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【観戦記】【神戸S】応援で背中を押していくんだ ~ 第11節 vs.BR東京

いつも私に元気をくれる神戸Sのために、私に何はできるのか。
応援しかできないファンの無力さを痛感した試合だった。
でも、また応援するよ。だって私たちファンができることは応援だから。声出してチームや選手の応援ボード・タオルを掲げて背中を押していくんだ。

NTTジャパンラグビーリーグワン2022-23 DIVISION1
交流戦最終戦の第11節。コベルコ神戸スティーラーズ(神戸S)は、順位で6位を争う(BL東京)と対戦し、21 - 46 で敗れました。

ジャパンラグビーリーグワン2022-23
DIVISION1 交流戦 第11節
コベルコ神戸スティーラーズ(神戸S)
vs.
リコーブラックラムズ東京(BR東京)

日時:2023年3月10日(金) 19:00KO
会場:秩父宮ラグビー場(東京都)

試合の見どころ

今節前に2連敗している神戸Sは、順位を8位に後退させています。一方相手のBR東京は2連勝で勢いに乗っています。その勢いで順位を上昇させ、神戸Sの1つ上である7位にいます。勝ち点差も勝敗数も同じで得失点差で神戸Sを上回っています。

(出典)リーグワン公式サイト

この試合の勝敗によって2チームのどちらかが上になることが確定します。後半のカンファレンス戦を前に、1つでも順位を上げておきたい両チームです。

神戸Sメンバーで気になるのはSOティモシー選手。神戸SのSOが軒並み怪我などで試合に出られないため急きょSOに抜擢されました。
本来はCTBを本職とするティモシー選手は公式戦では2017年以来のSOとのこと。元来器用だし視野も広い選手ですが、準備期間が短いことが気になります。一方BR東京のSOは好調な堀米選手をスタメンにして、後半からのブースターにルーカス選手を投入予定。昨シーズンベストフィフティーンSO部門に輝いたルーカス選手は強敵です。

HENNGE MATCH DAY
「FRIDAY RAMS NIGHT」

(出典)リコーブラックラムズ東京公式サイト

第11節はプラックラムズ東京初のナイターゲーム!
ちょっぴりレトロな雰囲気で楽しい夜を演出します。

と題された今回。会場の音楽は昭和~平成のサラリーマン世代ドストライクな選曲でDJが盛り上げます。大人のフライデーナイトらしく、販売されていたのは、秩父宮ホームゲーム限定ビール回数券。

🍻片手に盛り上がれること間違いなし。休日の家族連れの笑顔があふれる様子からは一転、大人のフライデーナイトです。

会場の様子

会場は薄曇り、試合開始時点の気温が17℃とすっかり春の陽気です。風はほぼなし、試合が始まって夜が更けると弱めですが風が吹き始めました。

年間シートの先行入場で17:00過ぎに入場。ほぼ一番乗りでした。金曜日だからか、開場してもしばらくは人が少なくて観客数を心配していましたが、試合直前の19:00に急にお客様が増えてにぎやかになってきました。

試合展開

前半は両チームとも相手ゴールライン前に攻めるもののトライを取り切ったのは1つずつという拮抗した展開。一方の後半は両チームあわせて8トライの乱打戦となった。

神戸Sのトライシーンは4回。前半22分に、前節は体調不良のため欠場したNo.8クッツェー選手がゴール前でBR東京にディフェンスされながらも、力でねじ伏せるようにゴールエリアにトライを決めた。
後半は21分に相手ゴールまで攻め入った神戸SはWTBアタアタ選手、PR中島選手がパワーで押し込みつつゴール前に迫ると、最後は相手のディフェンスのスキを走りこんだサウマキ選手がトライ。その後さらにリザーブで途中出場した酒木選手がリーグワン初トライからの連続トライを決めたい。

一方でBR東京に許したトライは6つ。後半の後半は神戸Sのディフェンスの足が止まってきたのか、相手にブレイクを許すシーンが増えたところからトライが生まれた。後半からSOに入ったBR東京ルーカス選手がピッチ内を存分に走り神戸Sを撹乱した。

最終的には守るべきところで守り切ったBR東京が 41-26 で神戸を下した。

(出典)リーグワン公式サイト

後記(第11節を終えて)

やるべきことはできただろうか。

Jスポーツによるスタッツによると、BR東京よりも「よく走り」「よく突破し」た。タックル数はBR東京のほうが多く神戸Sが攻撃しBR東京が守った試合でした。
しかし勝敗はBR東京に軍配が上がった。攻撃が少ないBR東京が効率的に得点を取れていたことが分かります。

(出典)Jスポーツオンデマンド

第11節の週末が終わって順位が9位となりました。

(出典)リーグワン公式サイト

どんなに神戸S贔屓の私でも、さすがにベスト4に入ってトーナメント戦へ…という淡い期待はできない。一方で10~12位に入った時のDIVISION2チームとの入替戦が視野の端に入ってきました。
神戸、ここが踏ん張りどころだ。

応援で背中を押していくんだ

試合が終わった瞬間、多くの選手がうなだれた。
22mライン上で膝を抑えて動かない山中選手から目が離せなかった。

選手と同じくファンも止まりました。
7連覇は過去の歴史としても、なかなか優勝できなくとも、神戸Sは日本選手権の常連であり上位集団にいるチームでした。
神戸Sファンは「勝てない神戸」に耐性がありません。ファン歴が長いほど堪えます。正直に言えば、試合が終わった瞬間は少し戸惑いました。

私たちファンはチームの強化に直接関与できないけど、全力で応援することができます。立ち上がって観客の元に挨拶に来た選手たちに「GO GO 神戸」コールを送り続けました。

第12節は ホームゲーム vs. GR東葛

次節は、ホームゲーム。今シーズン初の東大阪花園ラグビー場でNECグリーンロケッツ東葛(GR東葛)を迎えます。ここまで2勝9敗と苦しい状況が続いているGR東葛は、決死の覚悟で挑んでくるでしょう。少しでも隙を見せると容赦なく仕掛けてくることが想像できます。
神戸Sとしては勝てる試合と位置付けているはずなので、しっかりとできれば大量得点で快勝してくれることを期待します。

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