死なない世界でのはちゃめちゃな生活を楽しんでいたのかもしれないが…。もちろん死後の世界の時間経過が通常とは限らないが。
とはいえおそらく本編終了後から次の生に向かうまでの束の間に、ああいったボーナスタイムがあって良かったと思った。ゆりっぺはSSSを率いて長年戦ってきたのだから、それくらいのご褒美があっても良いと思うのだ。それと同時に入江だけでなく、他の戦線メンバーにも自分の最善を受け入れる時間が与えられていたら良いのだけれど。2nd beat出せ。
またコラボイベントの随所にスタッフのAB!に対する愛が感じられて良かった。まさかアニメのBGMやSE、アイキャッチのピアノ1音などなどがそのまま使われるとは思っていなかった。ギャグパートや野球パートなどお決まりのBGMも使われ、大山の好きだった大喜利…椎名の犬…前述の入江の過去と合わせてAB!コラボというよりAB!そのものって感じだった。日向やひさ子が不在なせいで、ユッキーが突っ込みまくりで過労死しそうなのが笑ったけど。
She is Legend(SiL)によるCrow Songのカバーも良かった。ガルデモのポップな感じではなく、SiLならではのアレンジになっていた。キャラコメ時空の岩沢もあのCrow Songなら満足なのではないだろうか…。Crow Songと言えば、コラボバトル1戦目の曲がCrow Song(ガルデモ)なのもとても良かった。やはり1戦目、1曲目はこの曲でなくては。
ヘブバンそのものはまだ初めて日が浅いためこれからもっとやっていきたい。


あ^〜

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?