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1000文字思考 その45 「助けてくれた妖精」

自分 「うえーん、サッカーボールが高い木の上
    に引っかかって取れなくなっちゃったよ
    クラスのボールだから失くしたら絶対に
    怒られちゃうよー!うえーん!」

妖精 「はっはっは、どうしたんだい?このボー   
    ルか?」

自分 「そのボールが取れなくなったんだ」

妖精 「ふっ」

自分 「取ってくれたの?おじさんありがとう」

妖精 「何かあったら助けてあげるからね」

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自分 「うえーん、大好きな給食の中に苦手なピ
    ーマンが入ってて食べられないよ!どう
    しよう!うえーん!」

妖精 「はっはっは、ピーマンが苦手なのか?」

自分 「おじさん来てくれたの?ピーマンが食べ
    られないんだ」

妖精 「ふっ、よしピーマンをお肉に変えたぞ」

自分 「ありがとう!わーい!肉の肉詰め!」

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自分 「どうしよう、今日体育あるって知らずに
    家に体操服忘れた...もうだめだ」

妖精 「はっはっは、体操服を忘れたのか?」

自分 「おじさん生きてたの!久しぶり」

妖精 「おじさんは妖精だから死なないよ」

自分 「体操服を貸してくれ!」

妖精 「ふっ、今日、4組の体育の時間に避難訓練
    を入れて体操服の必要をなくしてやった
    ぞ」

自分 「ありがとう!いっぱい逃げるぞ!」

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自分 「だめだ、何度探しても自分の番号がない
    俺は高校に落ちたのか、親になんと説明
    しようか...」

妖精 「はっはっは、落ちたのか?」

自分 「あ!あの時のおじさん!生きてたんです
    ね!お久しぶりです!」

妖精 「おじさんは妖精だから死なないよ」

自分 「高校に落ちてしまいまして」

妖精 「そうなんだ」

自分 「助けてもらえますか?」

妖精 「...」

自分 「厳しいですか?さすがに」

妖精 「ふっ、もう一度確認してみろ」

自分 「あ!ある!ありがとうございます!」

妖精 「もう頼るんじゃないぞ」

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自分 「おじさんあの女口説いて」

自分 「おじさん俺の唐揚げデカくして」

自分 「後あの席の...」

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自分 「最終面接だ、自分の力で頑張るぞ」

妖精 「お入りください」

自分 「おじさんが人事部!」

妖精 「お前は不採用だよ!」

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