催眠術についてのあれこれ。

こんにちわMIKITOです。

今回は僕がやってるコンテンツの一つである催眠術についてのお話をあれこれ書いて行こうかなと思っています。

ちなみに今回は全部無料で読めます。最後に投げ銭が出来るようにしていますが、それは本文を読んでみて、楽しかったとか役に立ったとか思って頂けたら課金してくれたら嬉しいなという意味で置いてます。

モチベーション維持大事。

さて、それでは本題に入っていこうと思う訳なんですが、最初からぶっこみます。

「催眠術で嫌な事をやらせる事はできるのか」問題。

なんかこの話は催眠術界隈だとタブーの話題らしいです。しらんけど。

僕は催眠術師の団体とかには入っていませんから言いたい事を言わせて頂きますが、僕なりの答えを先に言ってしまうと「できる」って事になります。

まず、そもそも人によって嫌な事は違うでしょって話なわけです。熱湯風呂に入るのが嫌な人もいると思いますが、その人が実はとても熱いお風呂が好きかもしれません。芸人さんで、熱い熱いと騒いだ方が美味しいと思っているかもしれません。なので、その人の価値観次第なので、術者が勝手にその人の価値観を決めつけるような事をするべきではないと思います。

そして、本人が本当に嫌いな事に対してのアプローチは、価値観や環境、状況を変えてしまえば良いということです。催眠術というのは、その人にメリットがないと入りづらい物だと思っています。なので、その人が嫌だと思っていようが、それを上回るメリットを提示する事によって、本当に嫌なことでは無くなるという可能性があるわけです。

蛇が苦手な人がいます。その人に催眠術で蛇を克服させたいとする。でも本人はそんな事しなくていい!と拒否したとしましょう。その人にとって蛇を好きになる事になんのメリットも無いわけです。できる限り関わりたくない訳ですから、催眠どころの話ではありません。

ところが、「この蛇を首に巻いたら100万円プレゼントというテレビ企画です」と言われたら嫌いでも頑張れちゃうかもしれませんし、無理だとしても「催眠術で蛇を好きになれますよ」と言われたら「じゃあ、お願いしてみようかな」となるかもしれません。だって、さっきと違って今度は明確なメリットがそこにあるからです。

嫌だったり苦手なことであっても、本人がそれを克服したいと本気で思ってくれたら、催眠術は最大の力を発揮します。嫌なことでのアプローチ次第というのはこういう事です。


もちろん、まともに催眠術を行なっている人で、相手に嫌な事を無理矢理やろうとする人は居ないと思います(そう信じてます)。

でも、嫌な事を克服しようとしている人には、僕たちは全力でお手伝いをさせて頂いています。

実際にあったお話をします。その人は友人と一緒に僕の所へ訪れました。友人は過去に僕の催眠術を受けた事がある人です。

「この子の、男性嫌いを治してほしい」

そんなご相談でした。まず初めに。この言葉は本人ではなく、過去に僕に催眠術を施された事がある子が言った言葉です。つまり、本人の意思では無いわけです。その時点でいろんな事を考えられます。もしかしたら無理やり連れて来られただけかもしれない。男性嫌いを治すもなにも、その相談相手が男性の時点で拒否反応がでているかもしれない。などなど。

そんなわけで。

「とりあえず最初に言っておくと、私はお医者さんじゃ無いから、治したりすることはできないわよ」

まさかのオネエ口調。むかしオネエマジシャンとしてパフォーマーをやっていた時の事を思い出しながら、まずは警戒心を解いてもらう事にしました。2人ともビックリしていましたが、本人の警戒心を一気に下げる事に成功しました。グッジョブ、過去に頑張ってオカマバーに通ってた僕。

「ノリで着いてきましたけど、正直治してほしい事ってないんですよね」

お話を聞くと、そもそも自分は男性恐怖症などではなく、単純に男性に嫌悪感が強いだけで、日常生活は送れている。それを催眠術で無理矢理治すのは正直怖いし、そもそも掛かるわけない。という意見でした。なるほど納得。とても価値観がしっかりしていらっしゃる。こういう時には相手の価値観を否定したりしてはいけません。

「ぜんぜんそれで良いと思うわよ」

オネエキャラは崩してません。そのまま1時間くらいお話しして、この日は終了。

「男性でもお兄さんは話しやすかった。無理矢理オネエ口調で喋ってくれたのも、私の為ですよね?ありがとうございます」

ありゃ、無理矢理なのバレてた。

そんな彼女からまた連絡があったのは半年後くらいでした。

「男性への不快感を消すことはできますか?」

彼女とはかなりお久しぶりです。正直顔も覚えていませんでした。そんな彼女の心境の変化は、気になる男性が現れた事でした。

「すごく好きなんだけど、男性への嫌悪感もそのままあって、意味がわからないです。だけど、この嫌悪感が無くなればモヤモヤが無くなるかなと思って」

心の中の矛盾をどうにかしたいという事で、相談に来てくれたみたいです。さてここで大事なのは彼女が何故男性に嫌悪感を感じるのかです。詳しい話は省きますが、原因は父親にあったみたいです。そして、嫌悪感は恐怖感だったということがわかりました。

催眠術でなくても、心の問題を解決する上で一番大事なのは、その感情の根底にある物は何なのかを把握する事だと思っています。自分の感情に素直に向き合う事は簡単なことでは無いですし、1人でやろうとしてもなかなか上手くいかないものかもしれません。僕らにできるのは、その過程を一緒に考えていくこと。サポートしてあげる事くらいです。

彼女への催眠は、すんなりと成功しました。内容としては、幼い頃と違い、今では立派な大人の女性であり、自分の意見をしっかりと相手に伝えられる。貴女はも弱い人間ではない。だから必要以上に恐る必要なんてないんですよ。そんな感じの内容です。

催眠を終えた彼女は、前のような焦りのようなものが無くなった。さっきよりもリラックスして僕と話すことが出来ると話してくれました。

「催眠術って凄いんですね。正直、半信半疑でした(笑)」

大丈夫、皆さんはじめはそう言います。こればっかりは実際に体験しないと分からないものだと思います。

その後、彼女は好意を寄せていた彼と上手く行ったそうです。僕にもたまに連絡をくれますが、催眠術に頼ったのはその時限りで、僕と話をする時は、考え方や物事の捉え方についての質問をしてくるようになりました。

そうなんです。催眠術師なんて実はたいした存在ではないんです。凄いのはあくまでもその人自身。僕たちはあくまでサポートをする人でしかないんです。

もし、この記事を読んで催眠術に興味をもった人が居たら、ぜひ一度体験してみてください。もちろん僕でも構いませんが、もっと有名な方と連絡が出来るのであれば、その人にお願いするのもありだと思います。自分が「この人にやってもらいたい!」と思える人に催眠術は施してもらうべきだと僕は思います。


今日は自分のお話ししたい内容を勢いで書いてしまいましたが、楽しんで頂けましたでしょうか?

今後もこんな感じで投稿していきますので、ぜひまた読んで頂けたら嬉しいです。

投げ銭もお待ちしてます(笑)

それではまた、次の記事でお会いしましょう。

MIKITOでしたฅ^•ω•^ฅ

ここから先は

0字

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?