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アングレイデイズの感想とか色々

https://nico.ms/sm36869337
ツミキさんの新曲が投稿されたので感想や曲メモ色々と

感想
最初に抱いた印象は「2012年のボカロ曲と2020年のボカロ曲が綺麗に混ざりあってる」でした。これまでの曲と比べキャッチーさが増している一方で語彙力おばけな歌詞と叩きつけるようなピアノは変わらずあって嬉しいです。個人的に好きなのは冒頭で入るピロロロです、かわいい。

考察とか色々

個人用メモなので文章の形は為してません、悪しからず。
まず今回のテーマはanalogy、意味は類推や相似です。そしてタイトルや冒頭のように灰色もテーマの一つにあるでしょう。
歌詞は「種も仕掛もない」「ホウカスポウカス」のような手品で使われる単語や「道化師」「錯覚」と騙しに関連する単語が頻出している印象。
「ドグラ・マグラ」は夢野久作の小説からの引用だと現実と幻覚が混ざり合う様を意味しているように思えますが、歌詞中に「三半規管」ともあるので原義の「堂周り、めまい」から取った可能性も高そうです。
「御玉杓子の羅列」「五本足の旋律」「スタツカアト」は恐らく音楽用語かなと。音符、五線譜、スタッカートですね。白黒は音楽にもかけてるようなかけてないような。冷凍河童はちんぷんかんぷんです、解凍をファイル解凍とかけているのかと考えたけど河童要素が無くなるのでなさそう。想像上の動物、妖怪として関連はしていそうな。
タイトルのアングレイデイズは直訳すると「灰色でない日々」。他に失くした日々とも訳せるそうです、シャレオツ〜。
白と黒の混ざった「灰色」や相似を意味する「analogy」、偽りや嘘に関連した言葉、そして「掛替の有るもの」という歌詞と最後に色が着く演出から漠然と「自分」を見つけたい人間なのかな〜とか、多分間違っている。アノニマスファンフアレ、ヒウマノイドズヒウマニズムと匿名やレプリカといった自分のない世界で藻掻く曲が続いてるのでつい存在証明寄りの解釈をしてしまいます。
過去曲でいうとトウキョウダイバアフェイクショウのフレーズがでてきますね。映像もですが「錯覚で落ちていった」「愛を謳う」といった歌詞、曲の尺にも繋がりが見られます。(発砲音)は「救い出して僕を撃ってくれよ」に関連しているのでしょうか。
トウキョウダイバアフェイクショウで落ちていった後の主人公が今回の語り手という線もありそう、錯覚で落ちていった↔全て真赤赤な嘘だったんだはモロですね。「灰色」が白と黒の間の世界、生と死の狭間、飛び降りている最中とかだったらどうしよう。
ただツミキ曲は全体通して「音楽」「存在意義」「嘘」がテーマにある印象があるので他の曲も加味した方がよさそうな気も。
御手を拝借とか「クラップハンズなどいらないわ」を思い出しますしね。
具体的な考察はできない(全然分からない...)ので「音楽家の語り手」「失った日々(冒頭歌詞含)」「偽りの愛」あたりが重要ワードかなとだけ。長々と中身のない文失礼しました、曲はめちゃくちゃ良いので聞いてください。
追記
インスト聞きました、サビにめちゃくちゃ裏表ラバーズオマージュ&リスペクトなピアノメロ入ってきて最初の歌詞やっぱり意識しているのでは...?となっています。39秒は言わずもがなとして
三半規管:ローリンガール
終末観:ワールズエンド・ダンスホール
白黒の愛:裏表ラバーズ
の印象 幸福主義者もかなー。
他に灰色は厳密に言うと有彩色である、という説明と多様なカラーコードは自分がただの灰色ではないという証明なのかなとか。次の曲から有彩色全開になったらどうしよう。

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