白浜温泉(兵庫県姫路市)


�山陽電車白浜の宮駅下車徒歩10分程にある銭湯、白浜温泉に行って参りました。

建屋の西側は赤煉瓦造りで、昔ながらの銭湯。
ここは「姫路白浜の銭湯存続を願う会」
https://m.facebook.com/sirahamaonsen?refsrc=http://www.google.co.jp/&_rdr
という、根強いファンに支えられながら営業されています。
地元や銭湯好きに愛されている銭湯、私の殺伐とした心もお風呂に入る前からグッと熱くなります。

靴箱はコンドルデザインの鍵、年季が入っているというかガタがきているというか私の入れたNo.58は奥の板が取れており、外の庭が見えて日が差しておりました。
時代の流れを感じられるのも銭湯の楽しみの一つであります。気にせずマイシューズをイン。
都会では盗られる心配もあって気もそぞろ、烏の行水になるかと思いますが、下町人情銭湯では、もし盗られても誰かが何とか助けてくれそうな気がします。細かい事は気にしない、大らかささえ私に与えてくれております。

そして、番台の愛想の良いお姉さんに話しかけると銭湯薀蓄を聞かせてくれます。
ここは大阪式銭湯で、浴槽周りに掛け湯の出来る段差があるとのこと。
ポストカードも販売しているので、購入して帰って、自宅で思い出に浸るのも一興かと思われます。

脱衣所は足に優しい床張りで、重厚な格天井、神棚には鳥居があります。

何故だかこの写真、妖怪が映り込んではいないかと、まじまじと見てしまいました。発見された方はご一報を。


浴室中央には、浅湯と深湯の一体型浴槽。浅湯には、完全な洗濯ネットに入った竹炭がカランに括り付けられプカプカ浮いています。当たり前ですが、嗅いでみたけど無臭です。
右奥には使用不可のサウナ(今は物置)左奥には水風呂…かと思いきや、電気風呂。表記はありますが、間違って入ってビリビリ驚かれませんように。
アーガイルのタイルは優しい色で、最奥のタイル画は特に必見です。湯冷ましに、近くまで寄って仁王立ちで見られるのがよろしいかと思います。  シャワーは浴室右手に一台のみですので、周りの方とのタイミングを十分に計って下さい。

あと、女性の方は日が落ちる前に行かれるのをオススメします。何故なら、浴室西側上部に窓があり、西日が差し込み風情があるからです。     私は浴槽に浸かりながら流れる雲を見て、あやうくのぼせるまで楽しみました。

最後に、最近では公共の場で見る事の出来なくなった言葉が入浴心得にあり、感慨深いものがあります。小さな発見を楽しむのまた、銭湯での楽しみの一つと言えるのではないでしょうか。

◼︎白浜銭湯
◼︎姫路市白浜町840-10
◼︎電話 0792-45-0375
◼︎16:30〜20:30営業
◼︎水・日曜日定休

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