アノニマスファンフアレについて色々メモ

タイトル通りの記事です。アノニマスファンフアレは去年7月に投稿されたツミキさんのボーカロイド曲です。ラスサビが超かっこいい、聴いてください。
早速ですが歌詞について触れていきます。
まずこの曲のテーマは「error」、そしてタイトルにもある「アノニマス=匿名」です。
この匿名に関連する単語は「匿名の音楽」「偽名を貼って」「徒花」と曲中で何度も出てきます。フラクタル(自己相似)も関連していそう。あとは「名前を呼んで、僕を探して」も匿名に関連した歌詞ですね。また、「存在証明讃歌」はタイトルから考えても重要なテーマのひとつでしょう。

「如何様」はイカサマとかけているようないないような気が、違ったらごめんなさい。
「呼吸と二人法師になって」は個人的に好きな歌詞です、独りの表現が上手すぎ。
「宙を舞って銃を持って」「間違っているのは誰?」のように過去作を彷彿とされるフレーズも盛り込まれてますね。存在証明もリコレクションエンドロウルと関連性あったりするのでしょうか。(音聲点検)から始まり最後三分と少しのエラーでしめるのは=この曲自体が存在証明讃歌であるってことかな〜と。実際曲中でエラーが生じているのが粋な演出で好きです。他にも二十三、時計と愛は23ki=ツミキと所々にある遊び心(?)が良い。

総括してネットのような匿名の世界で藻掻き存在証明する曲という印象が。「徒花が咲いている夜に、鳴り響くファンフアレ」なんか匿名の世界で叫んでいるようで好きです。「二十三時計と愛」は加味すると自分自身の曲としても捉えられるかもだけど遊び心な気もするのでうーん。
「最終回/カアテンコウル迄、僕/秘密は寸途/岐度、夢/夜の中。」から曲途中時点での「僕」は死ぬ時まで自分を出せないままなのか、現実逃避かとか色々考えたり。「終生は其のくすみ付いた白月と酷似している」にも関連していそう。
その流れを考えると「三分と少しのエラーは呼吸を開始した」は存在を定義できたように感じられて良いですね。違ったらごめんなさいですが...。
個人的にツミキさんの曲は存在証明と間違い、嘘が頻出する印象があり、ここら辺全体通してのテーマなのかなと思ったりします。以上アノニマスファンフアレについてのメモでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?